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社交ダンス;フォックストロットはSQQかQQSか?

「ビル・アービンの教え」神元まこと・ひさこ(翻訳)から引用


― タイミングについて ― 

最初にスロー・フォックストロットの基本的なタイミングについてお話ししましょう。ベーシックのリズムは“QQS”なのです! 試しに、普通にホールドして“SQQ”と歩いてみると、非常に難しいと感じますが、今度は“QQS”で歩いてみると、この方がずっと楽に動けるのが分かります。

それはスロー・カウントの所に入っていくときにボディ・スピードが落ちていくからです。理論的な話をすると、スロー・カウントの終わりから次のクイックにかけてスピードを増して行かなければなりませんから、スローのステップの前に加速しておいて、クイックにかけて減速するのは理に適いません。

【ダンスの第1歩は「加速・推進の力のステップ」と言われる。「スローのステップの前に加速しておいて、、、」は予備歩でロアー動作を言うのだろうか?上級者の予備歩は非常に力強い】。


第1Qは加速のステップで、スローの後の第1Qとして自然に行なわれます。実際にカップルが第1クイックを小節の1拍目に合わせて踊っているのを1960年代の映像の中で見る事ができます。

ところが、今日のスロー・フォックストロットでは最初の2拍を“S”で踊るため、60年代のチャンピオンの踊り方を見て「音楽的に合っていない」と批評する人が沢山いますが、それは、勿論、正しくはありません。

今の若い人達は、1小節の前半(最初の2拍)が“S”としか知らないからなのですが、アクセントが置かれるのは第1Qのステップだと分かると、以前の人たちの踊り方が容易に理解できることでしょう。

【ルンバのカウントのように<1234>ではなく、<234・1>で4拍子ですがステップするのは3歩だけ。<1>はポーズのみ。更にフェザーステップは実践的には<クイック・クィッーク・スロー>と踊られている】。




テキストに書かれたフェザー・ステップの説明を見みると、そこには歩数が4歩あります! しかも、4歩目のフットワークが“HT”ではなくて“H”になっていますが、それはどういうことか、そのことについてお話しましょう。


まず、フェザー・ステップの男性の1歩目は右足前進から始まります。この足の上に体重が乗り切った時点で膝は伸びています。次に、早めのライズを起こし、回転が加わる中で加速が始まり、そのスピードが最も速くなるのは第1Qです。

そこから、第2Qを通ってスイングが終わる所までボディ・スピードは徐々に落ちて行きながら、次のスロー・カウント前半に入って行きます。先ほど、「4歩目のフットワークが “H”になっている」と書きましたが、その理由がここにあります。

【ここは親切にも?次のステップまで言及している。これが習い立てのダンサーを惑わす。しっかりスローフォックストロットを勉強しようと思っていたら、この問題が浮上して来て、フェザーステップは<SQQ>なのか<SQQS>なのか?と悩んだことを思い出します】。

つまり、ダンサーが次にリバース・ターンに入る時は、このフットワークは“H”から“HT”になり、足裏を転がしながら次の加速が始まるのです。

【どうして次がリバース・ターンなのか決めつけるのか?フェザーステップの後にスリー・ステップもダンサーによってあり得るのに、、、が正直な感想。フィガーの教え方は独立して教えて、次のフィガーに跨らなくても良いのに、、、と思ったものでした】。

ワルツでは、ロアリングと加速が同時に起こります。ところが、このワルツの特徴がスロー・フォックストロットの中でおかしな形で使われ、スイングのイメージが歪められてスロー・フォックストロットの特徴であるロールス・ロイスのような動きが失われています。

ワルツ同様に、ボディの片側を錨のように止めてスイングを行なう ― これが絶対に必要なことなのです。この原理はすべてのスイング・ダンスのスイング・アクションに適用されます。


この原理を守って踊ると、フェザー・ステップ ~ リバース・ターン ~ スリー・ステップは楽に踊れることでしょう。右サイドを固定して左サイドをスイングし、左サイドを固定して右サイドをスイングする。再び右サイドを固定して左サイドをスイングしたなら、最後に左サイドを固定して右サイドをスイング。これが秘訣です。


“ステップしたらスイングして、そのまま流れていけ!”


訳者のノート:

「フェザー・ステップが4歩」というのはISTDのテキスト(かつてのリバイズド・テクニック、現在のザ・ボールルーム・テクニック)を指しています。そのテキストでは、男性のフェザー・ステップは、①右足(HT)、②左足(T)、③右足(TH)、④左足(H)となっており、この4歩目は後続フィガーの1歩目と重なって書かれているため、フットワークは次にくるフィガーで変わります。次がリバース・ターンだと本文にあるように(HT)になり、次がスリー・ステップだと(H)になります。




【ここからはアメリカの社交ダンスサイトのballroomguide.com
からの引用です。(このサイトは私がダンスを習い始めた頃はまだ運営されていましたが、現在は閉鎖されてしまったみたいです。非常に役に立ったサイトです。なお、これは日本語に機械翻訳してもらいました。意味不明な点は私が介入して私なりの和訳を付けてみました】。


3ステップが
「QQS」と数えられる理由

2017年2月28日

多くのダンサーはフォックストロットのスリーステップをSQQとカウントして学びますが、テクニックブックを調べてみると、おそらく別の記述が見つかるでしょう。実際、スリーステップは男性のRFフォワードから始まり、QQSとカウントされることが多いと言われています。この論争の答えを見つけるには、フォックストロットの歴史を少し学び、全く異なる視点から考える必要があります。

【RFはRight Footで右足、LFはLeft Footで左足。ここでは「右足で前進」】。

オリジナルの3ステップ

ビクター・シルベスターは社交ダンスの初代世界チャンピオンであり、フォックストロットを初めて書籍で解説した人物でもあります。1932年に出版された『社交ダンスの理論とテクニック』の中で、彼はフォックストロットの基本はウォークとスリーステップの2つの要素のみで構成されていると述べています。

この時点で、スリーステップは3つのステップを前進または後退させ、QQSとカウントします。実際、シルベスターによれば、フェザーステップはRFウォークとスリーステップで構成され、S(ウォーク)QQS(スリーステップ)とカウントします。

シルベスターの考え方を、フェザーステップとスリーステップの連続に当てはめてみましょう。次のように数えてみるといいでしょう。

フェザーステップスククスリーステップスククフェザーステップスククスリーステップスクク

【フェザーステップ<SQQ>~
   スリーステップ<SQQ>~
   フェザーステップ<SQQ>~
   スリーステップ<SQQ>】。

しかし、シルベスターは、根本的なパターンは次のようになると考えています。

RFウォークSLFスリーステップQQS RFスリーステップQQSLFスリーステップQQSRFスリーステップQQS

【右足でウォーク<S>~
   左足からスリーステップ<QQS>~
   右足からスリーステップ<QQS>~
   左足からスリーステップ<QQS>~
   右足スリーステップ<QQS>】。


最後に追加したスローは、次のフェザー ステップの最初のステップになります。



それでは、より複雑な合併を見てみましょう。次のように考えてみるといいかもしれません。

フェザーステップスクク逆回転スククフェザーフィニッシュスククスリーステップスクク
【フェザーステップ<SQQ>~
   リバースターンで<SQQ>~
  フェザーフィニッシュ<SQQ>~
  スリーステップ<SQQ>

しかし、シルベスターは、根本的なパターンは次のようになると考えています。

RFウォークSLF 3ステップ前進、スローをオンにしてバックLODを終了QQSRF 3歩後退、スロー後に向きを変えて次のステップを開始し、DWを指すQQSLF 3歩前進QQSRF 3歩前進QQS

【RFウォーク <S>
LFスリーステップ前進、LODを背にして<S>で回転し終わる<QQS>、
RF後退のスリーステップ、次のステップをDW(壁斜め)にポイントして<S>の後に回転する<QQS>
LF前進スリーステップ<QQS>
RF前進スリーステップ<QQS>】

繰り返しますが、最後の追加のスローは、次のフェザー ステップまたはナチュラル ターンの最初のステップになります。

この根本的な図には2つの問題があります。

第一に、基礎となるスリーステップは複数の図形にまたがっています。例えば、最初のスリーステップでは、QQはフェザーステップの一部であり、Sはリバースターンの一部です。

第二に、単一のスリーステップは1小節の音楽には収まりきりません。これらの問題から、多くの人がフォックストロットを別の方法で考える方が簡単だと考え、スリーステップの本質を再定義する必要が生じました。


新しい方法

今日、多くのダンサーはフェザーステップをSQQとして学びます。これは、リバースターンが直後に始まることを意味します。同様に、スリーステップもSQQとして学びます。これは、ナチュラルターンが直後に始まることを意味します。これは、新しいWDSFテクニックブックで説明されている方法です。

フィギュア間のステップのブレンディングはなく、各フィギュアの境界は白黒です。この新しい進化により、フォックストロットを今日の形にした多くの歴史と根底にある理論が失われていますが、習得がはるかに容易になっています。
【この記載方法の方が分かりやすい。各フィガーが独立して混ざっていないから】。

それでも、フォックストロットの古い考え方を放棄することに対する1つの批判は、新しい方法ではフェザーがOPで終わるため、生徒に次のステップの正しい踏み方を教えることができず、スリーステップ中にアンバランスとぎこちなさが生じるというものです。

【「新しい方法ではフェザーがOPで終わるため、生徒に次のステップの正しい踏み方を教えることが出来ず、スリーステップ中にアンバランスとぎこちなさが生じる、、、」
この辺りの表現が何を意味しているのか、私には不明です。もしかしたら、もしかしたらですよ、私が最初に習った先生の説明を今でも覚えています「この右足で(男性の第3歩目)ほんの短い時間にロアーしてクローズド・ポジションになり、更に次のフィガーの第1歩の用意をする」実際にOPの形で、不安定?この3つをするのは初心者にとっては難しい。そもそも日本人の一般的なダンサーはロアーが甘い。殆んどロアーしていない。ワルツなどではロアー無しは致命的だと思う】。

ほとんどすべてのテクニックブックはフォックストロットを古い形式で解説しているため、「Three Step on Ballroom Guide」を調べると、QQSと記載されています。

ビクター・シルベスターの時代とは異なり、今日ではThree Stepは1つしか存在せず、フォックストロット全体にバリエーションが存在することはほとんどないでしょう。

【スリーステップの「バリエーション」は無い、という意味】。

フェザーフィギュアとナチュラルフィギュアを繋ぐことだけが目的の、単一のフィギュアに格下げされてしまいましたが、歴史を学ぶことで、ボールルームダンスの中で最も複雑なダンスの一つであるこのダンスへの新たな理解が得られるでしょう。

【フェザーステップ系のフィガーとナチュラル系(右回転)のフィガーの中間に入り、この2つをを繋ぐのがスリーステップの役目という意味】。

以上です。


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