【三味線トラブル】ほぞ、割れる?



【三味線トラブル】中子(ほぞ)、割れる?


ほぞとは、三味線の棹の中、芯となる木のことです。
ある日の私はテンションだだ下がり。
三味線の胴に駒を付けて、指に指スリを付けて、さあ時代物の「五郎時政」の練習をしようとしたら、棹が縦にがたがた揺れるのだもの。
棹と胴が外れかかっているだけなら和紙などを挟みくっと押し込むことで応急処置が出来るらしいのだけど、よく見ると、S字型に組み立て線のある棹、あるべきでないところにまで縦にヒビがいっている気がするのだもの。
動揺で呼吸が上がりながらも、ChatGPTに助けを求めて、その指示通りに裏側を見ると、やっぱり縦にヒビがいっている気がするの。
これはもうね、ほぞにまでヒビがいっているか微妙なところです。
練習を中断し、これ以上棹にテンションがかからないよう糸を緩めて、ハードケースに入れて安置。この子は手術予定、手術が済むまで絶対安静です。
楽器は湿気に弱いと常々思われているけれど、花梨や紅木(こうき)、日本の冬の暖房による急な乾燥も要注意、なのだそうです。おそらく12月から3月までの乾燥がヒビの大きな原因。
これからは、せめて冬の寒い時期は、ハードケースに安置しようと思い直しました。(普段は持ち運びが楽な軽い布のケースに入れている)
以前の「小故障」は糸巻きのすり減り。これは、三味線屋さんに来てもらって診察を受け、10分ほどで直してもらえたけれど、今度のは、少し大きな手術になると予想される。たぶん一泊くらい検査入院させる必要がある。
10年ほど前にスターターセットとして購入した合成木、ほぼプラスチックの三味線は呆れるほど元気。糸も変えたことがないのに切れないし、糸巻きなんか、曲の途中で変調など到底無理と感じるほど硬い。
頑丈過ぎで、愛着は沸かなかったけれど、これはこれで「代替三味線」として練習用になる、とChatGPTに励ましてもらう。
家から1時間超かかるので、本当は三味線屋さんに家のそばまで来て欲しかったけど、「できれば持って来てくださいねえ」と明るく言われちゃったので、仕方がありません。主治医の言うことには従わねば。
ところで、この三味線屋さん。てっきり家族経営だと思っていたけれど、数年前と店主が変わった?と疑念を抱くほど、声が高齢化していた。店主は夫より少し年下のはずで、確か以前、三味線を診てもらっている間、「中力粉でパンを作っている」なんて雑談を聞いた覚えがある。
私が知らなかっただけで、職人を複数抱えているのかしら。賀状には「〇〇楽器株式会社」とあるし。
