見出し画像

ガンダム初心者向け、閃光のハサウェイ キルケーの魔女を事前知識ゼロから楽しむ方法|ストーリーの詳細ネタバレなし|ガンダムが久々な方にも向けて

「ガンダムに乗りたい。」


本作品を鑑賞した後、割と本気でそう思った。主人公ハサウェイが操るガンダムのモビルスーツ戦。そのコックピットからの目線で、迫力ある戦闘シーンが見せ場として描かれている。

球体の全方位モニタに映る敵機、ミサイル、ロックオンの音、飛び交うビーム兵器、爆ぜる爆発音、爆煙。モビルスーツがスピーディかつ縦横無尽に舞う空中戦は、最新技術による映像美と製作陣による熱意の賜物。思わず引き込まれた。

閃光のハサウェイはそうした見せ場となる戦闘シーンも面白さの1つだが、そこに至るまでの人間ドラマも一筋縄ではなく面白い。

この人間ドラマを実感として咀嚼するには、ひと恋終えた20歳以上であれば十分だと思う。子育てを終えひと段落した世代以降であれば、また違った親の目線も加わる。ちなみに私は劇中ホロリと涙したシーンがあった。過去となった思い出を追想する、悲しい涙だ。

しかしガンダム作品としては、メインターゲットとなるであろう対象年齢は40代以降だろう。なぜなら、アムロ、シャア、ニューガンダムの話を履修していることが前提となっている作品だからだ。その辺を知らない(忘れている)となると、説明なく登場する登場人物にポカンとしてしまうかもしれない。少なくとも私は、これ誰だっけ?となった。帰宅後プライムビデオで逆襲のシャアを見直して、あぁ、と合点がいって理解が深まった。

閃光のハサウェイは、真にはおじさんによる、おじさんの為のロボット映画なのかもしれない。



ここからは、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女 」を観るにあたり、事前に知っておいた方が良いであろう事を記します。



昔のガンダムは詳しくないけど閃光のハサウェイ気になる、今度付き添いで観に行く予定だけどガンダムってよく分からない、大ヒットしているみたいだけどどんな話?、まだ見に行く予定はないよという方はこの先へお進みください。

『閃光のハサウェイ キルケーの魔女』を、より楽しむためのヒントとガンダムの世界の全容を簡単に書き記します。



私はガンダム作品が好きです。

でもにわかガンダムファンです。ガンダム作品は沢山見たし、ガンプラも買っていた。しかし各作品の登場人物名や詳細、主人公機以外のモビルスーツの名前まではそんなに覚えていないといったにわか具合だ。

閃光のハサウェイは全3部作予定とされている。第1部の「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」は2021年公開。2026年現在、第2部「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」が公開中だ。

何年か前に第1部を観たがうっすらとした記憶だった為、再度第1部を観てから第2部へ挑んだ。第1部を事前に観たのは正解だった。登場人物やストーリーがはっきり繋がりスムーズに楽しめた。下記アマプラで無料配信中だ。

しかし、それだけでは不十分だった。第1部ではなかったハサウェイの心の葛藤が描かれ、その中で、ポッと出の女性が出てきたりするのだ。そこで私は置いていかれてしまった。この心の葛藤を完全に理解するには、映画「逆襲のシャア」が必要だったのだ。

さらにもしアムロ、シャアとはなんぞやという具合ならば、まずは初代の「機動戦士ガンダム」の数話、または総集編の劇場版を見れば事足りる。

機動戦士ガンダムの第一話は、大人になってから見ても名作だと思う。


この先は、「いやいや映画もアニメもそんなに見る時間ないよ」という方に向けて、閃光のハサウェイに出てくる、特段事前に説明がない登場人物や、ガンダムの世界観、主人公周辺の登場人物を簡単に解説して、数分で閃光のハサウェイに行ける仕込みを記載する。

以下は第1部、および逆襲のシャアのネタバレを含みます。



ファーストガンダムの世界

まず、ファーストガンダムと言われる最初のガンダムの世界とは何かと一言で言えば、人類が宇宙に進出した結果、「地球に残った人」と「宇宙に住む人」が争う物語。その世界の物語の続きとして、閃光のハサウェイは描かれている。

地球に残った人が地球連邦政府側(一枚岩ではない)であり、直下の地球連邦軍、ファーストガンダムやそのパイロットであり主人公のアムロ・レイ側。宇宙に住む人(全てではない)で、地球からの支配より独立すべく戦いを仕掛けたのがジオン公国と呼ばれる独立国家であり、ザクなどのモビルスーツと呼ばれるロボットと、そのパイロットのシャア・アズナブル側、シャアは仮面を被った赤い服の人だ。

宇宙に浮かぶコロニーと呼ばれる人工居住区で、学生で一般人だったアムロ(父はガンダム開発の技術者)が、居住区をジオン軍に襲われ、たまたまガンダムに乗り込み、いきなり操縦出来ちゃってパイロットとなった。敵となるシャアはジオン軍の軍人だ。

アムロは異常な程の認知力と適応力と直感めいたもので、たまたま乗ったガンダムの操縦をこなした。こうした直感めいた認知によって、状況や他者の存在や行動を強く感じ取る事ができる人間がニュータイプと呼ばれるようになった(大雑把に)。

ニュータイプを漫画のワンピースで例えるならば、半端ない見聞色の覇気の持ち主だと例えられる。
そしてこのニュータイプを人工的に作ろうと育成されたのが強化人間と呼ばれる。

ニュータイプの力が強く発動されている時の演出表現として、モビルスーツに乗っているはずなのに、精神体となって宇宙へ体が出て行き、繋がった人と直接対峙するような描写が描かれることがある。ガンダム初心者には何が起きているのか分からないところのひとつかも知れない。

一方でニュータイプは、感じすぎるが故に苦悩するという側面も併せ持つ。高過ぎる感受性で苦悩するのは、現代を生きる我々の世界でも同じなのかも知れない。

そしてTV版でアムロとシャアの2人は幾度か戦い、映画「機動戦士ガンダム   逆襲のシャア」でその戦いに終止符が打たれることになる。

この間にジオン公国は消滅し、代わりにネオ・ジオン(組織)が設立され、後にシャアが総帥となった。

そのどこに、ハサウェイがいるのか。
映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」


ファーストガンダムのパイロット、アムロが乗り込んだ地球連邦軍の戦艦がある。その戦艦の艦長を務めたのがブライト・ノア艦長だ。そのブライト・ノア艦長の息子こそが、ハサウェイ・ノアである。

映画逆襲のシャアで、まだ少年のハサウェイ・ノア(地球に住む学生)は登場人物として目立つポジションとして出てくる。またこの映画のヒロイン的な役として、クェス・パラヤ(父親が地球連邦政府の高官)という緑色の髪の毛の少女が出てくる。この緑色の髪のクェスは覚えておかないといけない人物だ。

このクェス・パラヤとハサウェイは、宇宙のコロニーへ向かう道中で知り合った。到着したコロニーで2人が親睦を深め仲良くなったのも束の間、クェスは、地球連邦の高官(クェスの父)らと交渉の為に同コロニーに居合わせたシャア(ジオン総帥)と偶然出会い、シャアに惹かれシャアと行動を共にすることとなる。

そしてクェスは、ジオン軍のモビルスーツパイロットとして戦場に出た。そこでクェスを取り戻そうと戦場へ出てきたハサウェイと邂逅するが意見が合わず、ハサウェイに身の危険が迫った。あわやというその時、地球連邦軍のチェーン(アムロの恋人)がクェスを撃墜し、ハサウェイは助かる。

しかし、クェスを失い混乱したハサウェイは、すぐさまチェーンを撃墜してしまう。


─────・・・


それまで地球に暮らすごく普通の学生だったハサウェイは、その手で人(チェーン)を殺めた事実と地球連邦への負の感情を抱いたまま青年へと成長し、第1部の閃光のハサウェイへと続いた。

第1部 閃光のハサウェイ
【第1部のネタバレを含みます。】

第1部の閃光のハサウェイで描かれるのは、地球で暮らす地球連邦政府の腐敗と格差に対する反抗。ハサウェイは地球連邦政府を否定する反政府テロ組織「マフティ・ナビーユ・エリン」のリーダーとなっていた。父親が地球連邦軍の軍人であるにも関わらず。

その目的は、地球を私物化する特権階級を、武力で排除すること。組織として既に政府高官を何人も排除していた。

ハサウェイが宇宙コロニーから、作戦のため地球へ降り立つ途中、ギギ・アンダルシアという謎めいた金髪の女性と出会い行動を共にし始める。これがまた美しい女性で。ずるい。

このギギと出会い、気になる存在となってしまう心の移ろいが、第1部ではドラマティックに描かれる。そして地球連邦軍のモビルスーツやガンダムに、仲間と共に襲われる。その中でハサウェイもガンダムを入手する事になるのだが、この終盤の盛り上がりは手に汗握る大興奮となる。

ちなみにガンダムを作るのは中立な民間企業。そのため、地球連邦軍のガンダムも作っているが、地球連邦所属という訳ではない。

閃光のハサウェイをサブスクで観るアイテム

ちなみにウチでは、本気で観る時にはプロジェクターでアマプラを観ている。

特にアクション物やロボット物、SFなんかは、迫力が違うのでお勧め。部屋を暗くする必要はあるけれど。

数年前に買ったものは廃盤だったので、売上ランキング上位を見てみると、最近は値段も下がってコンパクトになっているなと驚きました。

ポータブルタイプなんかも進化していた。

私が買ったものは、こんな形のものでした。

広い壁がない我が家はスクリーンを設置しました。
100インチ以上あると幸せ。

ボタン1つで上げ下げ出来る電動は楽。
設置場所が確保できれば、120インチの電動が最適解。
自宅にはこちらを迎えてある。2人がかりで設置した。

広い壁や、カーテン代わりの遮光ロールスクリーンに投影してみるのもありだ。

子供が寝ていると大音量では流せないので、ワイヤレスイヤホンで聞いている。夜は眼鏡なのでイヤーカフ型が眼鏡と干渉しなくていい。

イヤーカフ型は密閉するカナル型と違い、映画を観ながらポテトチップスを食べても耳に響かない。妻と片耳ずつ使えば、鑑賞中会話もできる。ながら聞きの最適解だと思っている。突如子供が起きてきてもニュータイプの如く察知し対応可能だ。サブスクを観るなら低音が強い方が響いて嬉しい。

今3台目だけど、次買うとしたらshoksにしてみたい。売上ランキング1位だ。2台の機器(例:スマホとプロジェクター)とシームレスに接続出来るマルチポイントの機能がストレスフリーの為に地味に必須。



第2部 閃光のハサウェイ キルケーの魔女

現在公開中の第2部、「閃光のハサウェイ キルケーの魔女」では、ハサウェイが入手したガンダム対、地球連邦軍のガンダムとの戦闘や、美女ギギを取り巻く男達の様々な葛藤、ハサウェイ周辺の人間関係の変化などが描かれる。

ちなみにここで言うキルケーとは、ハサウェイと対峙するケネス・スレッグ司令官率いる地球連邦軍側の部隊の名前だ。

入場特典のカード
左:ケネス司令官 右: レーン・エイム(連邦ガンダムパイロット)

……貰える事も知らなかった入場特典だけど……ギギが良かった。


劇場へは、おじさん4人が平日に休みを合わせ、わくわくしながら雁首揃えて行ってきた。ガンダムというコンテンツには、普段は真面目に仕事をしているように振る舞っているおじさん達を、示し合わせて映画館へ向かわせてしまう程の魅力がある。

映画館で観て良かった。そう思える映画作品であった。
第1部より、今回の第2部の方が断然面白かった。
ぜひあなたもガンダムのパイロット体験のつもりで、劇場まで足を運んでみてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

それではまた、お会いしましょう。


追加の小話
ちなみに、逆襲のシャアの世界の別アンサーのひとつとして、最近TV放映されたガンダムジークアクスがあります。アムロではなくシャアがガンダムに乗っていたらどうなっていたのかと言う世界の話です。エヴァンゲリオンの庵野秀明氏が脚本参加。
こちらはポップな雰囲気でしたが、エヴァンゲリオンなガンダムで面白かったです。

noteのアカウントが無くてもスキを押す事が出来ます。
スキを押していただけると、今後の記事執筆の励みになるのでよろしくお願いします😊

本記事にはAmazonアソシエイトの広告が含まれます。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集