「大きく、スピーディに、滑らかに」踊る=基本を大切に
今日の記事は特に専門家から裏打ちされていることではありませんが、一般的には、競技選手の間では「常識」というレベルの話です。それは表題にもあるように「大きく、スピーディに、滑らかに」踊る。
この「大きく、スピーディに、滑らかに」踊るは、私がこの「note」に投稿している記事の中核を占めています。
社交ダンサーが、それも中高年からダンスを習い始めた人たちは、若い頃から習い始めた人たちと比較して、全てに劣ります。まず覚える能力、これは頭脳と肉体両方です。ですから、もう限りある人生の時間も十分にはありませんので、全てを学ぶのは無理です。
前にも書きましたが、出来るだけ時間を節約して、何とか見栄えがするところまでのレベルに持っていく。一応会場のフロアーを一周するだけのフィガーは持っているのですから、その辺りをブラッシュアップすれば良いのだと思います。娯楽のダンス+綺麗さを加味する=目標のダンス、です。
それには、姿勢です。立った時の姿勢。ペアとのホールドの組み方。ウォーク(前進と後退)、回転(リバースとナチュラル)、コンタクトする理由、フットワーク、スウェイ、肩甲骨の使い方や上半身と下半身を繋げ方など。
ざっと思い浮かべるだけでこの程度は最低限必要で、これらは全てが基本です。逆に言えば、これだけ覚え(知識として)、身体に馴染ませれば競技選手風の踊りに近くなると思います。知識として覚えたら身体に馴染ませる作業があります。これが練習です。
競技選手の良いところを目指すのは、彼らの目的は「綺麗」に踊るのが目的だからです。審査員や観客が見て美しい踊りだと審査する, 最高点を取るのが目的です。社交ダンサーの最大の目的は、誰とでも色々なレベルの人と楽しく踊ることです。娯楽です。例え娯楽でも欲をかけばちょっとでも綺麗に、が本音です、ね。
女性の競技選手やサークル内で踊る人、デモが目的の人が陥る最大の欠点は、ペアの男性としか綺麗に踊れないと言うことです。踊る順番は申し合わせで決まっています。ですから他の男性とパーティで踊るとその男性のアマルガメーションについていけない。
社交ダンスは申し合わせの順番があるダンスではありません。並行して競技とパーティ両方でダンスすれば文部両道です、社交ダンスのパーティに行くつもりであるならばですが)。
年齢的に今から競技ダンスに行く人はいないと思いますので、競技の良いとこ取りをするしかないのです。それも最小限の努力で、最大の見栄えを生む社交ダンサーになる、のです。そんなこと可能なのでしょうか?
昔、習った競技選手用のレッスンでは、先生は兎に角「大きく踊りなさい」がモットーでした。大きく踊れば下半身の運動にもなる。老化は足からとも言われます。(私が競技選手になるためではなく、そこで教えている目的が競技用でした)。闇雲に大きいストライドではないです。
今思うと、「大きく踊る」=スピーディに、滑らかに、が達成出来てしまうんですね。それに私が何回も書いていますが、イギリス人のダンスは、二足を安定した状態で床に着いてダンスする、そういうダンスではないのです。人間は足が衰えて来ると、杖を使い3本で移動します。更に衰えるとカートを使い、重心の範囲を広くして安定しようとします。
ですから、なるべく片足で動けるようにダンスをする。歩ければ「歩くダンス」は出来ます。走れれば「走るダンス」は出来ます。ジョッギング・ダンスでもOKです。走ると床から両足が離れてしまうからいけませんが、走るように床をプレスして大きく踊るという意味です。
勿論、イギリス人でも、老人は私たちが思っているようには動けませんので、そのように二足の安定した歩くようなダンスになります。ユーチューブのパーティ風景を映した動画を見ても、ダンサーが年配者だとそのような踊りをしています。
ですから社交ダンスは色々な踊り方があり、どれもその人の体力に合ったダンスをすれば良い。体力がない人、レベルがまだ発展途上の人とはその人たちのレベルに合わせて踊る。ですから社交ダンスはあらゆるレベルの人が踊れるダンスなのです。
ミキシングの際、自分と同じレベルの人とめぐり合ったら、お互いの「勢い」を100%発揮して踊れば良い。トライアルがあるパーティでは、普段の練習の成果を思う存分、限定された参加者の人数で、広くなった空間で踊れば良い訳です。
問題は「弱い者に対する労わり」がダンスに表れているかどうか、これが社交ダンスの最大のエチケットです。そして、これが社会でも延長されるかの問題です。
ダンスを始める前の、姿勢や立ち姿は一人でも出来ます。あとはチェックをしてもらう人を探すだけ。これはサークルの先生に休憩の時間などに見てもらう必要があるかも。出来たら個人レッスンが良いけど、あまりお金をかけたくないなら上手に踊っている人が必ずサークルにいます。
頼めば喜んで教えてくれます。ただ礼儀としてサークルに来たり来なかったりは良くない。教えてもらうなら毎回来ることがマナーと思う。それじゃなきゃ上達しません。教える方も習っている人が段々と上達するのを見るのは嬉しいことだと思います。
兎に角、基本に熟すだけです。上記に挙げた基本が出来るか。出来ないでヴァリエーションに行ってしまう人が殆んどで「歩くダンス」をしているのが現実です。気持ちは分かりますが、社交ダンスのパーティではヴァリエーションは、特別な人としか使えません。
「特別な人」もいきなり、あまり踊ったことないヴァリエーションのフィガーが出て来るとびっくりするかも。特別な人は一人か二人しかいないのがパーティダンスです。トライアルで踊れればの淡い期待を持つのも良いかもしれません、でもお相手が了承しなければ話になりませんが、、、。
結論:「歩くダンス」からもう少し大きく踊りましょう。そのためにはダンスを踊る前の姿勢と踊っている時の姿勢を崩さない。どうしたら良いのかは、これは「基本動作」の部類に入ります。マスターしている人に訊くか自分で研究するしかありません。
基本をマスターすれば綺麗なダンスに近づけます。社交ダンサーのパーティレベルではヴァリエーションは二、三知っていれば十分です。それより基本に時間をかければ、上達が目に見えてくると思います。まずは教本通りに踊ることです。
この私のブログではある程度「基本」の踊り方を記事として網羅しています。同じような内容で実質的には同じことを言っている場合もありますが、繰り返し覚えるためには改めて読んでみてください。そして、知識として覚えるだけでなく、自分の身体を動かして馴染ませることが重要です。
以上です。
