日本一周47ヵ所目【沖縄県④(石垣島)】
滞在期間:2025年8月5日〜8月18日
・訪問地(訪問順)

石垣島
長かった日本一周の旅最後の地である沖縄県ですが、その中でも最後に滞在する場所となったのが、ここ「石垣島」です。
人が住む日本最南端の島々「八重山諸島」の中核となるこの島は、マリンアクティビティやグルメ、音楽など、魅力が数多く揃った素晴らしい場所です。

これまでに1度だけ来たことがあり、その際はレンタカーを借りて、トータル4周ほど島を巡ってきました。
今回はその時に感じた「次回は絶対にバイクで回りたい」という気持ちを反映させ、自転車や原付バイクで島の風を感じながら巡ることとしました。
日本一周旅の最後の地を思う存分満喫していきます。

【美崎御嶽(ミシャシオン)】

石垣市の中心部にある御嶽(オン)。
島の人々が昔から航海の安全や豊穣を祈ってきた、とても大切な場所です。
歴史を調べると、琉球王府に立ち向かった「オヤケアカハチの乱」にも関係があるそうで、ただの祈りの場ではなく、島の歴史そのものを見守ってきた場所なのだなと実感しました。

繁華街のすぐ近くなのに、ここだけは静かで空気がピンと張りつめている感じが不思議でなりません。
石垣島での旅を始める前に、まずはここで手を合わせ、挨拶をさせていただきました。
【石垣市立八重山博物館】


八重山の歴史や文化、自然をぎゅっと凝縮して学べる博物館。
離島において博物館はとても貴重なので、じっくりと見学させてもらうことにしました。


中に入ると民具や工芸品、古文書、動植物の標本などがずらっと並んでいて、見ていて全然飽きません。
しかも入館無料という嬉しすぎるポイント!


旅の前に寄ると、その後の観光がもっと楽しくなると思います。
「ただの展示」と思いきや、昔の生活の息遣いをリアルに感じられて、すごく面白かったです。
【具志堅用高記念館】


石垣出身の伝説的なボクサー、具志堅用高さんを讃える記念館。
「カンムリワシ」の異名を持ち、13回連続防衛という日本記録は今も破られていません!


建物は1階と2階があり、特に2階には数多くのトロフィーや当時のポスター、新聞記事などが展示されており、改めて彼の偉大な功績や人々の関心の高さを伺うことができます。
ちなみに試合映像なども流れており、ファンじゃなくても手に汗握って食い入るように見てしまい、最後には感動すること間違いなし!


テレビではお茶目で明るい姿しか知らなかったけど、ここでは本当に偉大な王者だったんだと実感します。
しかも、結婚式の祝電に田中角栄元首相からのものまで展示されていて、その存在の大きさを改めて知りました。


【八重山平和祈念館】

ここでは、戦争とマラリアの悲劇について学ぶことができます。
第二次世界大戦の時、島の人口の約4割がマラリアに罹患したという衝撃の事実…。


奇しくもこの日は終戦記念日。
展示を見ているときに終戦記念日の時報が流れてきて、この展示フロアで黙祷を捧げることとなりました。

偶然かと思いましたが、沖縄各地を巡っている今の私の状況からすると、何か必然のような気もしてきます。
平和の尊さ、命の重み。旅をしていると楽しいことばかりに目がいくけど、こういう場所で一度立ち止まることも大切だなと思います。
【津波大石(ツナミウフイシ)】

1771年の「明和の大津波」で打ち上げられたとされていた巨大岩。
後の研究でさらに古い時代のものだと分かったそうですが、それでも迫力はとてつもないものでした!

ただの岩といえばそれまでなんですが、実際に目の前に立つと自然の力の凄まじさを体感します。
人間がどんなに文明を進めても、自然には逆らえないんだなとしみじみ感じさせられます。

【オヤケアカハチの像】

16世紀に琉球王府に立ち向かった島の英雄を偲ぶ碑。
「乱を起こした人」でもありますが、「琉球支配から抗おうとした人」でもあり、その根底には島の安寧を憂いて蜂起したのかもしれませんね。

圧倒的な戦力差の中で戦った姿は、今の時代から見ても胸を打つものがあります。
小さな島からでも歴史を変えようと立ち上がった人物の存在に、強いエネルギーを感じました。
ちなみに毎年オヤケアカハチを題材にした演劇が行われているそうです。
【大浜海岸】

碑や津波大石のすぐ近くにあるビーチ。
遠浅で夕日がきれいに見える、地元の人たちに愛されている海岸です。

観光客で賑わう有名ビーチとは違って、どこか落ち着いた雰囲気。
砂浜ではなく、珊瑚や岩でできた海岸であり、主に腰を下ろしてゆっくりと宮良湾を眺める場所に最適です。
ちなみにこの後、この場所は私にとって非常に身近な存在になるのでした…。
【石垣島鍾乳洞】


石垣島を代表する観光スポットといえば、この鍾乳洞です。
約20万年もの時間をかけて形成された全長3.2kmの大鍾乳洞。


そのうち660mが一般公開されており、幻想的なライトアップに照らされた内部はまるで別世界のようです。
夏でもひんやりと涼しく、自然の造形美に囲まれると日常の喧騒を忘れてしまいます。


市街地からのアクセスが良いこともあり、この日も多くの観光客で賑わっていました。
以前にも訪れたことがありますが、何度見ても不思議と心を打たれます。


鉱物は「生きている」と言われるように、今も成長を続ける有機的なフォルムには圧倒されます。
鍾乳洞は毎回とても不思議な気持ちにさせてくれるので大好きです!
【石垣宝来宝来神社】

次に訪れたのは、ちょっとユニークな神社「石垣宝来宝来神社」。
金運や開運祈願で有名で、観光客だけでなく地元の方にも親しまれているパワースポットです。

鳥居をくぐると、なんだか安心感が湧いてくるのはやはり日本人だからでしょうか(笑)
この日は地域の方々が境内を掃除していて、清らかな雰囲気の中で参拝をすることができました。


看板には「宝くじが当たっても身を滅ぼさないように」といった内容の看板があり、ご利益があった人への注意書きがリアルだったのが印象的でした。
【唐人墓】

石垣島の歴史を語るうえで欠かせない場所が、この唐人墓です。
島内で亡くなった中国人を慰霊するために建てられた墓で、鮮やかな中国様式の装飾が特徴的。
異国情緒ただよう雰囲気に包まれています。
この墓が建てられた背景に、「ロバート・バウン号事件」という悲しい歴史があります。

米英人の下で働いていた中国人労働者たちが、非人道的な扱いをされたことによって反乱を起こしました。
船は石垣に島に座礁し、中国人たちは島内に逃げ延びましたが、その多くが追っ手によって命を落としてしまいました。

その人々を弔うために島民たちが石積みの墓を築いたのだそうです。
外から持ち込まれた争いに巻き込まれながらも、死者を想い祀った島の人々の優しさを強く感じました。
【観音崎休憩所】


市街地近くにある小さな展望スポットですが、ここはかなりの穴場です。
海を見渡せるベンチがあり、ドライブや散歩の合間に立ち寄るのにぴったり。


人がほとんど訪れないため、静かに景色を独り占めできます。
海に抜ける小さな洞窟を抜けると現れる海岸は、波音と風の音だけが響く癒しの空間。

個人的には石垣島で特にお気に入りの場所のひとつです。
「また来たい」と自然に思わせてくれる、とっておきの景色でした。
【県営バンナ公園】


石垣島は海だけでなく山の自然も魅力です。
その代表が「県営バンナ公園」。


広大な丘陵地帯に広がる自然公園で、展望台や遊歩道、野鳥観察スポットなど盛りだくさんです。
特に手入れされた遊歩道や、景色を一望できる橋からの眺めは本当に最高!


青い海のイメージが強い石垣ですが、山の緑も負けないほど美しいんです。
巨大な亜熱帯植物の迫力には驚かされ、まるで冒険の中に迷い込んだような気分になりました。

【南の島の展望台・渡り鳥観察所】


最後に訪れたのは、バンナ公園内にある「南の島の展望台」と「渡り鳥観察所」。
ここからは市街地や竹富島まで見渡すことができ、改めて石垣島が海に囲まれた島だと実感できます。
海の青さはもちろんですが、ここからのおすすめはむしろ島の緑。


農場や森が一望でき、そのコントラストに感動しました!
渡り鳥の飛来地としても知られており、自然観察が好きな方には特におすすめです。
風が強くて大変ですが、石垣島の緑を感じたい人にはおすすめのポイントです!
【石垣やいま村】


ここは八重山の伝統的な赤瓦の古民家を移築・復元したテーマパークです。
古き良き石垣の暮らしをそのまま体感できる場所で、文化体験やマングローブ探索、かわいい動物とのふれあいまで楽しめます。



家族連れにも人気なのもうなずけますね。
実際に足を踏み入れると、ただ展示を見ているだけではなく、かつての住人の生活の息遣いがそのまま残っているような臨場感がありました。


農民や漁師、精糖など、職業ごとに展示内容が変わっていて、それぞれの暮らしぶりが生き生きと感じられます。
さらに民謡の実演コーナーでは三線を使った生演奏が行われ、石垣島だけでなく周辺の島々の民謡も聞かせてくれました。



南国らしい音色に耳を傾けていると、自然と体が揺れてしまうほど心地よかったです。
そしてマングローブ林では、緑と水が織りなす光景が広がり、ただ歩いているだけで癒されました。


雰囲気が最高で、正直「ここで一日過ごしてもいいな」と思えるほど居心地が良かったです!
いつ来ても最高の場所でした!
【一本マングローブ】

次に立ち寄ったのは、道路沿いにたたずむ一本のマングローブ。
名前の通り本当に一本だけなのですが、不思議と存在感があり、思わず足を止めてしまいました。
ありがたいことに、ここだけ小さな駐車スペースが整備されていて、車やバイクを停めて撮影できるようになっています。

背後には広大な青い海が広がり、その中にポツンと立つ一本のマングローブ。
この対比がなんとも言えない情緒を生んでいて、思わずシャッターを切る手が止まりませんでした。
【御神崎】


石垣島の西端にある岬「御神崎」。
ここは白い灯台と断崖絶壁、そしてエメラルドグリーンの海が広がる絶景スポットです。

夕日の名所としても有名で、多くの人が訪れる人気の場所です。
島の景観はどちらかというと穏やかで優しい印象が強いのですが、ここはまるで別世界。
鋭く切り立った崖と、打ち寄せる波の迫力に圧倒されます。


灯台付近から少し歩くと、獣道のような細い道を進まないといけないのですが、その先に広がる景色は本当に息をのむ美しさでした。
「南国の楽園=優しい風景」というイメージをいい意味で裏切ってくれる場所で、ちょっとしたスリルを求める人にもおすすめです。
【底地ビーチ】

次に訪れたのは、波が穏やかで遠浅な「底地ビーチ」。
真っ白な砂浜と透き通った青い海が広がり、近隣のホテルからのアクセスも良いため、観光客や家族連れで賑わっています。


砂浜がとても白く、太陽の光を反射して目が痛いくらい!
でも、その白さと青い海のコントラストは本当に美しく、誰もが歓声をあげていました。

水の透明度も高く、海水浴はもちろん、SUPやカヤックなどのアクティビティも楽しめるようです。
リゾート気分を味わうにはぴったりのビーチでした。
【タバガー】


少し冒険気分を味わいたい方におすすめなのが「タバガー」という穴場ビーチ。
舗装されていない道を抜けてようやく辿り着ける秘境で、最初は「本当にこの先にビーチがあるのかな?」と不安になるほどです。


しかし、目の前に広がったのは驚くほど透明度の高い青い海。
キノコのような形の岩が日陰を作ってくれるので、のんびり休憩もできます。

とても静かで、観光地化された場所とは一味違う落ち着いた時間を過ごせました。
夕方になると美しい夕日が水平線に沈んでいく様子も楽しめるので、ロマンチックな時間を過ごしたい方にもおすすめです。
【川平湾】

そして石垣島を代表する景勝地「川平湾」へ。
ここは「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三ツ星を獲得した場所で、白い砂浜とエメラルドブルーの海、点在する小島が生み出す景色は本当に息をのむ美しさです。


湾内にはたくさんの船が浮かび、グラスボートに乗れば海の中のサンゴや熱帯魚を覗くこともできます。
カヌーや遊覧も楽しめるので、何度来ても新しい発見があるスポットだと思いました。


もちろん、ただ展望台から景色を眺めるだけでも大満足。
石垣島を訪れる人が必ず足を運ぶのも納得です!

次回の記事で旅の記録は最終回となります。
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