2025年 SSEマジッククアドランドが発表されるが顔ぶれは変わらず
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2025年5月20日にアメリカ調査会社 ガートナー(Gartner)が SSE(Security Service Edge)マジック・クアドラント(Magic Quadrant for Security Service Edge)が発行されたことについての記事です。
Zscaler を始めとする SSE からのリプレースで、代替の SSE ソリューションを探されている皆さんにとっては、残念な結果かと思いますが、その場合は、SSE でなく、SASE を代替ソリューションで検討されることをおすすめします。
SSE市場の定義
ガートナーは、SSE を ユーザーの場所、使用しているデバイス、またはそのアプリケーションがホストされている場所に関係なく、Web、クラウドサービス、およびプライベートアプリケーションへのアクセスを保護する製品と定義しています。
SSE は、Web 上の悪意のある不適切なコンテンツからユーザーを保護し、エンドユーザーがアクセスする SaaS およびプライベートアプリケーションのセキュリティと可視性を強化します。
SSEの必須機能
主にクラウドで配信される管理とデータプレーン
復号化および保護機能を備えたID認識型フォワードプロキシ(SWG)
SaaSおよびプライベートアプリのデータのインライン保護(DLP)
API統合によるSaaSアプリのデータの帯域外保護(SaaS API機能)
SSEエージェントを使用するデバイスと、ローカルのSSEソフトウェアまたは設定がないデバイスの両方をサポートする適応型で詳細なアクセス制御
外部 ID プロバイダーとの統合
SSEの共有機能
プラットフォームの全機能をサポートする単一の統合コンソール
複数ネットワークおよびアプリケーションの宛先に一貫して制御が適用可能
全ての一般的エンドポイント(Windows、macOS、iOS、Androidなど)からのトラフィック管理とセキュリティ確保をサポート
セキュリティ情報およびイベント管理(SIEM)、拡張検出・応答(XDR)、SD-WAN、その他の隣接テクノロジーなどの主要な企業テクノロジーとの統合
顧客がアクセス可能で、一般的なタスクの自動化や他のセキュリティプラットフォームとの統合を可能にする、公開され文書化されたAPIサポート
SaaS アプリケーションのカタログの作成、管理、リスク評価
すべてのポートとプロトコルでのトラフィックの制御
リモートブラウザ分離(RBI)により、すべてのネットワーク宛先とチャネルのセキュリティを強化
SaaSセキュリティポスチャ管理により、SaaS構成の可視化と修復、SaaSプラグインアプリケーションの可視化
初期接続状態と接続中の状態変化に基づく、すべてのチャネルにわたる継続的な適応型アクセス制御
一般的なデータ分類プラットフォームからのラベルの読み取り、書き込み、操作
組み込みのユーザー・エンティティ行動分析(UEBA)により、異常でリスクのあるデバイスやユーザーの行動を自動検出し、対応する。
高度なデータ保護機能の適用
SSEマジッククアドランド

リーダーは、2023年、2024年と3年間同じ、Zscaler、Netskope、Palo Alto Networks の3社となっています。
チャレンジャーの Fortinet も3年連続で変わっていません。
ビジョナリーは、今回は選出なしです。2024年は、Skyhigh Security、Lookout の2社が選出されていました。
ちなみには、Lookoutについては、2025年度は、市場の顧客要件を満たしていないことからマジッククアドランドの対象外とされています。
ニッチプレーヤーは、Versa Networks、Skyhigh Security、Cloudflare、iboss、Broadcom の5社が選出されています。
ニッチプレイヤーは、限定的なセグメント(市場)に的を絞って焦点を合わせているか、逆に焦点を全く絞っておらず、他のベンダーと比較し、革新や成果を上げられていないという評価になります。
日本のお客様においては、ニッチプレイヤーのソリューションを選択されることは殆どないと思います。
また、Check Point Software Technologies、Cisco System、HPE(Aruba Networking)、Lookout、Microsoft の5社は、本マジッククアドランドの基準を満たせず、対象外となっています。
それでは、評価結果についてリーダーから順に記載します。
Zscaler(ゼットスケーラー)
Zscalerはリーダーに選出されています。Zscaler Internet Access(ZIA)とZscaler Private Access(ZPA)を含むZscaler Zero Trust Exchangeを提供しています。
Zscalerの事業は地理的に分散しており、顧客は非常に大企業である傾向があります。2024年以降、Zscalerは複数のコンソールを1つのコンソールに統合し、簡素化された価格設定モデルを開始しました。同社は、マイクロセグメンテーションのためにAirgap Networksを買収し、複数のセキュリティツールからの知見を集約して相関させるためにAvalorを買収することで、非SSE市場に事業を多様化しています。
Zscalerの強み
Zscalerは、この市場において強力なマーケティングプレゼンスを有しており、検討企業の候補リストに頻繁に掲載されているため、エンドユーザーの成長と継続的なサービス提供の能力が向上しています。
Zscalerは、新規顧客の購入を大幅に簡素化する新しい価格設定モデルを導入しました。
Zscalerは、市場とその方向性を深く理解しており、多くの機能を備えて早期に市場に投入した実績があります。
Zscalerの注意点
Zscalerは、通常、その機能においてSSE市場で最も高価なベンダーの1つであり、これはガートナーのクライアントにとって共通の懸念事項であり続けています。
Zscalerは、その機能をセキュリティ運用へと多様化しており、SSEへの注力が損なわれる可能性があります。
ガートナーのクライアントは、この市場の他のベンダーが一般的であるよりも、Zscalerの接続でパフォーマンスの問題を頻繁に観察しています。
Netskope(ネットスコープ)
Netskopeはリーダーです。Netskope One SSEは、 物理POPをサポートするベンダー独自のNewEdgeネットワーク上に構築されています。
Netskopeの事業は地理的に分散しており、顧客は、幅広い業界の非常に大規模な企業である傾向があります。過去12か月で、Netskopeは、2023年のKadiskaの買収と顧客イネーブルメント機能のAIサポートの拡張をより完全に統合することにより、DEM機能を拡張しました。
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