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『感動する』に出会った、8歳の夏

夏休みに入り、8歳の息子は、ドラえもんの映画に夢中です。

「今日は何を観ようかな」
「この間のを、もう一回観ようかな」

そんなふうに、毎回ワクワクしながら作品を選んでいます。

ある日、いつものように映画を観ていた息子から、初めて聞く言葉が。

「あぁ……このシーン、感動するんだよなぁ〜」

ふと息子の顔を見ると、目にはうっすら涙が浮かんでいました。

その姿を見た瞬間、なんだか胸がいっぱいになりました。

息子は今、「感動する」という感情に出会っているんだ。

そう思うと、たまらなく嬉しくなったのです。

アニメの登場人物の気持ちを、自分のことのように想像できるようになったこと。

物語の中で起きていることを、ただ「観る」のではなく、心で「感じる」ことができるようになったこと。

いつの間に、こんなふうに心が育っていたんだろう。

隣で涙ぐむ息子が、なんだか少し大人になったように見えました。

もともと涙もろい私たち夫婦。

映画に感動している息子の姿に、今度は親のほうがグッときてしまいました。

子どもの成長って、身長が伸びたり、できることが増えたり、目に見えるものだけではないんですね。

誰かの気持ちを想像したり、
物語に心を動かされたり、
胸がいっぱいになって、涙がこぼれそうになったり。

そんな「心の成長」も、ちゃんと日々の中にある。

今回、息子の涙がそれを教えてくれたような気がします。

最近は、なかなかゆっくり一緒に映画を観る時間をつくれていません。

だから今度は、一緒に映画館へ行きたいな。

同じスクリーンを見つめて、
同じ物語に笑って、
同じ場面で胸がいっぱいになって。

そして、映画館を出たあとに、

「感動したね」

なんて言い合えたら。

そんな日が、今からちょっと楽しみです。

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