55。 セカンドインパクト。🐾
🐾 スポーツショップで働く猫・クーの短文エッセイ 〜そのあと、クーが思ったこと〜
55。 セカンドインパクト。🐾
発売された瞬間、売り場に衝撃が走った。
静かに、でも確かに。
あの日から、棚の前に人が止まるようになった。
⚽️
サッカー日本代表2026W杯アウェイユニフォーム
オフホワイトのボディに、
カラフルな縦のライン。
着る人を選ばない、そういう色使い。
手に取った瞬間、
静かに、笑顔になる。
そういうデザイン。
海外のサポーターからも絶賛されていると聞いていたけれど、
この売り場の反応を見ていれば、
それも当然だと思う。
🐾
ホームの青も、格好いい。
でもこのアウェイには、
日常にも馴染む空気がある。
普段着にしたい、
と言って来られるお客さまが多いのも、
そのせいだろう。
棚の前のお客さまは、
両方を交互に持ち上げては、
また静かに戻す。
ボクは少し離れたところで、
その時間を見守っていた。
声をかけるタイミングを、
ボクもまだ、探していた。
🐾🐾
そのあと、クーはふと思いました。
どちらにしようと迷える状態は、
とても豊かなことなんだな、と。
どちらも好きだから、選べない。
どちらを選んでも、
好きという気持ちは残る。
それは、両方が本物だという証拠。
胸の奥が、ほんの少しだけ緩んだ。
🐾🐾🐾
「決められなくて、すみません。」
とお客さまが言った。
その言葉に、ボクは少しだけ胸を突かれた。
ボクは静かに、答えた。
どちらも正解だから、急がなくていい。
🐾🐾🐾🐾
最終的に、アウェイを選ばれた。
普段も着られそうで、と少し晴れやかな顔で。
ホームも、きっといつか。
その青も、あなたを待っている。
その日まで、棚の上で待っていてくれるはず。
この売り場には、二度、衝撃が走った。
去年、ホームユニフォームが発売されたとき。
そして今年、このアウェイが届いたとき。
これが、セカンドインパクト。🐾
🐾 クーのひとりごと 🐾
迷えるのは、それだけ誠実に選ぼうとしている証拠。
どちらも好きだから選べない。
その真っ直ぐな気持ちを、急かしたくないんだニャ🐾
あなたの迷いのそばに、
今日もただ、立っている。
一歩ずつ、肉球のあとを残すようにゆっくり綴っていくから🐾
🐾 今日からできること 🐾
今夜、迷っていることをひとつ思い浮かべてみてください。
どちらが正しいか、ではなく、どちらが自分らしいか。
その問いを胸に置いたまま、今夜は眠っていい。
答えは、明日の自分が知っている。
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静かに、しっぽを振っています🐾