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大暑・たいしょ(新暦7月23日ごろ)

梅雨も明け、一年のなかで最も暑さが厳しくなる頃。強烈な陽射しが照りつける日々が続き、外出も億劫になりがちです。蝉の声が響き渡る時期、熱帯夜が続き、寝不足になりがちな時期でもありますね。そんなときは無理せず、リラックスを心がけたいものです。

ここからは七十二候のご紹介。

桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ) 桐の花が実を結ぶ時期  7月23日〜7月28日ごろ (第34候)

桐と青桐は昔からよく混同されてきたそうです。桐は中国では、鳳凰(中国の神話で、徳のある平和な治世にだけ現れる聖なる鳥)が宿る、めでたい木とされてきました。この時期に、白く小さな花が、たくさん集まって咲きます。そして、次々とさやが垂れ下がったような実を結んでいきます。
「土用の丑の日」は7月20日ごろです。厳しい暑さに負けない元気をつけるため、鰻をはじめ、しじみや大蒜なども積極的に食べると良いです。

土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし) 土が湿り蒸し暑くなる時期 7月29日〜8月2日ごろ (第35候)

生い茂った草むらが、強い陽射しに照らされて放つ、むせかえるような熱気。これを、炎天下で一生懸命生きている草花の息吹と考えれば、厳しい夏を生きる者同士の連帯感を感じることができるかもしれません。溽(じょく)という漢字は普段あまり見かけませんが、「湿気が多くて蒸し暑い」「ねっとりと濃い」という意味を持ちます「溽暑(じょくしょ)」は蒸し暑さ・酷暑のことです。

大雨時行(たいうときどきにふる) 大雨が時々降る時期     8月3日〜8月7日ごろ (第36候)

夏の最後を飾る候であり、「夏の空に湧き上がる積乱雲(入道雲)が、ときどき激しい夕立(にわか雨)を降らせる頃」を意味しています。夏の原風景を思わせることばに感じます。
百日紅(さるすべり)の開花の時期でもありますね。暑さの真っ只中にもかかわらず、薄紅色の可憐な花を涼しげに咲かせています。漢名である百日紅にもあるように、長い期間、私たちを楽しませてくれる花です。

暑さだけに注目しがちですが、暦の言葉に触れることは、日々流れていく季節の微細な変化をもう一度慈しむことなのかもしれません。大暑の深みを感じながら、移りゆく夏のひとときを味わい尽くしたいものです。

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