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【タイの秘境】Googleマップの評価件数「極少」。イサーンの荒野で見つけた食堂が、ミシュラン級にヤバかった件。

バンコクのスワンナプーム空港で
レンタカーを借り
アクセルを踏み込んだ瞬間
私の冒険は始まった。


目指すは北、イサーン地方。
「え、どこそれ?」
と思ったあなた、正解だ(笑)


イサーンは、どーこだ?(笑)


答え合わせ
※イサーンはここ!


ガイドブックを開いても
プーケットやチェンマイのページは
あんなに分厚いくせに
イサーンの扱いは驚くほど薄い。
数ページあれば良い方だ。


2年に1度はタイを訪れるほどの
タイ好きを自称する私でさえ
今まで完全にノーマークだった場所。


だからこそ、
「行ったれ!」
と思ったのだ。


ネットに情報がないなら
私が情報になればいい。


そんな謎の使命感と
単なる野次馬根性が私を突き動かした。


今回の相棒(レンタカー)はこの子。


ちなみに、タイでの運転は
意外とハードルが低い。


日本と同じ左側通行だし
バンコク市内の
カオスな渋滞さえ抜けてしまえば
あとは北海道のような
のどかな道が続いている。


快適なドライブを経て
その日の宿である
「iRabbit Hotel」に
チェックインしたのは夕暮れ時だった。


住所:54 ถนนแจ้งพัฒนา ตำบลหน้าเมือง Mueang Prachinburi District, Prachin Buri 25000 タイ


さて、腹が減った。
ホテル周辺を
Googleマップで検索する。


観光客向けのレストラン
なんてものは当然ない。


画面にポツンと表示された
「Saeb Isan(セーブ イーサーン)」
という店名。


バンコクからイサーン地方へ北上中に出会ったお店。


口コミは……少ない。
いや、ほぼない。
だが、私の
「美味しいものレーダー」が
ここに行けと激しく点滅している。


車で数分走り
その店にたどり着いた。


半屋外の開放的な造り。
いかにもローカル
といった佇まいだ。


意を決して店内に入ると
数人のタイ人たちが
テーブルを囲んで談笑していた。


観光客ゼロ。いるのはタイ人のみ。


「あ、先客がいるな」
そう思ったのも束の間
彼らは一斉に私を見た。


そして、全員が立ち上がり
笑顔で
「サワディーカー(いらっしゃいませ)」
と言ったのだ。


……あ、全員お店の人だったのね(笑)


客は私一人。
対する店員
(というか経営している家族)
は総勢5〜6人。


完全なるアウェー。
いや、VIP待遇と言うべきか。


メニュー(表)


メニュー(裏)


渡されたメニューには
清々しいほどに
タイ語しか書かれていない。


英語の「E」の字もない。
ここで文明の利器
スマホの登場だ。


翻訳アプリとAIを駆使し
暗号解読のように
メニューを読み解いていく。


「イサーン鍋(チムチュム)」
「豚の首肉(コームーヤン)」
そして、何やら危険な香りのする
「内臓のユッケ(ソイジュ)」
などを注文した。


店内の様子。飼い犬有。


料理を待つ間、厨房の方を見ると
お母さんが鍋を用意し
お父さんが肉を焼き
娘さんが野菜を洗っている。
まさに家族総出のオペレーション。


そして、料理が運ばれてくるたびに
家族全員がニコニコしながら
私のテーブルにやってくるのだ。


「美味しい?」
「辛くない?」
と言いたげな視線。


ああ、こういう時ほど
自分の語学力の無さを呪うことはない。


「アロイ(美味しい)!」
としか言えない自分がもどかしいけれど
それでも彼らの温かさは
十分に伝わってくる。


肝心の料理だが
これがもう、衝撃的に美味かった。


まずはイサーン名物「チムチュム」


かわいいお鍋が登場。


具材。野菜ver.


左下がチムチュム用お肉。


土鍋の中に
ハーブとスープが煮えたぎり
そこに肉や野菜を
くぐらせて食べるのだが
スープのコクが半端ない。


レモングラスの爽やかさと
何かの出汁(たぶん豚骨と愛)
が複雑に絡み合い
胃袋に染み渡る。


そして「豚の首肉」。


コームーヤーン(豚の喉肉)


炭火で焼かれた
豚トロのような部位なのだが
特製のタレ
(これがまた辛くて美味い)
につけると
ご飯が無限に吸い込まれていく。


極めつけは「内臓のユッケ」だ。


たくさんの内臓が入ったユッケ。


新鮮なレバーやセンマイが
ハーブとスパイスで和えられている。
臭みはゼロ。
あるのは濃厚な旨味と
唐辛子の暴力的な刺激だけ。


ビールが進むなんてもんじゃない。
理性が溶ける味だ。


ここで少し、
イサーン地方についての
うんちくを少し。


実はイサーン地方は
タイの中でも経済的に
貧しい地域と言われている。


土壌が痩せていて
作物が育ちにくいため
彼らは出稼ぎに出る。


バンコクのタクシー運転手や
建設現場で働く人の多くは
イサーン出身だ。


そんな彼らの力の源こそが
このイサーン料理なのだ。


酸味のきいたイサーンソーセージ。


保存を効かせるために
発酵食品
(プラーラーという魚の発酵調味料など)
を多用し
少ないおかずでも
大量の「カオニャオ(もち米)」が
食べられるように
味付けは強烈に辛くて濃い。


つまりイサーン料理は
過酷な環境を生き抜くための
「パワーフード」なのだ。


あの家族の笑顔の裏にも
そんなたくましい
歴史があるのかもしれない。


カオニャオ(もち米)


もしあなたが
タイの観光地に飽きてしまったなら
レンタカーを借りて
北へ向かってみてほしい。


そこには
ガイドブックには載っていない
飛び切りの笑顔と
激辛の幸せが待っているはずだ。


【今回のお店】
Saeb Isan(セーブ イーサーン)

住所:
396G+QQ3, Na Muang, Mueang Prachinburi District, Prachin Buri 25000 タイ

Googleマップ:
https://share.google/9gIYkVAQlzXN19wOt


もちろん、ソムタム(パパイヤサラダ)も。


イサーンの土鍋料理
「チムチュム」は
本当に美味しかった。


ハーブの香りと出汁の旨味。
暑い国で汗をかきながら
食べる鍋というのも
乙なものである。


とはいえ
毎日イサーンまで
通うわけにはいかないし
日本の冬、いや春先の夜だって
まだまだ冷える。


やっぱり鍋は正義だ。
いつ食べても美味しいし
何より野菜がたくさん摂れてヘルシー。


「自炊したいけど、出汁をとるのが面倒」
「一人暮らしだと鍋の素が余る」
そんな悩みを持つ新生活組に
私が全力でおすすめしたいのがこれだ。


味の素 鍋キューブ 5種のバラエティ 35個セット


ポンと入れるだけで
味が決まる魔法のキューブ。


鶏だしうま塩、濃厚白湯、
うま辛キムチ……


その日の気分で
スープを選べるのが嬉しい。


特に「うま辛キムチ」味に
豚肉とニラを入れれば
気分はちょっとだけイサーン……
いや、韓国寄りか(笑)


一人鍋はもちろん
友人が来た時の
急なパーティーにも対応できる。


これから新生活を始める人への
ちょっと気の利いた
プレゼントとしても優秀だ。


自炊のハードルを
限界まで下げてくれるこのキューブで
美味しい新生活を
スタートさせてみてはどうだろう。


店の外の風景。


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