デジカメ互換バッテリーで後悔。安さに隠れた“膨張トラブル”の実体験
カメラを長く使っていると、誰もが一度は考える「純正バッテリー、高すぎない?」という問題。
私もそのひとりでした。
純正を2個、3個と買い足すと、1万円札がどんどん消えていく。
そこでAmazonで見つけたのが、格安の互換バッテリー。価格は純正の1/5ほど。
レビューも悪くなかったので、「保険代わりに」と気軽に買ってみたんです。
当時使っていたのは富士フイルムのカメラでしたが、これはあくまで“たまたま”の話。
この記事で伝えたいのは、「富士フイルムの互換バッテリーが悪い」ではなく、
どのメーカーのカメラでも、格安の互換バッテリーにはリスクがあるということです。
わたしがX-T20で体験した、互換バッテリーに関するヒヤリハットを以下に記したいと思います。
X-T20は小型・軽量なミラーレス一眼で、どこにでも手軽に持ち出せる点が魅力でした。
反面、小型カメラの宿命である「電池持ちの悪さ」という問題に、だんだん直面するようになりました。
そこで頼ったのが、何でもそろうAmazon。
純正バッテリーが7,000円ほどする中、その1/5程度の価格で販売されていた互換バッテリーが目に留まりました。
「本当に大丈夫なんだろうか」とレビューを読むと、「問題なく使えている」という声がほとんど。
保険代わりにと思い、購入を決めました。
最初のうちは特に問題もなく、普通に使えていました。
ただ、X-T20はカメラ本体で充電できるため、予備バッテリーとしてバッグに入れておく程度で、出番はそう多くありませんでした。
ところが、1年ほど経ったときのこと。
ふと思い出して取り出したその互換バッテリーを見た瞬間、違和感が走りました。
「……なんか、膨らんでない?」
手に取ると、明らかに変形している。
表面がわずかに盛り上がり、平らなテーブルに置くとカタカタと揺れました。
即座に気づきました。これは「リチウムイオン電池の膨張」だと。
リチウムイオン電池の膨張は、内部にガスがたまることで起こります。
そのまま放置すると、発熱・破裂・発火などの危険もあります。
さすがに怖くなり、すぐに金属製のケースに移して保管し、後日、近所のホームセンターの回収BOXへ持って行きました。
リチウムイオン電池の廃棄方法は自治体によって異なりますが、私の住む地域では行政での回収がなく、
自分で回収してくれる店舗に持ち込む必要がありました。
……処分にも手間がかかるものです。
「安物買いの銭失い」という言葉を、これほど身にしみたことはありません。
それ以来、私はバッテリーは純正一択にしています。
価格は確かに高いですが、信頼性と安全性を考えれば納得できます。
格安の互換バッテリーは、
個体差が大きい
電圧制御が不安定なものもある
経年で膨張・発熱するケースがある
といったリスクを抱えています。
これは富士フイルムに限らず、ソニー・キヤノン・ニコンなど、あらゆるメーカーに共通する話です。
「純正は高い」「互換で十分」──その気持ちは痛いほど分かります。
でも、バッテリーは単なる消耗品ではなく、カメラを動かす心臓部です。
私の場合、幸い事故にはなりませんでしたが、
もし撮影中に発熱や破裂が起きていたらと思うと、ゾッとします。
いまは「互換を否定」しているわけではありません。
信頼できるメーカー製の互換バッテリーも存在します。
ただ、安さだけで選ぶのは危険──それだけは強く伝えたいのです。
バッテリーは見た目以上にデリケートで、少し大げさに聞こえるかもしれませんが、
「命を預ける部品」と言っても過言ではありません。
メディアでも、リチウムイオン電池の発火事故のニュースを見ない日はないほどです。
📸 結論:安い互換バッテリーはリスクも安い。信頼は“純正価格”で買うもの。
以下は、富士フイルムのカメラの純正バッテリー。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
