京都の路地裏で起こる“猫処方”の奇跡(もふもふシリーズ3)
猫本に、ハマっている今日こ
の頃「猫を処方いたします。
3」を読みました。
「この猫たち、本当に処方で
きるの?」——不思議なクリ
ニックで繰り広げられる人間
模様に、ページをめくる手が
止まらなくなりました。
石田祥さんの大人気シリーズ
第三弾は、猫好きの心を鷲掴
みにする魔法のような物語で
す。
猫を処方いたします3
石田 祥
重要なプレゼンを控えた会社
員、育児に疲れた父親、コン
プレックスを抱えたイラスト
レーター……
様々な悩みを持つ患者に薬で
はなく、本物の猫を処方する
不思議なクリニック「中京こ
ころのびょういん」。
愛らしい「処方猫」と調子の
いいニケ先生に翻弄されなが
らも、患者たちは少しずつ心
の傷を癒やしていく。
そんな中、ニケ先生たちが待
っていた「予約の患者さん」
がついに来院して――大人気
シリーズ第三弾!
石田祥
■京都の路地裏で起こる“猫
処方”の奇跡
舞台は京都市中京区の「中京
こころのびょういん」。
プレゼンに追われる会社員、
育児ノイローゼ気味の父親、
自己肯定感が低いイラストレ
ーター
——それぞれの悩みを抱えた
患者たちに、ニケ先生が処方
するのは抗不安薬ではなく「
本物の猫」。
ベーナ君やタンジェリンちゃ
んといった処方猫たちの愛ら
しさに、読んでいる私まで自
然と頬が緩みます。
■猫と向き合うことで見える
人間の本質
特に印象的だったのは「猫を
習う」という新たなアプロー
チ。
育児疲れの父親が猫の世話を
通して家族との向き合い方を
学ぶエピソードでは、生き物
を飼う責任の重さと喜びが交
錯します。
作中で描かれる「ネコババ」
(猫が排泄後に走り回る行動
)の解説では、思わず「ある
ある!」と声を上げてしまい
ました。
■笑いと涙が交錯する物語の
深層
ユーモアたっぷりの会話の裏
に潜む切ない真実——ニケ先
生と千歳さんが待ち続けた「
予約の患者」鳥井青さんの登
場で物語は急展開します。
過去の猫遺棄事件の真相が明
らかになる場面では、ページ
を濡らさずにはいられません
でした。
それでも最後に残るのは、「
猫と共に生きる希望」という
処方箋のような温もりです。
■読後の私に起こった変化
この本を読み終えた後、ふと
我が家の鳥ですが。。。を見
つめ直しました。
当たり前のように存在してい
た愛鳥の仕草が、突然愛おし
く感じられるようになったの
です。
シリーズを通して伝わる「生
き物と関わるとはどういうこ
とか」というメッセージが、
私の日常に静かな革命を起こ
してくれました。
■猫好きならずとも手に取っ
てほしい理由
表紙の美猫たちに目を奪われ
るのはもちろん、作中に散り
ばめられた京都弁の響きが独
特の安心感を醸し出します。
各エピソードが独立している
ため、通勤時間の隙間読みに
も最適。
第三弾にして物語の核心に触
れる展開に、次回作が待ち遠
しくてたまりません。
この本は単なる癒し小説では
ありません。
猫という存在を通して、私た
ちが忘れかけていた「生きる
ことの本質」を優しく問いか
けてくる——そんな珠玉の一
冊です。
心にぽっかり空いた穴を、柔
らかな猫の肉球でそっと塞い
でくれるような読書体験をお
約束します。
Kindle版

Audible版

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自己紹介
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