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応援したくなる本

医療ものの本を読みたくなり

鈴木保奈美さんがMCを勤め
ている番組『あの本、読みま
した?』で紹介されていた、
「泣くな研修医」を読みまし
た。
中山祐次郎医師が自身の研修
医時代の経験を赤裸々に綴っ
た医療小説です。
この本は、研修医の過酷な日
常を描きつつも、ユーモアを
交えて時には、涙も誘い読者
を引き込む魅力的な一冊とな
っています。


泣くな研修医
中山 祐次郎 (著)

傷ついた体、救えない命――。
なんでこんなに無力なんだ、
俺。

雨野隆治は、地元・鹿児島の
大学医学部を卒業して上京し
たばかりの25歳。
都内総合病院の外科で研修中
の新米医師だ。
新米医師の毎日は、何もでき
ず何もわからず、先輩医師や
上司からただ怒られるばかり。
だが患者さんは、待ったなし
で押し寄せる。

生活保護で認知症の老人、同
い年で末期がんの青年、そし
て交通事故で瀕死の重傷を負
った5歳の少年……。

「医者は、患者さんに1日で
も長く生きてもらうことが仕
事じゃないのか?」

「なんで俺じゃなく、彼が苦
しまなきゃいけないんだ?」

新米医師の葛藤と成長を圧倒
的リアリティで描く感動の医
療ドラマ

現役外科医にしてベストセラー
『医者の本音』著者、小説デ
ビュー作!

泣くな研修医
中山 祐次郎 (著)
Amazonより

あらすじ
雨野隆治は大学を卒業したば
かりの研修医で、医療現場で
の経験が浅く、自信がありま
せん。
日々の業務では、何もできず
何もわからない状態で、上司
や先輩から叱責を受けること
が多々あります。
物語は、雨野の以下のような
経験を通じて展開していきます

  1. 初めての救急当直

  2. 初めての手術への参加

  3. 初めての患者のお看取り

雨野は自分の無力さに打ちの
めされることもありますが、
同時に患者の命を守るために
懸命に奮闘します。

物語は、新人医師の葛藤と成
長を圧倒的なリアリティで描
いており、医療現場の厳しさ
や、命と向き合う医師の姿勢
が生々しく表現されています。

_読みどころ_

研修医の苦悩と成長
研修医の日々は、まさに修羅
場の連続です。
中山医師は、睡眠不足と過労
に苦しみながら、患者の命を
預かる重責と格闘する様子を
生々しく描写しています。
しかし、その苦難の中にも、
成長の機会を見出す姿勢が印
象的です。

失敗あるある集

  • 先輩医師の指示を聞き間違
    えて患者に余計な検査をし
    てしまう

  • 緊張のあまり採血の針を何
    度も刺し直す

  • カルテの記入ミスで怒られ

これらのエピソードは、読者
に苦笑いを誘いつつ、医療現
場の緊張感を伝えています。

医療の厳しい現実
本書は、テレビドラマでは描
かれない病院の裏側を赤裸々
に描いています。
患者の突然の死、医療ミス、
医師同士の軋轢あつれきなど、医療の
厳しい現実が容赦なく描かれ
ています。
しかし、著者の中山医師はこ
れらの経験を通じて、医師と
しての覚悟を固めていく過程
を丁寧に綴っています。

ユーモアと人間味
本書の魅力は、辛い経験をユ
ーモアで包み込む中山医師の
筆力にあります。
例えば、夜勤明けで寝ぼけな
がら回診をする様子を、「ゾ
ンビ医師の朝」と表現するな
ど、読者を笑わせつつ共感を
誘います。

研修医の立場
研修医は、医療チームの中で
最も弱い立場にあります。
本書では、以下のような研修
医の苦悩が描かれています。

  1. 知識不足による自信のなさ

  2. 先輩医師や看護師からの厳
    しい指導

  3. 患者や家族との信頼関係構
    築の難しさ

  4. 過酷な勤務スケジュールに
    よる心身の疲労

しかし、中山医師は、これら
の困難を乗り越えることで、
真の医師として成長していく
過程を描いています。

____________


「泣くな研修医」は、医療の
厳しい現実を描きつつも、人
間味溢れる医師たちの奮闘を
温かく見守る一冊です。
研修医の苦悩と成長を、時に
ユーモラスに、時に真摯に描
くことで、医療従事者だけで
なく、一般読者の心にも深く
響く作品となっています。
この本を読めば、次に病院で
若い医師を見かけたとき、き
っと応援したくなるはずです。

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