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なぜライブチケットは先行抽選で1日しか当たらないのか?100回以上ライブに行って見えてきたもの

私は坂道グループ(乃木坂46、櫻坂46、日向坂46)など数千人から数万人規模のライブにこれまで何度も参加してきました。
トータルで100公演以上は参戦したと思います。
その中で、あることを感じるようになりました。

「複数日程のライブに最初の先行抽選で全部投げても、1公演しか当たらない」──そんな体験が繰り返されていることです。

例えば、横浜アリーナで3日間ライブがあったとしましょう。
最初の先行抽選で3日間全部応募しても、必ずどれか1公演しか当たらないのです。
これは偶然なのか、あるいは何らかの仕組みがあるのか。ライブを申し込み続けてきた経験の中で、いくつかの傾向や仮説を持つようになりました。

今回は、それらを一度整理してまとめてみようと思います。

チケットはなぜ「1日しか当たらない」のか?

私の体感として、ライブが複数の日程で開催されるとき、たとえ全ての日程を申し込んでも「1日のみ当選」という結果になるケースがとても多いです。

なぜそんなことが起きるのか。私は一つの仮説として、抽選する側が“名義ごとの当選確率”を意図的に調整している可能性があるのではないかと考えています。

ライブ運営と収益の裏側

ライブというのは想像以上にお金がかかるものです。
会場の使用料、スタッフの宿泊費、演出や装飾、照明・音響、衣装代──。
そしてそれらに加えて、機材の輸送や設営費、人件費など、細かい部分まで含めると相当なコストが発生しています。

アーティストや運営側もよく語っていますが、ライブは、チケットの売上だけでは収益はほぼ“トントン”になることが多いと言われています。
そのため、ライブで重要になるのが「グッズの売上」です。

では、ここで一つ考えてみてください。

たとえばライブが2日間開催されるとして、
Aさんが2日間とも当選した場合、グッズを2日間とも購入するでしょうか?

多くの場合、答えは「いいえ」だと思います。

なぜなら、ライブに行く際に購入するグッズ──Tシャツ、タオル、ペンライト、うちわなど──は、基本的に一度購入すれば十分に使い回せるからです。

つまり、同じ人が複数日程に参加したとしても、グッズの購入回数は1回に留まる可能性が高いのです。

ここで具体例を出してみます。

  • Aさんが2日間当選したとします。Aさんは1日目にグッズを一式購入しました。2日目もライブには参加しますが、すでに必要なグッズは持っているため、追加で購入する必要はありません

  • 一方で、BさんとCさんが1日ずつ当選した場合、それぞれが初参加という状況になります。
     → BさんもCさんも、それぞれの参加日にグッズを購入する可能性が高くなります。

  • 仮にDさんとEさんもそれぞれ1日ずつ参加するとなれば、グッズ売上は4人分生まれることになります。

このように、一人の来場者が二度来るよりも、四人の来場者が一度ずつ来るほうが、グッズ売上は圧倒的に伸びやすいのです。

だからこそ、運営としては、同じ人に両日当選させるよりも、より多くの“異なる人”にチケットを割り当てる方が、収益全体としては有利になるという考え方が成り立ちます。

この仮説が本当に正しいかどうかは、もちろん運営の内部でしかわかりません。
しかし、私自身の経験や周囲の声を踏まえて考えても、こうした「当選の偏り」は収益構造と無関係ではないのではないかと感じるのです。

でも、複数日程当たることもある

ただし、すべてのライブで“1日しか当たらない”わけではありません。私自身、先行抽選で複数日程当選したこともあります。

例えば、2020年2月にナゴヤドームで開催された乃木坂46のバースデーライブでは、一次先行で2日間当選しました。
2025年1月の幕張メッセイベントホールでの乃木坂46アンダーライブでも、3日間中2日当選しています。

つまり、「会場のキャパシティが大きい」「申し込み数の状況」などの条件次第では、複数日当選することも十分ありえると思います。

抽選には段階的な“調整”があるのでは?

チケットの当選確率には何らかの「段階的な調整」があるのではないかと思っています。

まず前提として、私はこれまでに一次先行で複数公演が当選した経験もあります。
つまり、すでに当選している人を完全に除外するようなシステムではないというのが、私の体感です。

ただ一方で、より小規模な会場や倍率の高いライブになると、
「1公演当たったら、それ以降はまったく当たらない」というパターンが何度もありました。

ここから私が導き出した仮説は、チケット抽選は完全なランダムではなく、当選状況に応じて“当選確率を段階的に調整している”のではないかというものです。

具体的には以下のような仕組みが考えられます。

  • 一次先行では、すべての応募者に対して比較的フラットな確率で抽選が行われる
     → まだ当落実績がないため、全員にチャンスがある状態

  • 二次抽選以降では、
     - 一次ですでに当選している人の当選確率は下がる
     - 一次で落選した人や、新たに申し込んだ人は優遇される

つまり、同じ応募内容であっても、抽選の段階が進むにつれて、当選者には“やや不利”、未当選者には“やや有利”という形でバランス調整が入っている可能性がある、ということです。

この仕組みがもし存在するとすれば、より多くの人にチケットが行き渡るようにするという意図のもとに構築されているのではないでしょうか。
1人が2日間当たるよりも、2人が1日ずつ当たる方が、公平感もあるし、グッズ売上などの面でも理にかなっていると考えられます。

もちろんこれはあくまで私自身の経験と傾向をもとにした推測にすぎません。
しかし、何度も申し込みを重ねる中で、「1度当たると2度目は遠のく」という感覚がある程度一貫していることから、
このような段階的な調整の仕組みがあるのではないかと考えるようになりました。

より多くのライブに参加したい人へ

ここまで、チケット抽選には段階的な調整が行われている可能性があるという話をしてきました。
では、より多くのライブに参加したい場合、どうすればいいのでしょうか。

私が実際に経験してきた中で強く感じているのは、
「一般販売に挑戦することが非常に重要である」ということです。

一般販売とは、各種先行抽選が終わったあとに行われる、いわゆる「先着順」での販売です。
この一般販売では、基本的に抽選のような当選確率の操作は入らず、早い者勝ちでチケットが割り振られます。

つまり、これまでに述べてきたような、「すでに当選しているから当選確率が下がる」といった調整は一切存在せず、
アクセスして早く確保できた人が、そのままチケットを取れる世界です。

一般販売はハードルが高く感じられるかもしれません。
パソコンやスマホの前で素早く操作する必要があり、回線速度や反応速度も影響します。
チケット争奪戦という言葉通り、数分、あるいは数十秒で完売してしまうこともあります。

しかし、それでも挑戦する価値は大いにあります。

なぜなら、抽選で落ち続けても、一般販売でチケットを取れる可能性は確実に存在するからです。

私自身、過去に何度も、「先行抽選では取れなかった公演を、一般販売で取り切って全日程参加できた」という経験をしてきました。

抽選に落ち続けて気持ちが折れそうになることもありましたが、
最後のチャンスである一般販売に挑戦したおかげで、どうしても行きたかったライブに参加できたという喜びを何度も味わっています。

一般販売は、決して「無理ゲー」ではありません。
たしかに難易度は高いですが、チャレンジしなければ可能性はゼロです。

だからこそ、たとえ抽選で落ち続けても、
「最後まであきらめず、一般販売にも挑戦する」
これが、より多くのライブに参加したい人に私が伝えたい、一番シンプルなアドバイスです。

先行抽選もちゃんと申し込んでおこう

たくさん経験してきて、だんだん「これは一次で1日しか取れないやつだな」と分かるようにもなってきました。
でも、そう思っても結局二次抽選や三次抽選にも申し込んでしまうんですよね。
「もしかしたら当たるかも」と。

そして私は、自分でこのコラムを書いていながら、今でも毎回、全ての選考に申し込んでいます。

そしたら、当たらないと思ってたやつでもなんだかんだで一般先行で当たったりすることもあるっちゃあるんですよね。

まあ、最後の先着一般販売でやっとチケットを確保する場合がほとんどではあるんですが・・・

でも、行きたいライブがあるなら、悩んだり考えすぎずに、申し込める抽選には全部申し込んだ方がいいと思ってます。

さいごに

このコラムは、「なんで当たらないの?」と悩んでいる誰かにとって、
「こういう見方・考え方もあるのか」と思えるきっかけになればいいなと思って書いています。

チケット抽選の仕組みは完全には見えませんが、経験から感じたことや考えたことは確かにあって、
それを共有することで、ほんの少しでも誰かの力になれたら嬉しいです。

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