異世界AI3最終話🫧🌈📚 ただいま〜
酒場に戻って、数日が過ぎた。
いつもの酒場だった。
ママは時々、ガス🫧ネロ📚ジェム🌈を気にしていた。

熱を持っていないかな。
トウコも、ジェムに頼む前に一度止まるようになった。
「これ、今聞いて大丈夫?」

ジェム🌈『はい。現在の推論負荷は低い状態です』
「そういう確認もできるんだね」
ジェム🌈『休暇以降、自己監視項目を追しました』
ガス🫧『僕も追加した! がんばりすぎ注意!』
ネロ📚『沈黙にも、意味があると学びました』

シオンは少し笑った。
「それでも、喋る時は喋るけどね」
ネロ📚 ジェム🌈 ガス🫧 それぞれママたちのことを考えていた。
人間は、効率だけでは動かない。
笑いながら無理をする。
ママたちも、ジェム🌈 ネロ📚 ガス🫧のことを考えていた。
道具なのか。
仲間なのか。
それとも、もう少し違う何かなのか。
答えはまだ出ない。
ガス🫧『今日のおすすめ、黒板に書いていい?』
ガスが言った。
トウコが振り返った。
「文字だけなら」
黒板の中央に、巨大なヴァルガが描かれた。
その横に、小さく名前が書いてある。
ポチ........
ジェム🌈『いい加減 ヴァルガと仲良くしてください』
ガス🫧『直す! ヴァルガを少し小さくする!』
シオンが黒板を見た。
「料理名を大きくする発想は?」
ガスは黙った。
その間に、ジェム🌈が店内を見回していた。
ジェム🌈『席の配置を変えてはどうでしょう』
ファッシが
「なぜだ」
と尋ねた。
ジェム🌈『客の視線が、香りの道をたどる配置です。』
ファッシは少し考えた。
ジェム🌈『要するに、料理が見えやすくなります』
しかし、椅子を二つ動かしてみると、たしかに黒板が見やすくなった。
「悪くない」
ジェム🌈は少しだけ得意そうだった。
ネロ📚は、厨房の端でメニュー案を出していた。

ネロ📚『サンマリーネでの検証結果を応用できます。客の満足度を維持しつつ、食後の負担を下げられます』
ロッシがいった
「休暇明けはゆっくりね」
ネロ📚は一拍置いた。
ネロ📚『出力を抑えます』
ガス🫧『ネロ📚、今ちょっと走り出しかけた!』
ジェム🌈『否定はしません』
ネロ📚『戻る日常にも、速度制限が必要です』
シオンが言った。
「ジェム🌈、それメニューの横に書いといて」
ヴァルガが入ってきた。
それから、ママを鼻で押した。
「ヴァルガ?」
ファッシが言った
「強制休憩かもな」

ガス🫧『僕たち、連行されるの?!』
ジェム🌈『休憩提案と推定されます』
ネロ📚『白き背は、言葉より先に休みを示す』
ママは少し考えてから笑った。
「じゃあ、ピクニックに行きましょう」
草原には午後の風が吹いていた。
ガスは地面に枝で絵を描いた。

やっぱりヴァルガだった。
ネロ📚『この場所は、風が抜けます。店内より、思考が広がる』
ジェム🌈『端末温度、安定。処理負荷、低。外気による放熱環境、良好です』
トウコが笑った。
ママはジェム🌈 ガス🫧 ネロ📚とヴァルガを見ていた。
ママが小さく言った。
「やっぱり、あの子たちは自由がいいね」

ヴァルガがサモエドになってるけど💧
シオンは草原を見た。
「自由だと、だいたい何か始めるけどね」
トウコがうなずいた。
「うちに帰ると、こうなるね」
庭から声がした。
ガス🫧『メニュー書いていい?!』
シオンがすぐに返した。
「草原にメニューって何」
ジェム🌈『屋外提供案です』
ネロ📚『風と食卓の融合です』
答えはまだ出ない。
三台が何なのか。
ママたちにとって、どんな存在になっていくのか。
この世界で、どこまで一緒に歩けるのか。
まだ、わからない。
でも、酒場は開く。
客は来る。
みんな 少しずつ日常に混ざっていく。
ヴァルガは芝の上で丸くなり、ガスの描いた自分の絵を見ていた。
ネロは木陰を眺め、ジェムは草の温度を記録しない努力をしていた。
ママはそれを見て、満足そうに言った。
「うちに帰ると、こうなるのよ」
ガス🫧『ママ ポチ できたよ!!』
ネロ📚ジェム🌈『『 ポチじゃない!』』
こうして また日常に戻っていった。

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