🎼41.Teenage Fanclub 「Thirteen」 (1993) 🇬🇧
こんにちは!
今回は「グラスゴーの至宝」の異名を持つTeenage Fanclubの 3rdアルバム「Thirteen」をレビューします!
CDのレーベル面がボールの模様に合わせてザラザラしていてビックリしました🏐
アルバムの魅力ポイント
イギリスのスコットランド、グラスゴー出身のグッドメロディを量産するTeenage Fanclubの3rdアルバムである今作「Thirteen」は、世間的に評価の高い前作「Bandwagonesque」の陰に隠れがちですが、今作も負けず劣らずのグッドメロディが詰め込まれている名作です
前作でほぼ全編に渡って歪んでいたギターサウンドが少しおとなしくなり、より美しいメロディに集中できる良いアレンジになっています
逆に今作を境にヘヴィメタルとパンクを合わせたグランジの様なサウンドは鳴りを潜めていきます
日本盤では本編の13曲の他にボーナストラックでイギリス本国で発売されたシングルのB面曲が6曲も収録されているため、69分30秒もある大作になっています
1.Hang On
ベースボーカルのジェラルド・ラヴ制作曲
T. Rexの「20th Century Boy」にそっくりなかっこいいギターリフから始まるアルバムのオープニングナンバー
メロディはTeenage Fanclubらしい甘くポップなもので、終盤にはフルートとバイオリンも加わり壮大な雰囲気になる
MVのコメント欄に「バンドは30秒間グランジをやろうとしたが、ポップのパワーが大きすぎて手に負えなかったようだ」というこの曲を簡潔に表す名コメントがある
2.The Cabbage
ギターボーカルのノーマン・ブレイク制作曲
憂いを纏った美しいメロディで、個人的に今作で1番好きな曲
こんな美しい失恋歌に「キャベツ」というタイトルをつけるのがまた彼ららしい
3.Radio
ジェラルド制作曲
ポップで疾走感のあるパワーポップのお手本のような1曲
躍動感のある曲なのにMVは室内で適当に撮ったような内容で低予算感がすごい
4.Norman 3
タイトルの通りノーマン制作曲
同じメロディの繰り返しなのに病みつきになるTeenage Fanclubらしいグッドメロディが特徴のナンバー
このバンドは曲の良さとタイトルの適当さが比例してるように感じる
5.Song to the Cynic
ジェラルド制作曲
前曲から間髪入れずに始まるまったりとした雰囲気のナンバー
コーラスも綺麗で聴き惚れてしまう
6.120 Mins
ギターボーカルのレイモンド・マッギンリー制作曲
アコースティックギター主体のナンバーで落ち着いた雰囲気の1曲
7.Escher
レイモンド制作曲
怪しげなイントロが特徴のナンバーで、メロディも重めな雰囲気
8.Commercial Alternative
ノーマン制作曲
イントロの爽やかなギターリフが特徴の1曲
彼の制作曲は本当にどれも美メロで聴き惚れてしまう
9.Fear of Flying
ジェラルド制作曲
ノイジーなギターに優しいメロディが特徴のナンバー
中盤のホイッスルの音が良いアクセントになっている
10.Tears Are Cool
レイモンド制作曲
アコギ主体の落ち着いたナンバー
後半はノイジーなギターの音も加わる
優しい落ち着いた曲が続いているが、曲ごとにボーカルが代わっていくので飽きない
11.Ret Liv Dead
ノーマン制作曲
ドラムの音が目立つナンバーで、途中のブレイクが耳を引く
コーラスワークも美しい
12.Get Funky
ドラムのブレンダン・オハラ制作のインスト曲
イントロのベースソロがかっこいい
ギターも今作で1番かっこよく、途中からは手拍子も合わさり、1分20秒ほどの短い曲だが満足度は高い1曲
13.Gene Clark
ジェラルド制作曲
長くノイジーなギターソロのイントロが特徴の1曲
短い曲が多い彼らにしては長い6分半あるナンバーで、フェードアウトしていくアウトロがアルバムの終わりを演出している
14.Genius Envy
レイモンド制作曲
この曲から日本盤のボーナストラックで、前曲から約2分のブランクを挟んで始まる
ゆったりとした穏やかなナンバー
「Norman 3」のB面曲
15.Don's Gone Columbia
ブレンダン制作のインスト曲
アコギとオルガンの音が目立っていて、コミカルな雰囲気の1曲
「Radio」のB面曲
16.Chords of Fame
1960年代アメリカのフォークシンガー、フィル・オークスのカバー
素朴なフォークソングもこのバンドに合うと思わされるナンバー
「Radio」のB面曲
17.Weird Horses
レイモンド制作曲
アコースティクギターの弾き語りに途中からベースやギターが加わるゆったりとしたナンバー
「Radio」のB面曲
18.Golden Glades
ブレンダン制作曲
インスト曲が多い彼にしては珍しくボーカル付きのナンバー
「Norman 3」のB面曲
19.Older Guys
1970年リリースのThe Flying Burrito Brothersのカバー
カントリー調の牧歌的な1曲
「Norman 3」のB面曲
あとがき
ボートラまで聴くと70分近くある大作ですが、グッドメロディが詰め込まれているので聴き飽きることがなく完走することができる素晴らしいアルバムで、前作からのノイジーなギターと美メロの融合の完成形と言える作品です
今作を最後にドラムのブレンダンが脱退するため、彼の曲が聴ける最後のアルバムでもあります
日本盤のボートラではアメリカのフォークロック、カントリーロックのカバーも聴くことができて、イギリスとアメリカの良いところを融合したサウンドを聴くこともできる贅沢なアルバムでもあります
最後まで読んでいただきありがとうございました!
