八咫烏シリーズ11
八咫烏シリーズ11がオーディブルで更新されていたので思わず聴いてしまいました。
「亡霊の烏」
和風ファンタジーの魅力がぎゅっと詰まった、疾走秀逸な作品でした。
博陸侯・雪斎が独裁を敷く〈山内〉で、皇后となった凪彦とその間子が生まれないもどかしさ、そしてまだ先の見えない複雑な政治の渦の中での物語は静かに、そして歩みを進めます。
亡霊の烏 八咫烏シリーズ11
阿部智里(著)
博陸侯の治世を揺るがす「亡霊」の影
累計240万部突破! 大人気和風ファンタジー「八咫烏」シリーズ第11作。
博陸侯雪斎が独裁を敷く〈山内〉で、
〈登殿の儀〉を経て皇后を選んだ金烏代・凪彦。
しかし二人の間に子が生まれる気配はない。
一方、谷間出身者たちの叛乱を生き延びた少年・トビは
北家の朝宅で博陸侯の母と出会い――。
博陸侯の治世を揺るがす「亡霊」の影。
終幕に向けて、時間が進み始める。
阿部智里(著)
Amazonより
✻あらすじ✻
雪哉は博陸侯・雪斎が治める〈山内〉で起こる激動の中にある。
独裁とも言うその治世の影で、「亡霊」と呼ばれる影が静かに、確実に動き始めている。
とりあえず、雪哉のいる谷間出身の者たちに続く反乱の残り波はまだ消えていない。
雪哉、トビも辛くも生き延び、北家の朝宅に身を寄せている。
霊のように忍び寄る影は、過去の呪縛だけでなく、今この瞬間の力の均衡をも揺るがしている。
そして、物語の終幕に向けて、時間が加速し始めているのを感じたんだ。
この世界の奥深さに惹かれ、雪哉はその濃密な空気の中で必死に生きている。
今、歴史の大きなうねりの中で、雪哉はどんな道を歩むのか。
★登場人物★
博陸侯 雪斎(雪哉)
北家の地方貴族で次男。山内を独裁的に治める博陸侯。金烏代・凪彦
皇后として〈登殿の儀〉を経て選ばれた人物だった。雪斎と結婚しているが子はまだいない。トビ
谷間出身の少年。反乱を生き延び、北家の朝宅で博陸侯の母と出会う。若宮
政治の中心人物であり、あらゆる権力闘争に関わる。澄尾
若宮の護衛、幼馴染で強い味方。長束
若宮の異母兄で宗家の長男。後に出家し明鏡院主となる。大紫の御前
長束の母で、皇后の権力を握る後宮の支配者の存在。白珠(しらたま)
北家の姫。若宮の次候補。あせび
東家の二ノ姫で、〈登殿〉に参加した姫君のおひとり。真赭の薄(ますほのすすき)
西家の姫で、若宮のいとこ。浜木綿(はまゆう)
南家の姫。男勝りな性格で若宮の親友。
◆感想◆
語り口は落ち着いているのに、登場人物それぞれの思惑や背景が丁寧に描かれ、まるで自分もその世界に入ってしまったような迫力感。
物語の結末以降、予想外の悲劇が襲いかかり、読み進めなくなるほど衝撃的で、その中にも人間の強さや儚さが感じられて、本当に引き込まれました。
また、思想や壮大さが一つ絡み合う複雑な人間模様も、この作品の大きな魅力のひとつ。
読後は息を呑むような展開に心が揺れさぶられつつも、この「八咫烏」の世界観と登場人物たちの生き様に深く感銘を受けました。
和風ファンタジーが好きな人にはぜひ手に取って手に入とって頂きたいです一冊です。
そして、次巻が待ち遠しくなること間違いなしです。
「亡霊の烏」は、和風ファンタジーとして本当に秀逸で、読んでその世界観に惹き込まれています。 博陸侯・雪斎の独断的な治世、皇後・凪彦とその間子が生まれずに不安や、複雑に絡み合う政治的な戦略が静かに、しかし確実に物語が動いていきます。
静かな語り口の中に雪斎の熱い感情や緊張感が、家族や仲間たちの悲劇が胸に迫ってきた。
物語の終盤に緊迫した展開は圧巻でした。
この作品は和風ファンタジー好きにぜひおすすめしたい一冊です。
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自己紹介
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