一人称が“自分の名前”の女と、“身内ネタ”しか話さない上司。私が“生理的にムリ”な人たちの、絶望的にヤバい共通点。
先日、地元の駅前を歩いていたら、「あれ、〇〇ちゃん?」と、懐かしい声に呼び止められました。
振り返るとそこにいたのは、中学時代の同級生。
卒業以来の再会に、私たちは自然と立ち話に花を咲かせることになりました。

中学時代は、特に何とも思っていなかった彼女。
でも、大人になってから再会すると、人の印象って、不思議と変わるものですね。
…まあ、今回は、残念ながら悪い方に、ですけど(笑)
まず気になったのが、彼女の一人称。
「〇〇(自分の下の名前)さ〜、最近…で~」
「ウチはこう思うんだけど…」
いい大人が、自分のことを下の名前で呼ぶ。
広島県民でもないのに、一人称が「ウチ」。
その幼い言葉遣いに、私は内心、少しだけ引いてしまいました。

しかし、本当にヤバかったのは、そこから語られる彼女の近況報告でした。
「最近さ〜、A子が彼氏じゃない男の子供、孕んじゃったみたいでさ〜! でね、B男がそれを慰めてるうちに、二人がデキちゃって…」
次から次へと、私の知らない登場人物が、ポンポンと飛び出してくる。
A子って誰だよ。B男って、どこの馬の骨だよ。

彼女の口から語られる他人の不幸話は、週刊誌のゴシップとしては面白いのかもしれない。
でも、私にとっては何の感情移入もできない、ただのノイズでしかありませんでした。

帰り道、なぜ彼女の話は、あんなにも絶望的につまらなかったのだろう、と考えているうちに、私は一つの答えにたどり着きました。
それは、
「話がつまらない人は、共通して、聞き手との“前提知識”を共有できていない」

ということ。これに尽きるんです。
芸能人の不倫スキャンダルが、なぜあれほどまでに世間の注目を集めるのか。
それは、私たちがテレビやSNSを通じて、その芸能人の「真面目なイメージ」や「おしどり夫婦としての物語」といった“前提知識”を、すでに共有しているからです。
その作られたイメージが裏切られるから、私たちは驚き、怒り、そして面白がる。
何の前提知識もない、どこの誰かも分からない「A子」の不幸話なんて、聞かされるこっちの身にもなってみろ、という話です。

この理屈は、「上司の話が死ぬほどつまらない」ワケも速やかに紐解くことができます。
彼らは、聞き手が自分と同じレベルで、自分のことや、自分の周りの人間関係を理解している、と勝手に思い込んでいる。
相手の頭の中を想像する、という能力が、決定的に欠如しているのです。

逆に言えば、話し始める前に、ほんの少しだけ、聞き手と「共感」できる土台を作ってあげるだけで、あなたの話の伝わり方は、劇的に変わります。
いきなり専門用語を並べるのではなく、「これって、身近な〇〇に似てるんですけど…」と、相手が知っていることに例えてあげる。
いきなり身内ネタを話すのではなく、「皆さんにも、こういう経験ありませんか?」と、相手を物語に引き込むフックを用意してあげる。

必要なのは、奇抜なエピソードや、巧みな話術ではありません。
ただ、目の前にいる相手の頭の中を想像し、そこに共感という名の小さな橋を架けてあげること。
もし、あなたが今、「自分の話は、あまり人に響いていないかも…」と感じているのなら。
一度、立ち止まって考えてみてください。
あなたは、相手との間に、ちゃんと橋を架けていますか?
それとも、誰もいない対岸に向かって、一人で大声で叫んでいるだけになってはいませんか?

この記事を読んで、「うわっ、私、対岸に向かって叫んでたかも…」と、少しだけドキッとしたあなたは、ぜひハートマークを押して、その小さな気づきを教えてください。
あなたの周りにいる「話がつまらない人」の“あるある”や、「衝撃の身内ネタ”に付き合わされた体験談があれば、ぜひコメント欄でこっそり教えてくれると嬉しいです。
その愚痴、私が全力で共感しますから(笑)
いいなと思ったら応援しよう!
もしこの旅に心が動いたら、次の物語への取材費をサポート頂けると翼が生えます。
頂いた応援は、新しい街の空気や出会いをあなたに届けるための大切な一歩。
この旅の続きを、一緒に作っていただけませんか?