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のれんをくぐるたび、通りににぎわいが生まれる | 第5回 KUGURU展 開催日程のお知らせ


みなさん、こんにちは。
このたび、第5回 KUGURU展の開催日程が決定しました。

2026年3月23日(月)〜5月12日(火)
場所は、これまでと同じく 市川・真間エリア。

人がぎゅうぎゅうに集まる場所、というよりも、
歩いていると、いつの間にか右からも左からも、会話や笑い声が、ふわっと耳に届く。

そんな、音量の大きさでは測れないにぎわいの中で、第5回KUGURU展は、今年も静かに始まります。


1  |  KUGURU展とは

のれんをキャンバスにアーティストが表現を重ねるKUGURU展


KUGURU展は、「のれんアート」を通して、まちと人、人と表現がゆるやかにつながる文化イベントです。

お店の軒先にかかる一枚ののれん。
そこには、機能以上の役割があります。
通りと店内をゆるやかに分けながら、人の気配や、あたたかさ、生活のリズムを外へと滲ませてくれる存在です。

KUGURU展では、そんな“のれん”をキャンバスに、70名以上のアーティストがそれぞれの表現を重ね、市川・真間の通りに、色とりどりの「ぬくもり」を咲かせてきました。

2  |  人がいっぱいいること、ではない「にぎわい」


KUGURU展が大切にしてきた「にぎわい」は、
人がたくさん集まることでも、イベントらしい熱気があることでもありません。

もともと知り合い同士が、のれんをきっかけに、
「久しぶりですね」と立ち話を始めること。

これまで言葉を交わしたことのなかった人同士が、同じのれんを前にして、「これ、いいですね」と、自然に声をかけ合うこと。

人と人との間に生まれる交流そのものを、私たちは「にぎわい」と呼びたいと思っています。


3  |  のれんは、境界ではなく、きっかけ

のれんが会話がはじまるきっかけになれば…


のれんは、本来、お店と通りを分けるものです。けれどKUGURU展では、その役割が、少しだけ変わります。

のれんの向こう側が気になって、立ち止まる。
絵柄を眺める。
お店の中から漏れてくる声に、耳を澄ます。

そうした一つひとつの動作が、人と人との距離を、ほんの少し縮めていきます。

のれんは、人を遮るものではなく、会話が始まるための、やわらかな入り口なのかもしれません。


4  |  「あのにぎわい」は、どこにあるのか


今回のKUGURU展のテーマは、
「のれんアートと、あの“にぎわい”」。

ここでいう「あのにぎわい」は、過去の商店街の記憶でも、どこか別の街にある理想の風景でもありません。

それは、私たち一人ひとりの心の中にある、
ふくよかで、やさしい人との交わりの感覚。

誰かと目が合ったときの、少しの気恥ずかしさ。
短い会話を交わしたあとの、ほっとした気持ち。
言葉は交わさなくても、同じ空気を共有したと感じる瞬間。

そうした感覚は、もともと、誰の中にもあるものです。

KUGURU展は、新しいにぎわいを生み出すというより、その感覚を、そっと思い出すための場なのかもしれません。


5  |  長い通りを歩いてみる

弘法寺から見下ろす真間の通り


真間の長い通りを歩いていくと、がやがやとしたにぎやかさとは違う、独特の空気が流れていることに気づきます。

お昼どきには、家族連れとお店の人が、
「今日は暖かいですね」と言葉を交わしながら、
ゆっくりと時間が流れている。

夕暮れになると、会社帰りの若者が、のれんをくぐって、「どうもー」「あら、来たの」と声をかけ合って、
店の中へと入っていく。

お店の奥からは、楽しそうな話し声や笑い声が、
湯気のように、通りへと、こぼれてくる。

それぞれは小さな場面ですが、通りを歩いていると、その一つひとつが重なり合っていることがわかります。

それが、私たちが思い描く「あのにぎわい」です。


6  |  誰もが、にぎわいの一部になる


KUGURU展では、訪れる人だけが主役なのではありません。

お店の人も、このまちに暮らす人も、通りを横切る人も、その場にいるすべての人が、にぎわいの一部です。

展示を見る側と、つくる側。
参加者と、主催者。

そうした境界線も、のれんの前では、自然と曖昧になります。

その場に居合わせ、同じ時間を過ごすこと。
それだけで、にぎわいは、そこから、自然と立ち上がっていきます。


7  |  いまの感覚で、交わりをつなぎ直す


かつて、地域社会の中には、人と人との距離が、今よりも近い時代がありました。

けれど、それは必ずしも戻るべき過去、というわけではありません。

大切なのは、より密でありながらも、押しつけではない、やさしい交わりを、いまの感覚で、
どう、つなぎ直すか。

KUGURU展は、その問いに対する、一つの実践です。

日常から切り離された非日常ではなく、
日常の延長線上で、気づけば誰かと交わっている。

そんな時間を、このまちと一緒につくっていきたいと考えています。


8  |  ひとびとに必要な交わり


人は、ひとりで完結して生きているわけではありません。

誰かと挨拶を交わすこと。
短い会話をすること。
同じ場所に、同じ時間にいること。

そうした交わりは、もともと、ひとびとの根底に必要なものです。

にぎわいは、無理につくるものではなく、
その必要性が、ふと表に現れたとき、そこに生まれます。


9  |  まずは、のれんをくぐることから

まずは、のれんをくぐってみてください


70名以上のアーティストが描く、のれん。
それぞれは小さな表現ですが、通りにかかることで、人と人とのあいだに、そっと、人の体温を手渡します。

まずは、のれんをくぐってみてください。

春の真間の通りで、
あなた自身の中にあるあたたかな「あのにぎわい」と出会ってもらえたら嬉しいです。


【第5回 KUGURU展 開催概要】

開催期間:
2026年3月23日(月)〜5月12日(火)
会場:市川市・真間エリア(商店街ほか)
主催:KUGURU実行委員会
応援・協力:一般社団法人アートと人々

今後、参加店やアーティスト、関連企画についても、この公式noteで少しずつお知らせしていきます。

この展示が、人と人との交わりによって、
少しずつ、通りの風景になっていく過程も、
ぜひ一緒に見守っていただけたら嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからも、どうぞよろしくお願いします。

(KUGURU実行委員会)

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