「釣り人は、海の真ん中で糸を垂れて魚を待つ」宇多田ヒカルX ユヴァル・ノア・ハラリ対談
「インスピレーションって、創造性って?どこからくるの?」
そんな問いに対して、ヒカルさんが語った比喩がとても印象的でした。
「釣り人が、海の真ん中で糸を垂れて魚を待つ感じ」
インスピレーションとは、思考から何かを無理にひねり出すのではなく、ただ静かに待ち、向こうからやってくるものを受け取るという感覚
思考の期待を外しているときに(釣り上げられた魚🐟 ? 笑)は、まるで宇宙の真理のようなもので、その🐟という象徴の何かは、人類すべてが深く普遍的に共感できるもの。芸術や小説であったり、あるいは 誰かの生き様であったり。
ヒカルさんは「Nirvana(ニルヴァーナ)っていうアーティストがいて…」と、話を続けます。
ちなみにこのバンドの代表作『ネヴァーマインド』には、ある“実験”が仕掛けられています。
曲が終わったあと、リスナーに「曲が終わった」と錯覚させるほどの長い無音のあと、聴くという動 が外れたその瞬間に、突然 曲が始まる。
つまりこういうこと。
この仕掛けは、思考による期待や判断を手放し、「ゼロの状態で、ただ聴く」という感覚にリスナーを導くもの。
期待や思考のないゼロの状態は、まさに、インスピレーションとつながる瞬間に近いものだから。研ぎ澄まされたポカ〜ンとした状態 🤣
人生もまた、同じで・・・。
思考や感情というノイズが日々流れているけれど、
その背後に流れる静けさ、「ただ在る」という感覚に気づき、生きること。
ゆだねて、生かされること。
静けさからインスピレーションが湧いてくるというのが、、ヒカルさんとハラリさん、二人に共通していることです。
ちなみに、ハラリさんは、
頭で理解していることと心で受け入れられることの間に「脳と胃(* 腑落ちする場所)の隔たり」があることを指摘し、真の理解にはこの隔たりを乗り越える必要があることを示唆しています。
決して難しいことではなく、
ただ、
自分のgut feeling (腑落ち) が、身体の感覚とピタッっと一致して「気持ち良い!」と感じるられること 🩷
ちなみに、ハラリさんは、毎日、2時間くらいの長時間の瞑想する人だったりします。
インスピレーションやアイデアは、ただ頭で考えて生まれるものではなく、
まるで宇宙が私たちを特定の方向へと押し出すかのように、必然のタイミングで顕れる。
「ひらめいた」と感じるその瞬間こそ、
宇宙や意識という大いなる創造者が、私たちという“観客”とともに、創造のプロセスを共有しているサインなのかもしれません。
つまり、主役は「宇宙」や「意識」
私たち人間は、その静けさから降ってくる サインを受け取り、
この3次元というこちら側の舞台で、表現し、かたちにし、共に創造していく存在。
インスピレーションとは、宇宙と人間が共鳴し合う、その接点みたいなもの。
だから、インスピレーションって、特別な誰かではなく、みんな受け取れるものなんです。
ハラリさんのように瞑想もいいし、SNSの、デジタルデトックスも効果的🤭
ユヴァル・ノア・ハラリ
『NEXUS 情報の人類史』『サピエンス全史』『ホモ・デウス』『21 Lessons』など、数々の国際的ベストセラーを執筆してきた歴史学者
