[ 雪の和尚さん、みっけ ]:毎週ショートショートnote(雪和尚)
ー ほっこりと繋がる雪景色 ー
↑こちらのお題【雪和尚】に参加しました。
もう一つのテーマ【ループ】も意識したお話です。
参加したいので、珍しく410文字にまとめてます😊♪
でも残念ながら、ショートショートというより掌編小説な仕上がりです。

[ 雪の和尚さん、みっけ ]
寺の回遊路を箒で掃くことが、和尚の日課でした。
特に芝生の周りは仏様も通る道とされ、念入りに掃いています。
今日は、朝から雪が降ってきました。
掃いても掃いても、雪が道に積もってしまい、和尚は頭の雪もはらわずに、もくもくと箒を動かしました。
そんな和尚のあとに、ついて来る人がいました。
境内に遊びに来た、子どもたちです。
和尚を見て、家から箒を持ち寄り、雪を掃き始めました。
すると、それを見た人たちが、箒を持って列に並ぶようになりました。
どんどん人が増えていき、列の後ろに和尚が追いついてしまいそうです。
しばらくして、雪は止みました。
芝生の上には、掃き集められた雪山ができました。
「あれ、和尚さん?」
子どもがつぶやきました。
雲の切れ間から降り注ぐ光に照らされた雪山は、まるで和尚の頭のようでした。
子どもも大人も、雪の和尚に向かって、手を合わせます。
そんな人々に向かって、和尚は静かに手を合わせました。
おしまい。
↓前回参加したお話はこちら
↓にっこりみかんのお話マガジンはこちら
↓にっこりみかんのカクヨムはこちら
いいなと思ったら応援しよう!
サポートしてくださると、ありがたいですー😊♪