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急成長するSASE市場、日本国内で選ぶべきシングルベンダーSASEは?

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今回の記事は、2025年2月8日の SDxCentral に掲載された以下の記事を意訳したもので、意訳後に記事に関する考察を述べています。

SASE surge to smash short-term macroeconomic concerns
SASEの急成長が短期的なマクロ経済の懸念を打破 "


SASEの急成長が短期的なマクロ経済の懸念を打破

SASE(サッシー、Secure Access Service Edge)市場は、今後数年間でほぼ倍増し、短期的なマクロ経済の不確実性をものともせず、統合された管理しやすいネットワークおよびセキュリティサービスを求める企業の急増に乗って成長すると、Dell’Oro Groupの最新レポートで明らかになった。

この調査会社によると、SASE市場全体の収益は2029年までに170億ドル(約2兆6千億円)に達し、その間の年間平均成長率(CAGR)は12%に及ぶと予測されている。また、市場ではSD-WANとSSE(Secure Service Edge)機能を提供するベンダーが増加し、単一(シングル)ベンダーによるSASEプラットフォームが主流となり、SASE市場全体の90%を占めるとされる。

セキュリティがSASEの成長を牽引

Dell’Oro Groupのエンタープライズセキュリティおよびネットワーキング担当シニアディレクターであるマウリシオ・サンチェス(Mauricio Sanchez)氏は、インタビューの中で、SASEの成長の原動力はセキュリティ(SSE)であり、「ネットワーキングを伴いながら」推進されていると説明した。

「人々は、これらを過去のように別々に扱うのではなく、一体化することが、より安全なWANブランチネットワークを実現するために必要であると認識し始めています」とサンチェス氏は述べる。「ネットワーキングの重要性を軽視するつもりはありません。それもSASEへの移行を促す要因の一つです。しかし、より戦略的な目標として、セキュリティとネットワーキングを一体化させることで、より優れたセキュリティ成果と、それに伴うネットワーク改善が得られるという点が重要です。」

この傾向は、シングルベンダーによるSASEの導入を加速させ、市場の拡大とベンダーの収益増加を後押ししている。

「明確な点として、ベンダー各社は当然のことながら、ネットワーキングとセキュリティの両方を提供する方向にシフトしており、市場全体のシェアを獲得しようとしているのです」とサンチェス氏は付け加えた。

シングルベンダーSASEの急成長

シングルベンダーSASEの成長は、他の調査会社も予測している。

ガートナー(Gartner)は昨年、2027年までに新規SD-WANの65%がシングルベンダーSASEの一部として購入されると予測しており、これは2024年に見込まれていた20%から大幅に増加することを示している。また、ガートナーによると、シングルベンダーSASEに対する企業の関心は前年比で2倍以上に増加しており、すでに1万社以上が、シングルベンダーSASEソリューションを導入していると推定されている。

「シングルベンダーSASE市場はダイナミックかつ成熟化が進んでおり、クライアントの関心は急速に高まっています」とガートナーはシングルベンダーSASE マジック・クアドランドレポートで述べている。

さらに、ガートナーは複数のSASEベンダーが、シングルベンダーベンダーSASEを提供しているものの、「すべてのコンポーネントを統合し、単一の管理プレーンと統一データモデル、データレイクを備えた機能の幅と深さを提供できるベンダーは少数である」と指摘している。

ガートナーの調査では、シングルベンダーSASE市場には新規参入者が登場し、生成AI(GenAI)アシスタントが標準搭載され、PoP(Point Of Presence)戦略に基づく価格差が顕著になると予測されている。また、SASEベンダーは、管理されていないデバイスへの対応を拡張し、エンドポイントセキュリティ、データセキュリティポスチャ管理(DSPM)、マイクロセグメンテーション、ネットワークアクセス制御などの隣接市場にも進出するとみられる。

SASE市場の支配構造

新規参入者が増加すると予測される一方で、Dell’Oro Groupは2024年第3四半期の時点で、6社のSASEベンダーが市場の72%を支配していたと報告している。これらの6社にはZscaler、Cisco、Palo Alto Networks、Broadcom-VMware、Fortinet、Netskopeが含まれる。

サンチェス氏は、SASE市場の寡占状態について「市場の成熟度が増していることが要因」だと説明している。

SASE市場は新たな成熟フェーズに突入しました。企業が経済不確実性の中で信頼性の高い統合ソリューションを求める中、大手ベンダーが投資の大部分を獲得し、今後もリーダーシップとイノベーションを維持していく流れができています」とサンチェス氏は述べている。

ガートナーも同様に、大手企業が市場を支配していることを指摘しており、2024年半ばのSASEランキングでは、Palo Alto Networks、Cato Networks、Netskopeが「リーダー」クアドラントに分類され、Fortinet、Versa Networksが「チャレンジャー」、Ciscoが「ビジョナリー」として位置づけられている。

しかし、サンチェス氏は、市場には依然として革新的な新規参入者のチャンスがあるとも述べている。

「市場の戦いが完全に決着したとは言えません。小規模なプレイヤーが参入し、興味深いイノベーションを生み出す余地はまだ残っています。ZscalerやPalo Alto Networksが市場を永久に独占するというのは時期尚早でしょう。」

大企業向けの需要が引き続き市場の収益を牽引する一方で、小規模な企業向けの市場も成長の可能性があるとサンチェス氏は指摘する。

「小規模なベンダー、あるいは大手ベンダーであっても、中小企業市場への参入は大きな機会となります。この市場は依然として従来のシャーシベースのネットワークモデルを使用していますが、大企業のような予算やリソースを持ち合わせていません。そのため、適正な価格設定とシンプルな導入プロセスを提供することで、大きな成長が見込めるでしょう。」

以上が、SDxCentral の記事の意訳になります。
 
 


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