来シーズンのファイターズの捕手起用を考える

このnoteでは専門的な知識や目新しい発見などはありませんので、基本的に私の思考と印象のアウトプットの形跡だとご理解いただける方のみご覧ください。

衝撃の伏見寅威選手トレードから数日。皆様いかがお過ごしでしょうか。こんにちは、ニカです。今シーズンが終わった瞬間から来シーズンのことを考えている皆様におかれましては、多くが非常に深い悲しみに苛まれていることでしょう。

さて、このnoteでは伏見移籍で波乱な来シーズンの捕手起用について、私なりに考えていこうと思います。流れとしては、今シーズンのマスク数や打撃成績との兼ね合いと、来シーズンの展望や改善点、そしてスタメンマスクの配分について考えます。



各選手の今シーズンの捕手起用の傾向

打者成績に関してはスポナビやNPBのサイトを各自見てもらうとして、ここでは捕手での出場数のみ記載します。
一軍に一度でも出場機会があった選手をピックアップし、評価しております。

#64 田宮裕涼

守備起用(捕手のみ)

先発 65
途中 8
変更 0

合計 73

【印象】
捕手としての出場試合数がチーム最多の田宮。その出場試合数に恥じない打撃成績を残しています。多く組んだのは北山や福島でしょうか。ストレートを決め球やカウントに使う配球は良さも悪さもあるが、やはりスローイングによる盗塁阻止に関しては右に出るものはおらず、十分しっかりとチームの中核を担ってくれたと思います。

#23 伏見寅威

守備起用(捕手のみ)

先発 46
途中 16
変更 0

合計 64 

【印象】
「最優秀バッテリー賞」を共に獲得した伊藤とのバッテリーで多く出場。また達とのバッテリーも印象的。後半は田宮や進藤の台頭により出場機会が減少。スローイングが難点ではあるが、配球の妙や投手とのコミュニケーション能力、自らファームでの出場を志願するなどの前向きな姿勢は、チームに良い影響を残したに違いないです。


#30 郡司裕也

守備起用(捕手のみ)

先発 19
途中 2
変更 1

合計 22

 【印象】
出場試合数は少ないながらも巧みな配球が光りました。加藤とのバッテリーが多いです。打撃に関しては、サヨナラも多く言うことがないでしょう。捕手としてブロッキングやスローイングに特筆できるものはないですが、彼の配球理論は一目置かなければならない存在であり、存分に攻守において役立っていることでしょう。

#33 進藤勇也

守備起用(捕手のみ)

先発 10
途中 3
変更 0

合計 13

【印象】
守備全般のレベルが高く、見応えのある選手。達を初完封へと導いた試合は印象に新しいですね。特に構えの安定感があり良いと思います。打撃に関しては振るわなかったですが、まだまだ若く、伸びしろがあるので、ぜひ大きく育って将来のファイターズを導いてほしい選手です。


#60 吉田賢吾

守備起用(捕手のみ)

先発 1
途中 4
変更 0

合計 5

【印象】
捕手としての先発は1試合に留まったが、打撃に光るものがあり、今後が楽しみ。しかし一試合のスタメンマスクで投手(古林)に黒星をつけてしまったのはやはり痛いかなと。フレーミングがある程度かたちになっており、評判ほど捕手能力が低いわけではないのかもしれないと推察します。来季の起用はどうなるのか、本人もドキドキのことでしょう。


#98 梅林優貴

守備起用(捕手のみ)

先発 2
途中 0
変更 0

合計 2

【印象】
達と孫と一試合ずつバッテリーを組みました。達を1失点に導いたことは評価されてほしいですが、孫は黒星。ただ相手が今井と大関だったことは留意しておくべき。打撃は未知数。スローイングに難がありそうだがもともと肩は良く、捕手としての基礎能力も全体的に高いと思います。個人的に期待している捕手の一人。

 

各選手の来シーズンの展望、改善点

伏見については移籍が決まったため、ここではそれ以外の四人について思うことを書いていきます。

 

#64 田宮裕涼

やはり配球が気になりますね。困ったらストレートを多用する印象を受けてしまい、実際にそれで(投手の失投も相まってだが)失点を招いたこともありました。ただ若いのでそれはこれから試合をする中で身に着けてもらいたいです。ハイレベルなことを要求するなら打撃型捕手として第一線に立つために調子の波を小さくしてほしいと感じます。

長所:スローイング
懸念:配球
展望:調子の波の改善


#30 郡司裕也

捕手をやると打撃に負の影響がある印象。深く考えられる郡司ならではの悩みでしょう。その切り替えがうまくできるようになればもっと捕手としての出場が見込めると思っています。しかし新庄監督はスローイングにこだわりがあるようなので、そこは要改善。伏見が移籍をした今、第三捕手を担う可能性は最も高いです。

長所:配球
懸念:スローイング
展望:攻守の切り替えの成長


#33 進藤勇也

打撃が未完成で二軍レベルでもやることは多いが、守備はもう身についているため一軍で投資されてもおかしくないですね。もともと長打も狙える選手だと思っているので大きく育ててほしいですが、もし一軍での出場機会が増えるならコンスタントにしっかり守れるところを見せることが今後につながるでしょう。

長所:守備全般
懸念:打撃
展望:しっかり守れるところを見せる

#60 吉田賢吾

捕手としてより外野手として期待されているようですね。ポジションに限らず出場機会を勝ち取るためには圧倒的な打撃が必要なのは本人もわかっているでしょう。捕手として言及するならまだそれぞれの動きに軽さを感じます。構えからしっかり見直して型をつくってもらいたいです。

長所:フレーミング
懸念:守備全般の軽さ
展望:圧倒的な打撃


#98 梅林優貴

二軍での打撃成績がそこそこ良く期待はしているが、少ない出場機会の中で結果を残すために打撃で視野が狭くなっていないか心配です。スローイングは鎌ヶ谷での復活会議を受けて改善に取り組んでいるようですが、なんとしても来シーズンまでにかたちにしたいところ。結果が問われる年齢になっています。良いところは多いのでフレーミングなどどこか誰にも負けない点をつくりたいです。

長所:守備全般
懸念:スローイング
展望:他の捕手との差別化


来シーズンの現実的な捕手起用の配分を考える

ここでは来季どうすれば無理なくスタメンマスクを配分できるか、誰がどういうポジションを担うのかを、私なりにイメージしました。考えは大きく分けて二つあります。

1.田宮、進藤、郡司パターン

2.田宮、進藤、梅林バックアップパターン

 


田宮、進藤、郡司パターン

田宮→90試合、進藤→40試合、郡司→10試合~程度のイメージ。

田宮を正捕手に据え、進藤を育成していくバランスの良いプラン。郡司は加藤専門にします。進藤には主に細野と達を受けてもらい、それ以外の投手は田宮が受けるイメージです。田宮の負担は大きいですが、今後のファイターズの捕手は田宮主体で回っていくことが予想されるので、ここでしっかりと責任を担ってもらいたいです。

 

田宮、進藤、梅林バックアップパターン

田宮→80試合、進藤→30試合、梅林→30試合~程度のイメージ。

このパターンの良いところは、捕手で打撃能力が落ちる郡司を三塁手に固定することで戦力を最大化できるところです。具体的には梅林を進藤の打撃が振るわない時や疲労が溜まった時のバックアップにすることで、守備力も大きく損なわずシーズンを完遂できると思います。

 



両方のパターンに共通して言えることは、田宮の出場機会増は必須であること、そして投手によって捕手をある程度固定することです。

しかし今季でも田宮の疲労管理は特に後半難しく精彩を欠いていたように見えました。ただ闇雲に出場機会を増やすのではなく、きちんと疲労と向き合いながら試合をするには、三人目の捕手をうまく扱うことがカギになるでしょう。その点で郡司や梅林は捕手として来シーズンが大きなチャンスであり、キャンプに向けて捕手としての完成度を高めてくることが求められます。

また投手と捕手を固定することで、コミュニケーションを取りやすくし、登板に繋げられるほか、体調管理がしやすくなると思っています。

考えたくはないですが田宮や進藤がけがをした場合についても考えておかなければなりません。その場合は今季の出場から予想するなら梅林の重用が考えられますが、経験を重視して清水を使うことも考えられます。そこは監督が何を重視するかの匙加減です。

何にせよ、無理なくスタメンマスクを配分することが勝利の可能性を最大化するカギであり、首脳陣には先を見据えた起用をしてもらいたいです。

 

まとめ

来シーズンは田宮が本格的に正捕手を担う、新しいチームのはじまりが予想されます。来シーズンのファイターズ捕手陣は、新しい形の競争と成長の季節になるはずでしょう。

描いた通りにはうまくいかないこともあるでしょうし、まだまだ若い可能性に満ち溢れた捕手陣ですから、より長期的な目線で見ることが求められます。このnoteを読んでくださった皆様には、一試合の結果で一喜一憂したり一球のリードで批判をするような見方でなく、シーズンを通して彼らが成長していく過程を見守りましょう。

さて、次のnoteでは視点を180度(?)回転させて、「捕手×哲学」をやっていこうと思います。

最後まで見ていただきありがとうございました。


各捕手の数値は『プロ野球ヌルデータ置き場』さんを参考にさせていただきました。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集