メジロ夫妻と再会
昨日は、浜町公園の紅梅で、いつものメジロ夫妻と再会した。
定例の午後二時過ぎ、ウォーカーを押し、左から監視人殿(俗称:妻)が軽く支える二人三脚で出発する。薄日が差し、微風。前日までの酷寒も一段落し、凍えるほどではない寒さだ。
まず人形町通りの本屋へ行き、毎月十日発売の文藝春秋を買う。普段、本はアマゾンで注文するが、月に一度くらいは店頭で紙の匂いに浸りたくなる。今月号は芥川賞の二作品が掲載されていて、ずしりと厚い。読むのが楽しみだ。
本屋をあとにして甘酒横丁から緑道を抜け、明治座前へ出る。冬の銀杏並木は寒々しく、通る人もまばらだ。
浜町公園に入り、いつもの定点観測ベンチで一休み。落葉樹の細かい枝が薄曇りの空を背景にレース模様を描いている。その下の花壇には色とりどりの花。スポーツセンターへ向かう人や犬の散歩連れが行き交い、足元では鳩が歩き回っている。

体を休めてから、スポーツセンター裏手の広場へ。白梅の枝に白い点々が見える。近づけば、鈴なりの蕾の間に小さな花がぽつぽつと咲いている。一分咲きか。小ぶりで控えめな白に、気持ちがすっと落ち着く。

その奥では、満開の紅梅がひときわ鮮やかだ。木の下へ行くと、期待どおり例のメジロ夫妻がいた。数日前、隅田川沿いで会ったとき、次はここで会おうと約束した(つもり)なのだ。枝の間を飛び交い、花をついばむ。二羽の距離はつかず離れず、微妙な間合いを保っている。前日の雪の日はどこで過ごしたのかと尋ねてみたくなるが、夫妻は忙しそうだった。

しばらく眺めたのち、公園をあとにする。帰りは新大橋通りから緑道へ入り、中央のベンチで再び小休止して帰宅。
スマホを見ると三千五百八十歩。ノルマを大きく超えている。途中で二度休んだせいか、最後まで足取りは乱れなかった。どうやら、疲れる前に休むのがよいらしい。
