追いつかない! ASCO26 個人的まとめ④(最終回)

https://www.asco.org/abstracts-presentations/258196

頭頸部ケモラジの粘膜炎痛みに対してトラマドールを基本として
ガバペンチンを足すことで、疼痛緩和効果の上乗せがあるか?
という試験(またもやインド!)
結局ガッツリオピオイド要るか?というところがエンドポイントのよう
結論としては、ガバペンチンで減る!


スタディーデザイン
メイン結論

VASとかQOLはあんまり変わりないんですが…
まぁ日本だとスパッと強オピオイド、という感じなので
日本のインパクトは弱いかも。ただ、ガバペンチンの意外な使いどころ

https://www.asco.org/abstracts-presentations/258202

日本からの試験。いわゆる術後せん妄予防にラメテルオン(ロゼレム)
が効くかどうかの試験。個人的には大注目していたのだが…

試験デザイン


結果は… ネガティブ!

全く差なし…

個人的にはせん妄予防に効くかも説が消えてがっかり。
まぁ、睡眠リズムを作るという意味では
いまはオレキシン受容体系がいいのかもしれません。

https://www.asco.org/abstracts-presentations/260352

端的に言うと、ハイリスク(超ハイリスクは除く)がんで
陽子線vs.IMRT

N数スゴイ。

結果は、腫瘍評価項目は大方の予想通り、差なし。

仮説、あまりにもIMRTを見くびっている。

副次解析で、直腸スペーサーは意味ありそうと。

こないな感じ

直腸との距離がそれなりにものをいう、というのは実感と合う。
メーカーの紹介だと、性機能温存にもたけるらしい…


JCOG0805副次解析。
10年データも出してきている。
まぁ、生存差は無くなって、区切は再発多い、でもOS差なし
というもう5年ぐらいは炎上ネタに尽きなさそうな感じ。

腋窩リンパ節廓清の意義とは? 予後予測因子となるだけ?
参加基準

こういう参加基準

患者背景

主にLuminal癌がターゲット

意外と葉状腫瘍が多い…

リンパ節病理

ALNDしてないから、当然N2/3はすくない
節外浸潤も3割ぐらいある。

基本照射だが、リンパ節領域照射をかなりしているよう

サブグループのフォレストプロット

葉状腫瘍はちょっと不安…

結論

個人的には領域照射もいらん気がする
(いわゆる接線照射だけでよいと思う)

興味深い(ネガティブだったことより、良い傾向のあった群が面白い)
低MGMTメチル化、完全切除で上乗せ傾向。
低MGMT(テモダール効きにくい)は分かるが、
完全切除の方が局所制御の上乗せがある、ってのは
手術の限界を示している⁇

当たり前と言えば当たり前だが、定位照射より小線源の方がええわな。
OSにまで響いてくるのは正直びっくり。
しかもHRが0.59でMSTの差は20カ月以上…


ラスト!

ゾレドロン酸ではすでに言われていることですが、デノスマブでも。

デザイン


放射線治療医としては、RT照射をSSEに入れるのはちょっと…
なのだが、それ以外の重篤なものも変わらないのが重要。


低カルシウム血症は、明らかに減少。
MARONJだけだとダメだが、歯科処置も含めると
優位に減少だが、差は結構小さい
むしろ、これぐらい起こるんや、という参考になるデータと捉えたい。

やっぱり一番はコストと、患者さんの負担が減ることに尽きる。

おしまい。作るの大変やった。

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