マスターデュエルに遊星ストラク到来! 『パワー・オブ・フェローズ』を振り返ろう 前半【シンクロン雑記:第2回】
振り返ろう。『パワー・オブ・フェローズ』
2月5日で「遊戯王 マスターデュエル」は4周年!だよね?
2月2日のゲーム内告知にてなんと新パック「ストライク・オブ・ジャスティス」が4周年に合わせて登場する事が予告されました。
追加日:2/5(木)
新たな姿へと進化した「ジャンク・ウォリアー・エクストリーム」が登場!
「ヴァレット」などの追加カードや、新勢力「K9」にも注目!
♢ピックアップカード♢
UR:ジャンク・ウォリアー・エクストリーム ←
UR:ヴァレルシュラウド・ドラゴン
UR:K9-EX “Werewolf”
UR:VS ホーリー・スー
UR:Live☆Twin リィラ・スウィート
そうそうたる顔ぶれの中に、まさかの青いアイツの姿が。
なんと去年の9月に発売されたばかりの新規ストラク「パワー・オブ・フェローズ」の収録カード「ジャンク・ウォリアー・エクストリーム」がもうマスターデュエルの方に実装されることが決定しました。
まあ、ぶっちゃけ多くのユーザーの注目は「VS」と「K9」の方に向いているので、大多数のユーザーから「ジャンク・ウォリアー・エクストリーム」が当パックのハズレUR枠に認定されるのは火を見るよりも明らかなのですが、ともかくシンクロン関連のカードが実装されるのはファンにとって喜ばしいことです。
おそらく他の「パワー・オブ・フェローズ」の収録カードも当パックに実装する運びだと思います。ぶっちゃけ出し渋るカードないし
というわけで、せっかくですし2月5日に実装されるだろう「パワー・オブ・フェローズ」産の収録カードを改めて振り返ってみましょう。
あまり現在の「シンクロン」に詳しくないという方も参考にご一読あれ。
〇「パワー・オブ・フェローズ」収録カードの一覧
以下、ストラクチャーデッキ(以下ストラク)「パワー・オブ・フェローズ」に収録された新規カードたち。
SD48-JPP01 フルスピード・ウォリアー
SD48-JPP02 アンカーボルト・ヘッジホッグ
SD48-JPP03 クロスロードランナー
SD48-JPP04 スクラップ・シンクロン
SD48-JPP05 シンクロ・フェローズ
SD48-JPP06 シンクロ・ワンウェイ
SD48-JPP07 ジャンク・ウォリアー・エクストリーム
SD48-JPP08 スクラップ・ウォリアー
まあ、ちょっと遊戯王OCGの大会シーンに詳しい方が見てもらったらわかるんですが、発売当時どれも大会環境に上がれなかったカードの集まりです。
満を持して収録された新規カードたちですが当時の「シンクロン」デッキを大会環境に押し上げるにはどれも役者不足。
発売後すぐにストラクそのものが値崩れを起こすレベルで怒りと顰蹙を買った代物で、デッキそのものが遊戯王シリーズの人気主人公「不動遊星」をモチーフにしていたのもあって当時のネットは割と大荒れ。
デッキの超強化を渇望していたシンクロンユーザーたちの期待はKONAMIの引き起こしたゼロ・リバースによって引き裂かれ、やがて値崩れしたストラクはサテライト(ワゴンセール)へ漂流するのであった……。わりと原作再現か?
現在はパック産の後発カードの登場によりだいぶマシ……というか「ストラクはなんだったんだ」というレベルで強化されたので今は炎上は鎮火傾向にあります。
それにそもそもの話、「全部が全部弱いカード」というわけでもないんですよ。
現行のシンクロンデッキでも採用されるほど優秀なカードもありますし、逆も然り。
筆者"むむむ"が考えるのストラク産カードの個人的なティア表がこちら。
※上下差あり
Aランク
・スクラップ・ウォリアー
・シンクロ・フェローズ
・ジャンク・ウォリアー・エクストリーム
B+
・フルスピード・ウォリアー
・スクラップ・シンクロン
B-
・クロスロードランナー
C
・アンカーボルト・ヘッジホッグ
E
・シンクロ・ワンウェイ
順位づけの理由は次の項目から。
まずはAランクから見ていきましょう。
〇スクラップ・ウォリアー
シンクロ・効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1700/守 100
「スクラップ・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚した場合に発動できる。
「ジャンク・シンクロン」1体または「ジャンク・ウォリアー」のカード名が記されたカード1枚をデッキから選び、
手札に加えるか墓地へ送る。
(2):「スクラップ・ウォリアー」以外の自分フィールドの以下のモンスターが発動した効果は無効化されない。
●「ジャンク・ウォリアー」のカード名が記されたモンスター
●元々のカード名に「ウォリアー」を含むSモンスター
<概要>
・カード展開の中継点を担うシンクロモンスター。
<長所>
・サーチ効果の優秀さ
・素材の関係上、実質的な破壊耐性を持っている。
・関連カードへの耐性付与
<短所>
・チューナー側への素材指定
・「バスターソニック・ウォリアー」「ジャンク・シグナル」が実装されないと多少バリューが落ちる。
<解説>
レアリティ予想:SR。URもあり得るか?
「シンクロ・フェローズよりも評価高いの?」と思われた方もいらっしゃると思うのですが、それに関しては「シンクロ・フェローズ」の項目で後述。
個人的にはストラク産のカードでは一番ポテンシャルのあるカードだと思っています。
特筆すべきはやはり長所に挙げた"サーチ効果の優秀さ"ですね。
後発のパック産のカードになるのですが「ジャンク・シグナル」が登場したおかげでサーチ効果を通して取れる戦術の択が広くなり、状況に応じて展開札、貫通札を呼び込めるようになりました。
相手目線で考えた場合、
・効果を無効にしないと展開札をサーチされ盤面が悪化する可能性がある。
・効果を無効にしないと「ジャンク・シグナル」をサーチされ、後続のカードに効果無効系のカードを当てずらくなる可能性がある。
となるため効果無効系のカードの吸引力が高く、所謂"本命を通すための囮"としても活用できます。
また、カードテキストに記述されている
(2):「スクラップ・ウォリアー」以外の自分フィールドの以下のモンスターが発動した効果は無効化されない。
●「ジャンク・ウォリアー」のカード名が記されたモンスター
●元々のカード名に「ウォリアー」を含むSモンスター
の効果なのですが、実は「ジャンク・シンクロン」の蘇生効果で無効化されているモンスターもこの影響範囲内になります。
「スクラップ・ウォリアー」が場に存在する状況で「ジャンク・シンクロン」で「フルスピード・ウォリアー」を蘇生した場合、本来無効化される「フルスピード・ウォリアー」の特殊召喚時効果を通すことが出来るわけですね。
こういった特殊な立ち回りが出来るようになるのもこのカードの特徴になります。
一方でこのカードの利点が“「ジャンク・ウォリアー」関連カードのサーチ”、“関連カードへの耐性付与”に比重が寄っているため、その時点で実装されているカードプールによってバリューがだいぶ左右されます。
おそらく2月5日に実装されるマスターデュエルの新パックには「ジャンク・シグナル」が収録されません。
そうなると(1)のサーチ効果の価値は少し……というかだいぶ落ちます。対応力がガクッと落ちますからね。
しかし今後のカードプールの増加によって価値の上昇が見込めるカードなのも事実。
もし今後、優秀なS「ウォリアー」モンスターが増えれば(2)の効果で更にその価値を上げることになるでしょう。
〇シンクロ・フェローズ
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから以下のモンスターを1体ずつ手札に加える。
その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。
●「ジャンク・シンクロン」
●「ジャンク・ウォリアー」「スターダスト・ドラゴン」のいずれかのカード名が記されたモンスター
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドのSモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルを1つ下げる。
さらにこのターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、
自分のメインフェイズに「シンクロン」モンスター1体を召喚できる。
<概要>
新規に登場したサーチ魔法。
墓地効果により展開補助も兼ねている。
<長所>
・事実上の1枚初動。
・召喚権の追加、モンスターのレベル操作。
・このカード自体がテキストに「ジャンク・ウォリアー」「スターダスト・ドラゴン」の名前を持っていること。
・イラストがエモい。
<短所>
・「ジャンク・シンクロン」がデッキに存在しない場合は発動不可。
・使用感は意外とクセがある。
<解説>
レアリティ予想:UR
一見、デッキにフル投入確定の万能サーチカードに見えるこのカード。
でも実は意外と使用感にクセのあるカードで、ぶっちゃけストラクまでのカードしか実装されないなら1枚あれば充分なカードだと思います。
というのも様々な理由があって、
・サーチがしやすいため手札に呼び込みやすい。
・このカードを初動にした展開方法が(ストラク産時点までは)手札誘発に弱い。展開プランとして脆い。
・“このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない”ためダブりで引いた場合片方は貫通札になりにくい。
といった事情があるため、別にフル投入しなくても充分運用できるカードになっています。
また、サーチ範囲も特殊で、
●「ジャンク・シンクロン」
●「ジャンク・ウォリアー」「スターダスト・ドラゴン」のいずれかのカード名が記されたモンスター
のどちらもデッキに存在しない場合はこのカードの発動自体が出来ません。
「デッキに残っている片方だけを手札に加えて……」みたいな事は不可能な仕様です。
この性質がひじょ~~~~~に足を引っ張っていて、素引き対策を考慮するとデッキ内に単体初動にならない「ジャンク・シンクロン」を2枚以上採用する必要があります。
(2)の効果も難アリです。
追加召喚権を得るにはシンクロモンスターの着地に成功する必要があり、シンクロモンスターのレベルを下げる処理に成功する必要があります。
実戦だとシンクロモンスターの着地狩り、あるいは妨害を受けた結果シンクロモンスターそのものを出すリソースが残っていないケースはままあり、手札に抱えた「ジャンク・シンクロン」と共に墓地効果を腐らせる事も珍しくありません。
ストラク産までのカードプールだと“初動札”というよりは“中継札”という方が実態は近いのかなと思います。
「フルスピード・ウォリアー」や「スターダスト・シンクロン」、「スクラップ・ウォリアー」で展開の途中に引っ張ってきて活用するケースが多いですね。
仮に「ドロール&ロックバード」でサーチを封じられている状況でも「スクラップ・ウォリアー」でデッキから直接墓地に送ることで(2)の効果を活用できる利点も。
優秀なカードである反面、クセの強さも見受けられるので個人的ティア表では「スクラップ・ウォリアー」の下に置きました。
〇ジャンク・ウォリアー・エクストリーム
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2900/守2300
「ジャンク・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚した場合に発動できる。
自分の墓地からレベル2以下のモンスターを可能な限り特殊召喚し、
このターン、そのモンスターの効果は発動できない。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は1回しか特殊召喚できない。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、
このカードを除外して発動できる。
EXデッキから「ジャンク」Sモンスター1体をS召喚扱いで特殊召喚する。
<概要>
「ジャンク・ウォリアー」の進化体。
後攻ワンキルも先攻ワンキルも狙いやすくなった。
<長所>
・かっこいい
・「ジャンク」Sモンスターの最大打点を持つ。
・(1)の効果により大量展開可能
・かっこいい
<短所>
・このカード自身に制圧能力はない。
・(1)の効果にクセあり。
<解説>
レアリティ予想:UR
おそらく今回のストラクで一番評価が割れているカード。
(1)の“この効果の発動後、ターン終了時まで自分は1回しか特殊召喚できない”の仕様上、純粋な展開札としては扱いずらく、素直に使用した場合大体は(1)と(2)の効果を活用して“後攻ワンキル”を狙う事になるかと思われます。
というか、たぶん公式もそういう設定でテキストを刷っています。
しかし実はこのカード、“名前”と“ステータス”が恵まれており、
・『ジャンク』名称かつ『ウォリアー』名称である。
・元々の攻撃力が2900であること。
・上記二つの点により「カタパルト・ウォリアー」の射出対象として最適なこと。
という特徴を獲得したため、なんと「カタパルト・ウォリアー」でこいつを複数回射出して“先攻ワンキル”することが可能に。
しかも1枚初動で。後発のパック産カードが来れば万能無効を立てながらやれるおまけつき。とうとうシンクロンも先攻ワンキル出来る時代になったか……。
「先攻ワンキルに寄せるなら相当構築歪める必要があるでしょ?」と突っ込まれそうですが、意外にメインデッキへの負担はないです。
必要なのはエクストラデッキをこじ開ける努力で、「ジャンク・ウォリアー・エクストリーム」と「カタパルト・ウォリアー」を1~2セット積めば先攻ワンキルギミックを搭載完了。それが一番つらいんだけどね筆者の場合は先攻ワンキルとハンデス制圧ギミックを両立した構築にしてたり。
今回の記事ではさすがに展開ルートは割愛します。
すでに今の時点で6000文字近い文章量なので。
詳細についてはまた別の記事で書きます。
また、見落としがちな特徴として(2)の効果は「ジャンク・ウォリアー」に限らず「ジャンク」Sモンスターならなんでも出せます。
あまり活用機会はないと思いますがこの性質を利用して「バトルフェイズ中にジャンク・スピーダーを出し、メインフェイズにしか発動できない手札誘発や妨害をジャンク・スピーダーへ打たれるのをかわす」という豆知識的な使い方が出来たり。
なんなら2体目の「ジャンク・ウォリアー・エクストリーム」を出して連続攻撃なんかも狙えます。
(1)の誓約やこのカード自身は妨害効果を持たないことからどうしても採用を敬遠されがちなカードですが、例にあげた先攻ワンキルや単純に(1)の大量展開から後攻ワンキルを狙いやすい事から色んな意味で“フィニッシャー”としての適性が強いモンスターと言えます。
とはいえ使用感にクセがある、制圧能力を持たない事から汎用性が一歩落ちる事を考慮するとAランクの一番下かな、といったところ。
