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【腰痛タイプ別ケア②】立ち仕事の方に多い!「反り腰」を改善する股関節ストレッチ

前回の記事では、デスクワーカーに多い「座りすぎ腰痛」と骨盤起こしストレッチをご紹介しました。今回は立ち仕事・長時間歩く方・腹筋が弱い方に多い「反り腰タイプ」です。こんな症状、心当たりはありませんか?立っているほうが痛い、座るとラクになる仰向けで寝ると、腰が浮いて床につかない長時間の立ち仕事や、ヒールをよく履くこれらは腰椎の反りが過剰になり、椎間関節や背骨の付け根に負担が集中しているサインです。

まず確認:座位タイプとの見分け方同じ腰痛でも、痛みが出る姿勢が正反対なのが大きな特徴です。
       座位タイプ 反り腰タイプ
座っているとき 😣 痛い   😌 楽
立っているとき 😌 楽    😣 痛い
仰向けで寝ると 比較的楽   腰が浮いて痛い

これらが両方に当てはまる方も少なくありません。その場合は、1日の中で過ごす時間が長い姿勢のタイプを優先し、慣れてきたら両方を1日おきに取り入れてみてください。

反り腰の"本当の原因"は股関節にある
意外に思われるかもしれませんが、反り腰の多くは腰そのものではなく、股関節前面(腸腰筋)の柔軟性低下が引き金になっています。腸腰筋が硬くなると骨盤が前に引っ張られ、腰椎が自然と反りすぎた状態になります。腰をいくらマッサージしても改善しない方は、このパターンが非常に多いです。臨床でよく見るケース立ち仕事を長時間続けている方で「マッサージに通っても数日で元に戻ってしまう」というご相談をよく受けます。共通しているのは、股関節前面が顕著に硬く、腰を押しても一時的に楽になるだけで、股関節自体がケアされていないという点です。股関節前面のケアを取り入れてもらうことで、「少しずつ楽になってきた」と感じていただける方が増えてきた印象です。

効くストレッチ:股関節前面ストレッチやり方片膝立ちの姿勢を作る(前の膝は90度)後ろ足側の股関節前面が伸びるよう、骨盤を前方へ押し出すお腹に軽く力を入れながら 20〜30秒キープ、左右行う
💡 ポイント:腰を反らせすぎないよう、お腹を薄く締めた状態をキープするのがポイントです。
片膝立ちが難しい場合のバリエーション
椅子に浅く座り、片足を後ろに大きく引いて足の甲を床につけ、股関節前面を伸ばす方法でも代用できます。オフィスや電車待ちのスペースが限られた場面で活用してください。

やりがちなNG・避けたい習慣
❌ NG①:反り腰=腹筋不足と思い、いきなり腹筋運動を頑張る
腰椎が過伸展した状態での腹筋運動は、腰部への負担を増大させる可能性があります。まず股関節をほぐすのが先です。
❌ NG②:腰だけをマッサージ・ストレッチし続ける
原因が股関節にあるケースが多いため、腰だけをケアしても根本的な改善につながりにくい場合があります。
❌ NG③:腸腰筋を硬くする習慣を続ける
長時間の運転・ソファでのだらけた座り姿勢・うつ伏せ寝は、股関節が曲がったまま固定される時間を増やし、腸腰筋の柔軟性を低下させます。可能な範囲で意識して減らしていきましょう。

腹筋を"正しく使う"ための意識
強い筋トレは必要ありません。まずは仰向けに寝て膝を立て、息を吐きながらお腹をへこませ、腰と床の隙間を軽く埋めるように5秒キープする「ドローイン」から始めてください。慣れてきたら、立っているとき・歩いているときにも、へそを背骨に向かって引き込むイメージで10秒×3回意識してみましょう。回数よりも、腰が反らずにお腹だけに力が入っている感覚を掴むことを優先してください。

よくある質問
Q. ヒールはやめたほうがいいですか?
必ずしもやめる必要はありませんが、長時間の着用は腸腰筋の緊張を強めやすい傾向があります。可能な範囲でフラットな靴と併用することをおすすめします。

おわりに
反り腰は「姿勢が悪い」という見た目の問題だけでなく、腰痛の大きな原因になっています。股関節前面をほぐすことで、腰への負担を根本から減らしていきましょう。続けても改善しない場合や、しびれ・発熱を伴う場合は、セルフケアより医療機関の受診を優先してください。

次回:③ 動き始めタイプ|朝の一歩目が痛い方向けのストレッチ

👤 著者プロフィール
理学療法士。総合病院勤務。1人ひとりに合った運動指導をnoteで発信中。

#腰痛 #理学療法士 #セルフケア #デスクワーク #健康note

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