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🎼43.Teenage Fanclub 「Songs from Northern Britain」 (1997) 🇬🇧

こんにちは!
今回は、今までの歪んだギターの音からフォーキーなアコースティックギターの音へ変化したTeenage Fanclub5thアルバム「Songs from Northern Britain」をレビューします!

アルバムの魅力ポイント

前作までのTeenage Fanclub、特に初期の作品ではアメリカ由来のグランジサウンドに影響されたような歪んだギターの音が特徴でしたが、今作ではアコースティックギター主体の曲が増え、よりピースフルなグッドメロディを聴かせてくれています
グランジサウンドが消え去った影響なのかはわかりませんが、アメリカでは人気が出ずチャートインすらしませんでしたが、本国イギリスではバンドとして最高位の全英3位を獲得したブリティッシュな雰囲気漂う1枚です
タイトルの「ノーザンブリテン」は彼らの故郷、スコットランドを指していて、アルバムジャケットやブックレットの写真はメンバーたちがスコットランドを3日間ドライブしながら撮った写真が使われています

1.Start Again

ギターボーカルノーマン・ブレイク制作曲
タイトルの通りTeenage Fanclubのグッドメロディがまた始まったと思える美しいハーモニーが特徴のナンバー

2.Ain't That Enough

ベースボーカルジェラルド・ラヴ制作曲
優しいピースフルなメロディに美しいコーラスが重なる今作の先行シングル
MVは彼らの故郷、スコットランドで撮影されていて、リラックスしたメンバーたちの姿が微笑ましい

3.Can’t Feel My Soul

ギターボーカルレイモンド・マッギンリー制作曲
アコースティックギター主体の曲だが、リズミカルなドラムの音も気持ち良い1曲
基本4拍子だが変拍子の入るナンバーで、グッドメロディにさらにフックがあって聴き飽きないメロディ

4.I Don't Want Control of You

ノーマン制作曲
アコギのフォーキーなイントロから始まるどこか切なさとノスタルジーを感じる美しいメロディが特徴の個人的に今作で1番好きな曲
終盤の転調も聴いてて気持ち良く、J-POPっぽい要素も感じる1曲

5.Planets

ノーマンと1stアルバムに参加したドラマーフランシス・マクドナルドの共作
アコギ主体の穏やかなナンバーで、素晴らしく美しいグッドメロディ
フランシスは今作から3年後の2000年にドラマーとしてカムバックし、現在もメンバーとして活躍している

6.It's a Bad World

レイモンド制作曲
アコギ主体の曲の多い今作だが、この曲のサビではエレキギターの少しヘヴィな音色を聴くことができる

7.Take the Long Way Round

ジェラルド制作曲
コーラスワークを多用した美しいグッドメロディのナンバー
途中の謎の効果音が可愛い1曲

8.Winter

ノーマン制作曲
爽やかさと切なさが同居した心を掴まれるメロディが特徴の1曲
ノーマンの作る曲は哀愁がある曲が多く、邦楽に近いメロディを作るように感じる

9.I Don't Care

レイモンド制作曲
静かなイントロから始まるが、ドラムとエレキギターが入って躍動感のあるナンバーに化ける

10.Mount Everest

ジェラルド制作曲
朗らかな曲の多い今作の中で最も暗くてヘヴィな印象のナンバー
エベレストがテーマの1曲だが、スコットランドの陰鬱な曇り空を想起させるような雰囲気がある

11.Your Love Is the Place Where I Come From

レイモンド制作曲
フォーク調の爽やかなナンバーで、サビのハーモニーが綺麗なグッドメロディ
曲の後半はエレキギターも入ってきて盛り上がる1曲

12.Speed of Light

ジェラルド制作曲
珍しくシンセサイザーを多用しているナンバーだが、グッドメロディとコーラスがあればTeenage Fanclubの曲になることがわかる1曲
ピアノで終わるラストが美しい

あとがき

今作は、完全にグランジ的な歪んだギターサウンドから卒業したTeenage Fanclubがアコースティックギターの音色や変拍子、転調などを駆使してさらにパワーアップしたメロディアスな名作です
元々グランジやシューゲイザーサウンドに近かった彼らが、気を衒った演奏や技法を用いなくても素晴らしい音楽は作れることを証明したアルバムでもあると思います
今作発表の2年後の1999年に所属していた「クリエイション・レコーズ」が閉鎖し、翌2000年に6thアルバム「Howdy!」をソニー系列であるメジャーレーベル「コロムビア・レコード」からリリースすることになります
そして、2002年にはクリエイション時代の楽曲を中心に新曲も3曲入ったベスト盤「Four Thousand Seven Hundred and Sixty-Six Seconds – A Short Cut to Teenage Fanclub(邦題は「ヒット大全集」)」をリリースします

このベスト盤1枚で約10年分のTeenage Fanclubのグッドメロディを存分に味わえて、他のアルバムに入っていない新曲も聴けるので、ビギナーにもファンにもおすすめできるアルバムです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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