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【顔面神経麻痺・構造分析シリーズ】第2-1回:病院選びと診断までの流れ 〜「何科へ行けばいいのか分からない」から始まった〜


はじめに

顔面神経麻痺を発症した翌朝。

一番困ったことは、顔が動かないことだけではありませんでした。

それ以上に困ったのは、
「いったい何科へ行けばいいのか分からない」
ということでした。

脳梗塞だったらどうしよう。
ただの疲れではないのか。

不安ばかりが頭の中を巡り、何を優先すればいいのか判断できませんでした。

今振り返ると、診断がつくまでの時間は、病気そのものだけではなく、
「分からないこと」と向き合っていた時間だったように思います。


発症翌日、最初に向かった病院

2024年3月29日。
朝になり、目を覚ました私は、昨夜の出来事が夢であってほしいと思いながら鏡を見ました。

しかし、現実は変わっていませんでした。

  • 右側の顔は動かない。

  • 口元は下がっている。

  • 目も閉じにくい。

「本当に顔が動かなくなっている……」
そう実感した瞬間、不安が一気に大きくなりました。

でも、次に困ったことがあります。

どこの病院へ行けばいいのか分からない。

顔のことだから皮膚科?
神経だから脳神経外科?
それとも別の科?

判断できなかった私は、複数の診療科がある公立病院へ向かいました。


最初に確認したかったこと

病院の受付で症状を説明すると、
看護師さんからこう言われました。

「顔面神経麻痺の可能性があります。まずは耳鼻科で診てもらってください」

そして、
「もし顔面神経麻痺ではなかった場合は、脳梗塞などの可能性もあるので、MRI検査が必要になります」

その説明を聞いても、私の頭には別のことしかありませんでした。

「もし脳梗塞だったら……。」

昨夜までは普通に過ごしていたのに、朝になったら顔が動かない。何が起きているのか分からない。

だから私は、
「先にMRI検査をお願いできますか。」
そうお願いしました。

まずは、一番大きな不安をなくしたかったのです。


MRI検査の結果

脳神経外科でMRI検査を受けました。

検査結果は、
「脳梗塞の疑いはありません」
というものでした。

その言葉を聞いた時、正直ホッとしました。

もちろん、顔が動かないという現実は変わりません。
でも、一番怖かった可能性が一つ消えたことで、少しだけ前を向くことができました。

その後、耳鼻咽喉科を受診するよう勧められ、その日は帰宅しました。


耳鼻咽喉科で告げられたこと

翌日、3月30日。
地元で通っていた耳鼻咽喉科を受診しました。

医師は私の顔の動きを確認すると、
「重度の顔面神経麻痺です」
と説明しました。

そして、
「詳しく検査するため、大学病院へ行った方がいい」
と言われ、紹介状を書いていただきました。

その日は土曜日だったため、紹介先の病院は休診。
週明けに連絡しましたが、予約が取れたのは4月2日でした。

発症から数日。
まだ数日しか経っていません。

でも私には、
何週間も過ぎたような長さに感じていました。

顔は動かない。
病名もまだ確定していない。

「このまま治るのだろうか。」

そんなことばかり考えていました。


なぜ診断まで複数の病院を受診したのか

今振り返ると、当時は、
「なぜすぐ診断してもらえないのだろう」
と思っていました。

しかし、後から考えると理由がありました。

顔が突然動かなくなる症状は、顔面神経麻痺だけとは限りません。

脳梗塞など、緊急性のある病気でも似た症状が出ることがあります。

そのため、

①重大な病気ではないか確認する

②顔面神経麻痺の可能性を調べる

③専門医療機関で詳しく診断する

という流れになることがあります。

当時は不安でいっぱいでしたが、一つずつ可能性を確認していく大切な過程だったのだと思います。


一般的に言われている受診の流れ

顔が突然動かなくなった場合、原因によって受診する診療科が変わることがあります。

一般的には、

  • 突然の顔面麻痺では脳梗塞などの可能性を確認する場合がある

  • 顔面神経麻痺が疑われる場合は耳鼻咽喉科で診察することが多い

  • 症状の程度によっては専門病院へ紹介されることがある

とされています。

ただ、実際に経験して感じたことは、
「自分で判断するのは難しい」
ということでした。

だからこそ、突然の異変があった時は、早めに医療機関へ相談することが大切なのだと思います。


あらためて思うこと

あの日の私は、
「顔が動かない」という現実だけで頭がいっぱいでした。

でも本当に怖かったのは、
「何が起きているのか分からない」という状態だったのかもしれません。

診断とは、単に病名を付けることではない。

不安の中で、一つずつ可能性を整理し、現実と向き合っていく過程なのだと思います。


この診断の流れを振り返って

顔面神経麻痺は、突然発症します。

そして、その後に待っているのは、

  • 受診する場所を探すこと。

  • 検査を受けること。

  • 結果を聞くこと。

そして、その現実を受け入れることでした。

今だから思います。

あの日、一番不安だったのは、

「顔が動かないこと」ではなく、
「何が起きているのか分からないこと」

だったのかもしれません。

もし同じような症状が出た方がいたら、
「何科へ行けばいいのか分からない」
と一人で抱え込まず、まず医療機関へ相談してください。

私自身、あの時に一つずつ確認していったことが、その後の治療につながりました。


次回予告

次回は、

【顔面神経麻痺・構造分析シリーズ】第2-2回
顔面神経麻痺はどう診断されるのか編

について書いていきます。

顔の動きの確認、神経の検査、そして「重度」と判断された理由。
診断の裏側で、医師が何を見ていたのかを振り返ります。


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