見出し画像

圧倒的に無意味な読書体験

自分とは異なる世代の視点か
ら見た「ゆとり世代」の日常
が面白く、そして共感できる
朝井リョウさんの『時をかけ
  るゆとり』を読みました。


時をかけるゆとり
朝井リョウ(著)

就職活動生の群像『何者』で
戦後最年少の直木賞受賞者と
        なった著者。
初エッセイ集では天与の観察
眼を縦横無尽に駆使し、上京
の日々、バイト、夏休み、就
活そして社会人生活について
           綴る。
「ゆとり世代」が「ゆとり世
代」を見た、切なさとおかし
     みが炸裂する23編。

時をかけるゆとり
朝井リョウ(著)
Amazonより

朝井さんは、上京、バイト、
夏休み、就活、社会人生活と
いった日常の出来事を、まる
で魔法をかけたかのように面
   白おかしく描写します。
特に就活のエピソードは秀逸
 で、ゆとり世代の不安や焦り、
そして希望の光を見事に表現
        しています。
私は思わず「同じだ!」と声
  を上げそうになりました。

この本の魅力は、なんといっ
  ても笑いの要素でしょう。
朝井さんの自虐ネタは、高級
ワインのように時間をかけて
熟成された味わい深いもので
            す。
電車の中で読んでいて、思わ
ず吹き出しそうになり、慌て
て口を押さえたことを告白し
           ます。

しかし、この本は単なる笑い
   の連続ではありません。
その裏には、ゆとり世代特有
の悩みや社会との距離感が垣
        間見えます。
それは、甘くて苦い、大人に
なりかけの青春の味わいでし
            た。

「ゆとり世代」(1987年から
2004年生まれ)の特徴とされ
る競争意識の低さやプライベ
ート重視の傾向も、朝井さん
の視点を通して新たな光が当
        てられます。
彼のエッセイは、まるで友人
と話しているかのような親し
みやすさがあり、世代を超え
て共感できる人間ドラマなの
           です。

朝井さんの筆力は、些細な出
来事を魅力的な物語に変貌さ
せ、読者の心の琴線に触れま
            す。
 私は、この本を読み終えた後、
楽しい友人との会話が終わっ
たような寂しさと同時に、心
がほんのりと晴れやかになる
 不思議な感覚を味わいました。

『時をかけるゆとり』は、ゆ
とり世代でない私でさえも楽
しめる、笑いと共感に満ちた
    傑作エッセイ集です。
朝井リョウさんの鋭い観察眼
と卓越した表現力が光る、ま
さに「圧倒的無意味な読書体
験」を提供してくれる一冊な
         のでした。

Kindle版

Audible版

30日間無料
オーディブル登録はこちら
👇

………………
自己紹介
noteがスキ
❤️になってきた。より

#私の本棚
#本
#読書
#勝手にオススメ本
#オーディブル
#朝のルーティーン
#本をオーディブルで読む生活
#本を耳で読む生活
#時をかけるゆとり
#朝井リョウ






いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集