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「お金使ってよかったー」

お世話になりました

先日(といっても、2か月前ですが)、noter仲間のペペシさんに私の勤務校へ来ていただき、授業をしていただきました。

お題目は「豊かなお金の使い方」

お金はただの道具。使い方次第で、良くも悪くもなる。

ペペシさんの力強い言葉に、子どもたちも釘付けです。とても身になる授業でした。ペペシさんに来て欲しいよという方はぜひ連絡してみてください。最近忙しくなり受けてくださるかはわかりませんが、多分喜びます笑

また、私自身、小学校教員として長く勤めていますが、お金のトラブルは少なくありません。肌感覚としても小学生にお金の使い方の授業は必須なのではないかと思っているところです。過去にはこんな記事も書きました。

ところで、みなさんは題名のように「お金使ってよかったー」と、最近思ったことはありますでしょうか。

家?車?旅行?

告白します。正直私は記憶にありません笑

ちなみに、題名の言葉は私の息子のセリフです。何にお金を使ったと思いますか?

答えは絶賛盛り上がり中のWBC。前回大会に熱狂にまんまと乗っかった息子はそれ以降野球が好きになりました。しかし今回、なんとテレビではWBCが見られない。衝撃です。ビジネスの香りが充満して嫌なんですけどね。

しかしそこで、息子。ネットフリックスを契約したいと言ったのです。調べると今だけ500円。お小遣い帳に記入し、500円を支払い契約して早速没頭。

大盛り上がりの昨日の日韓戦

大谷、鈴木、吉田の3連発。種市の連続三振。周東のスーパープレー。家族みんなでハイタッチやため息を共有しながら盛り上がる。

一番の盛り上がりは、8回表。前の回に3点を取り、勝ち越しに成功。ここをさっと打ち取れると、リズムもよく勝利が確実かなぁーと思いながら見ていました。

しかし、松本投手がヒットを打たれ、1点返されます。それでもまだ2アウト1,2塁のピンチ。次の打者もストレートのフォアボールで満塁に。なんと前の回の日本と全く同じ状況。心臓バクバク。

息子と「交代した方がいいんじゃないか」と話しながらも、松本投手が続投。逆転もありえるピンチにバッターは、あの大谷選手のチームメイトで前の打席にホームランを打っているキム・ヘソン選手。もうこれ以上やばい状況があるんだろうかという場面。

2-2からの5球目。アウトコース低めにズバンといいボールが決まり、審判の三振のポーズが出た瞬間。

「っしゃーーーーーーーーーー」

この興奮はやはりLIVEならではです。その興奮のまま、息子が一言。

「お金使ってよかったー」

最高の瞬間でした。


我が家のお金教育の今

お小遣い事情を伝えると、息子は小学4年生。1か月1000円がお小遣いです。ただ衝動的にお金を使うことを制限するため、条件をいくつか作っています。

1.1か月に買える種類は3種類。
まず、月初めに3種類買いたい候補のものを3種類、お小遣い帳に書いてもらいます。その1か月は3種類にしか使うことができません。

2.1か月に使える機会は5回まで。
使える機会も5回に制限しています。同じものをちょこちょこと買わせない戦略です。

3.前の月に残ったものは、次の月に繰り越しできる
欲しいものを貯める感覚を身に付けたり、お金をもっている安心感を味わわせさせる目的です。

そんな感じで1年くらい過ごしていますが、これまで息子は、かばやきさんという一つ15円のお菓子にしか、ほぼ使ってきませんでした。

オンライン対戦がしたいからという理由で、ニンテンドースイッチオンライン(月300円)に入ったり、にゃんこ大戦争のスイッチ版(1000円)が欲しいと言って買ったりしましたが、それぞれ高額なわりにはすぐに飽きちゃっていたんですね。

一瞬欲しいと思っても結局飽きる。そんなことを教えられるのではなく、身をもって何度も体感したからこそ、自分にとって良いお金の使い方と良くない使い方を感じ取ったことでしょう。

だから最近はかばやきさんを買うのみになっていったのです。だからお金はもう3000円を超えるほどに。前はもらったらすぐに使っていたのに変わってきました。

だからこそ、感じた「お金を使ってよかったー」という感情。それは裏を返せば、お金を使ってもよくなかった経験が何度もあるからこそ、感じられるものではないかと思います。


正解ではなく、励まし

最近の子は打たれ弱い。

よく聞くセリフです。60歳以上の方からすると、私も相当打たれ弱いでしょう。が、そんな私から見ても今の子は(息子も含めて)打たれ弱いなと思いますし、十何年も教員をしていると若い時に担任した子と今担任している子を比べてもそう思います。

打たれ弱いことが絶対的にダメなことかと言われると難しいですが、ある程度の成果を出そうと思ったときには打たれ強い方がいいように感じます。

私はこの原因の一つとして、コスパがあると思います。

私が子どものころ、土曜日も授業がありました。そのうち隔週の土曜日が休みになり、その後は完全に土曜日になりました。それに伴い、授業時数がどんどん削ることになりますが、学力を下げないために内容も授業時数ほどは削られません。

必然的に、今までよりも短時間で今までとほぼ同じ授業量をしなければならなくなります。余白の時間は削られ、十分な試行錯誤をする時間はとれず、学力調査に関係のない内容は削られます。タイパのよい授業、行事を追求せざるを得ません。

結果として、失敗を味わわせる時間はなく、初めから正解や最短ルートを提示し、それに子どもは従うので、失敗なくいろいろと学ぶことになります。子どもはすぐにできることが多くなり、すぐにできないことが少なくなります。

そりゃあ、失敗への耐性は下がり、打たれ弱くもなりますよね。私が弱いのも仕方がない笑

ではどうするか。文句を言うだけなら何をしないよりもひどいと思います。

今述べた流れで増えているものを活用するしかありません。そう、家庭の時間です。学校の時間が減り、家庭の時間が増えた。であれば、増えた家庭の時間で十分に失敗を味わわせることができるはずです。

悪いお金の使い方を積み重ねると、よいお金の価値が分かってきます。悪い時間の使い方を積み重ねると、よい時間の価値が分かってきます。言われただけでは、実感は伴いません。実感を伴って理解したとき、その人の価値観として本当の意味で学びとなります。

さらに、悪い経験をしていると、よい経験をしたときの喜びも大きいです。

コールド勝ちをした、WBCの日本対台湾戦。大谷選手の満塁ホームランもあり素晴らしい勝利ですが、ドキドキは少なかったのではないでしょうか。だって打たれる場面も負けるかもと思う時間もなかったですから。

打てない!のに、こっちは打たれる!。やばい!負けるかも!という時間があったからこそ、勝ったときの感動があります。

全然乗れない!と思っていた時間が長ければ長いほど、自転車に乗れたときは感動が大きいはずです。

算数が苦手だなと思う経験が多ければ多いほど、算数100点取れたときの喜びも大きいはずです。

とはいえ、まだまだ精神が未熟な子どもたち。上手くいかないことを続けられません。となれば、親は何をすればよいか。

温かく見守り、励まし続ける。

その繰り返しで、子どもは愛情を感じ、本当の意味で優しい子に育つと思います。

今朝、打たれ弱い息子にイライラしてしまった自分へ、自戒をこめて

最後までお読みいただきありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。素敵な一日をお過ごしください。

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