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成果を出すほど不幸になる理由|40代・50代が知るべき『快楽順応』からの論理的脱出

はじめに

ある朝、洗面所の鏡を見てゾッとした。

念願のポジションに就いたはずなのに、 映っていたのは——ひどく疲れ切った、 全く幸せそうではない男の顔だった。

昇格も昇給も手にした。
チームも持った。 数字も出した。


それなのに、なぜ満たされないのか。

そのような経験、ないでしょうか?

もしあなたが今、似たような感覚を持っているなら、 これはあなたの能力不足でも、 努力不足でもありません。

「優秀で目標達成能力が高い人」ほど深くハマる、
人間心理のバグが原因なのです。

今回は、現役エンジニア・プロジェクトマネージャーとして20年現場を走ってきた私が陥った「快楽順応」という罠と、

そこからの論理的な脱出戦略をお伝えします。


1.【40代の罠】なぜ昇進しても「虚無感」に襲われるのか?

これはノーベル賞経済学者ダニエル・カーネマンが提唱した 「ヘドニック・トレッドミル(快楽順応)」 という現象です。

これは、外部報酬(昇進・給与・noteではスキの数)への依存が強まるほど、 内発的なやりがいは静かに失われていくことが示されています。


念願の昇進を果たし「認められた!」と歓喜しても、数ヶ月後にはそれが「当たり前」になり、重い責任だけがのしかかる。

そしてこれは自己承認欲求を満たすために始めたSNS(noteなど)でも同じです。

バズって興奮しても、次からは同じスキの数では満足できず、他人の数字を見て焦燥感に駆られる。

まるでルームランナーの上を走るように、「達成」を追い求めても幸福度の現在地はいつの間にか元に戻ってしまうのです。

成果が上がると一時的には幸福度は上がるのだが
次を求めてしまい、幸福度はもとに戻る。

2.優秀なエンジニアほど心を壊す「終わらない成果競争」

偉そうに語る私自身、この罠にもがき苦しんできた一人です。

20年以上、開発現場を走ってきました。
若手の頃の劣等感をバネに食らいつき、
ついに昇格と昇給を果たした瞬間。あの喜びは忘れられません。

しかし、幸福感は長く続きませんでした。

上がった役職が日常になると、
さらに上の層と比較して「まだ足りない」と焦る日々。

手に入れたはずの「成果」が、いつしか自分を縛る「次の成果への鎖」に変わっていました。


3.解決のフレームワーク:「外部評価」から「内部資産」へのシフト

息を切らして走るのをやめた時、
私は自分の評価指標を根本から間違えていたことに気づきました。

他人の評価、役職、noteのスキの数。
実をいうとこれらは自分ではコントロール不可能な
「外部評価(ある意味ないものねだり)」です。

ここに依存する報酬設計をしている限り、
永遠に満たされることはありません。

必要なのは、確実な「内部資産(内に秘めているもの)」への再定義です。

例えば・・・

  • 幾度ものプロジェクトの炎上を乗り越えてきた経験、

  • 泥臭く培った対人関係スキル、

  • 味方でいてくれる家族、

  • 発信を通して私を見つけてくれた読者との信頼関係。

「他人の定規」を捨て、自分の中に蓄積された「誰にも奪われない資産」に焦点を当てること。

これこそが、快楽順応を抜け出す唯一の論理的な戦略です。


では、具体的にどう「シフト」するか。
私が実践している3ステップがこれです。

STEP 1|棚卸し(15分)
紙に書き出す。「過去5年で、誰かに感謝されたこと」を5つ。 役職や会社名は関係ありません。あなた個人に向けられた言葉だけです。

STEP 2|言語化(週1回)
STEP1の1つを、noteに500字で書く。 上手くなくていい。「誰かの役に立つかも」と思えるものだけでもいいです。

STEP 3|受け取り方を変える(毎回)
スキやコメントを「承認の証明」ではなく「仮説の検証データ」として読むのです。

「この経験は他者に刺さる」という事実の積み上げが、外部評価への依存を静かに溶かしていきます。


この3ステップを続けた時、 あなたが立っている場所は今とは少し違うはずです。


4.他人のノイズを消し、自分のコアに集中する未来へ

「内部資産(今あるもの)」を土台に据えると、
見える景色は劇的に変わります。

他人の評価というノイズが消え、自分が本当にやるべきコア業務や発信に、100%のエネルギーを注げるようになります。

私自身、変化は劇的ではありませんがスキの数を見て焦る夜が、 少しずつ減っていきました。

「成果が足りない」ではなく「自分にはこれがある」で一日を終えられるようになったのです。

あなたがこれまで泥水をすすって培ってきた経験は、決して無駄ではありません。

その泥臭い経験を『内部資産』として再定義したとき、それは会社という枠に依存しない新しい挑戦(note/X発信やKindle出版など)を切り拓く、最強の武器へと変わるはずです。


最後に一つだけ聞かせてください。

「あなたが今の会社を明日辞めても、
持っていけるものは何ですか?」

答えが一つでも思い浮かんだなら、
それがあなたの内部資産の正体です。

思い浮かんだ人は、スキを押してくれると嬉しいです。

言葉にできそうな人は、コメントで教えてもらえたら、一緒に考えたいと思っています。


【編集後記】#クラスメイトとのnote交換日記

今回、いつもお世話になっているSaka. 先生の企画「#クラスメイトとのnote交換日記」に参加しました。

私は第8走者のkiwakoさんからバトンを受け取りました。

▼ kiwakoさんの素敵な記事はこちら

今回のメインテーマである「外部評価(ないものねだり)から内部資産(今あるもの)へのシフト」というロジックは、第8走者であるkiwakoさんの記事から強烈なインスピレーションを受けてビジネスロジックとして言語化したものです 。

次回は🍀コスモスhir8miさんです!よろしくお願いします🙇‍♂️


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HAS|40代後半エンジニアPM 応援頂きありがとうございます!頂いたチップは今後の活動費(資格、PMなど)に活用させていただきます!