願い
代り映えしない 明日をください
宇多田ヒカルの「あなた」の一節
母の闘病中によく聞いた曲。
心の中をうまく表してくれている歌詞をただ噛み締めていた。
車の中は、私の感情を吐き出せる場所。
「また、来るよ」と、玄関の扉を閉め、車に乗り込む。
ひとりになった瞬間にこらえていた感情が溢れる。
本当に次はあるだろうか、これが最期かもしれないと、何度思ったことだろう。
一緒に病院へ行き、家の雑用、母の体調確認。
車で片道3時間の実家へ通う日々。
病気が進行し、会うたびごとに、痩せていく母の後ろ姿。母の姿からは残された時間の短さを感じ奇跡なんか起きなくていい、キラキラしたできごとなんかなくていい。
願うのは、「今」がこのまま続いてほしい。私の、私達家族の前からいなくならないでと、ただそれだけを願っていた。
車のラジオから流れてきた曲。
この曲に出会ってから、何度も何度も繰り返し聴いた。
多くは望まない 神様 お願い
宇多田ヒカルさんが、息子さんのために書いた曲。
息子さんへの愛。
あなた以外なにもいらない。何にも代えがたい存在。
自分がこの世を去ったあとの我が子を案じる。
代わり映えしない、明日がくるだけでいい。
久しぶりに歌詞を手書きしてみた。
歌詞に込められた思い。
作り手の強い意志を感じた。
歌詞に私の思いが重なり、深く刻まれた。

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さちともこさんが、歌詞を手書きされていることを以前記事にされていました。
私も中学生から高校生の頃、好きなアーティストの曲の歌詞を書いて、楽しんだり、失恋した時には歌詞に慰められていました。
さちともこさんの記事を読んで久しぶりに、思いつくまま歌詞を手書きしていたら、こんな企画を開催されていました。
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