見出し画像

商標法 商標バレって???

1.商標バレとは

一部で使われている「商標バレ」という言葉があります。

 「商標バレ」というのは、アニメやゲームのタイトル等が、出願された商標の公開(公開商標公報)等により、アニメやゲーム等のリリース・発売時期よりも先に公開されてしまうことです。

 アニメやゲームのタイトル、登場人物の名前、アイテムの名称等は、アニメやゲーム等のリリース・発売時期よりも先に商標登録出願しておくことが一般的です。

 これは、商標権の取得は、原則として早い者勝ちなので、他人に商標権を取られないように、早めに商標登録出願をするからです。アニメやゲームのリリース直前に商標登録出願すれば、商標バレは防止できますが、他人に商標権を取られてしまう可能性は上がります。このため、現状では、早めに商標登録出願をするという流れになっています。この結果、商標バレという事態が起きています。

 この商標バレという事態は、アニメやゲームをリリースする側(例えばゲーム会社)が原因で起きているわけですから、悪いのはゲーム会社等とも言えます。

 しかし、現状では、自社の商標登録出願により、自社の事業を妨害している、という事態にもなっています。

 将来的には、一定の期間、商標登録出願の公開や商標権の公示を行わないという制度ができるかもしれません。勿論、その一定の期間の間における権利関係の調整は必要と思われますが。

●参考情報

2.商標バレの具体例

2.1.仮面ライダーギーツ

東映さんから商標「仮面ライダーギーツ」に係る商標登録出願がなされているようです。出願番号は、商願2022-58078〜2022-58099のようです。

 念のため特許庁で確認しましたが、商願2022-58078で商標「仮面ライダーギーツ」が出願されていました。

 商標登録出願の公開により、次期作品名が明らかになってきます。見方を変えれば、一種の予告編とも言えます。

 放映開始までに視聴者の期待感が高まっていると良いですね。

●特許庁での情報
 ・商願2022-58078

2.2.商標バレ(出願人の実名?)

 占い師の名前(芸名?)と同じ文字構成を有する商標「天寧セイラ」が、出願されたようです。

 商願2022-28425号 商標「天寧セイラ」

出願人は「妹尾 三知代」さんです。

占い師「天寧セイラ」さんの実名が、「妹尾 三知代」なのかもしれません。

 現在でも、権利内容を秘密にする秘密意匠制度があります。しかし、出願人・権利者を秘密にする制度は有りません(2022年04月17日の段階では)。

 一番多そうなケースは、自分が経営する会社名義での出願と思いますが、今後もこの種の実名バレは続くかもしれません。

●過去記事・参考記事
商標法 商標バレ
商標法 商標バレの例 仮面ライダーギーツ
商標法 商標バレ(出願人の実名)

#弁理士 #弁理士試験 #弁理士試験の受験勉強 #知財 #知財法 #商標法
#商標バレ #実名バレ #商標登録出願による実名バレ
#仮面ライダー #仮面ライダーギーツ
#毎日note #コラム #毎日更新 #note #毎日投稿 #note毎日更新 #毎日 #最近の学び #毎日更新倶楽部 #考察コラム #クリエイティブ #士業


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集