おくりもの
おかあさんたちは
みんなひとつの、てんごくをもっています
どのおかあさんも
どのおかあさんももっています
それはやさしいせなかです
どのおかあさんのせなかでも
あかちゃんがねむったことがありました
せなかはあっちこっちにゆれました
こどもたちは
おかあさんのせなかを
ほんとのてんごくだとおもっていました
おかあさんたちは
みんなひとつのてんごくをもっています
長野ヒデ子先生が、『てんごく』を絵本化されています。
母が保育士をしていて、
年長さんを担当していた時、
1人のマイペースな女の子がいたそうで。
のんびりマイペースで、
集団で動く時も、みんなと同じペースで動くことは少なく、
1人で過ごすことが多い、
そんな女の子。
ある日、
年長さん達が保育園の園庭に出て、
黄色く咲いた、たくさんのお花がポッドに入ってたそうで。
子ども達は、1人ひとつお花を持ち帰っていいと、
そんな企画があり、子ども達は大喜び!
園長先生は、
お家に帰ってママやパパにプレゼントしてあげたら喜ぶかもしれませんね、と。
子ども達、大喜びで、やった~!
「お家でママにあげる」
「ママにプレゼントするの」
みんな「ママにあげる」とおおはしゃぎしてたそうです。
しかし、
いつものんびりマイペースな女の子は、
そんな時も、
お花を受け取るのもゆっくり、
みんなが荷物のとこへ、ロッカーへ、お花を置きにいって、
ワイワイしてても、1人でポツンとしてた。
そして、ようやく、お花を手にとって、
その女の子が、私の母の元へお花を持ってきたそうです。
「これ、先生のママにあげて」と。
そう言って、
女の子は、母へお花をくれたそうです。
みんな、昔は子どもで、
みんな、お母さんがいる。
親代わりの人がいる。
この女の子の話を聞いて、、
心が浄化されたような気持ちになりました。
