【生活改善】親知らずを抜いたらえらいことになった①
はじめに
私は上下左右4本とも親知らずが生えている。
これまで特に困ったこともなかったので、一度も抜いたことはなかった。
しかし、普段通っている歯科クリニックの先生から、ある日こんなことを言われた。
「全部抜く必要はありませんが、左下の親知らずだけは抜いたほうがいいですね」
理由を聞くと、
「変な向きで生えているので食べ物が詰まりやすいですし、手前の歯が虫歯になるリスクもあります」
とのことだった。
それを聞いた私の最初の感想は
「嫌だなぁ…」
である。
私は歯医者が苦手だ
そもそも私は歯医者が苦手である。
子供の頃に通っていた歯科クリニックの治療の仕方が荒く、何度も痛い思いをした。
その結果、すっかり歯医者嫌いになってしまった。
社会人になってからも歯医者へ行く回数はかなり少なかったと思う。
とはいえ、「歯医者へ行かなくても大丈夫」と言えるほど歯のケアに自信があるわけでもない。
さすがにこのままではまずいと思い、昨年から近所の歯科クリニックへ定期的に通うようになった。
虫歯治療だけでなく、歯石除去などのメンテナンスもお願いしている。
幸い、今の先生は非常に丁寧で痛みも少ない。
昔の歯医者に対する苦手意識もかなり薄れていた。
そんな信頼している先生が、「抜いたほうがいい」と言うのであれば、聞かないわけにはいかない。
私は恐る恐る聞いてみた。
「抜くのって大変ですよね?」
すると先生はこう答えた。
「簡単ではないですね。このクリニックで抜くより、大病院を紹介しますのでそちらをおすすめします」
さらに、
「静脈麻酔を使えば、かなりリラックスした状態で抜歯できますよ」
とも言われた。
静脈麻酔ならいけるかもしれない
静脈麻酔。
その言葉を聞いた瞬間、私は少し安心した。
実は胃カメラ検査で一度経験したことがあったからである。
その時は、「気付いたら終わっていた」というレベルで楽だった。
親知らずも同じなら何とかなるかもしれない。
そう思った。
先生に紹介状を書いてもらい、紹介先の病院を予約することにした。
ところが、さすが大病院である。
予約可能な日はなんと3か月以上先だった。
私は渋々了承し、3か月後の予約を取った。
抜歯前の説明
そして3か月後。
ようやく予約の日となり紹介先の病院へ向かった。
ただし、この日は抜歯ではなく事前診察である。
診察室で先生からこう説明された。
「上の2本は比較的簡単に抜けます」
「下の2本も歯茎の切開は必要ですが、そこまで難易度は高くありません」
私は思わず聞き返した。
「歯茎の切開!?」
親知らずというのは、生え方によっては歯茎を切らなければ抜けないらしい。
想像しただけで怖い。
とはいえ、静脈麻酔を使うので処置中の痛みはほとんど感じないとのことだった。
先生からは、
「どうせなら4本とも抜いてしまいますか?」
と提案された。
もともとは左下の1本だけ抜くつもりだった。
しかし親知らずがあっても特にメリットはない。
結局、左の上下、右の上下の2回に分けて抜くことにした。
そして当日
いよいよ当日。
左の上下を抜く日である。
部屋は意外にも普通の歯科クリニックと変わらない。
見慣れた診療用チェアに座らされ、まずは静脈麻酔の準備が始まった。
ところが、なぜか麻酔の針がうまく入らない。
看護師さんが何度か調整し、結局2回刺すことになった。
ちなみに失敗した1回目は結構痛かった。
そして麻酔が始まる。
そこから先の記憶はない。全くない。
名前を呼ばれ目を覚まし、時計を見ると1時間近く経過していた。
私は当然こう思った。
「終わったな」
ところが先生の第一声は予想外だった。
「終わってません」
え?
さらに先生は続けた。
「下の親知らずを抜いている途中で暴れられたので、中断しました」
「下の歯は途中です。上の歯にはまだ触っていません」
私はそれを聞いて訳がわからなかった。
「で?」という気分だった。
私の感覚では、
終わっていないなら何も終わっていないのと同じである。
そもそも暴れるとは何なのか。
記憶は一切ない。
暴れたらしい…
後でネットで調べてみたが、静脈麻酔では稀に興奮状態になり、患者が暴れたり抵抗したりするケースがあるらしい。
どうやら私はそのパターンだったようだ。
もちろん記憶はゼロである。
先生からは、
「今日はこれ以上続けられません」
と言われた。
ただし歯茎の切開までは行っている。
そのため、
・来週抜糸
・その際今後どうするか再相談
という流れになった。
私は意気消沈しながら会計へ向かった。
診療費は約1万円。
しかも抜歯は終わっていない。
さらに歯茎は切開済みなので、痛み止めを飲みながら痛みとも戦わなければならない。
なかなかの展開である。
最後に
来週は抜糸のため再び紹介先の病院へ行く予定だ。
そして問題はその先である。
続きをどうするのか。
本当に抜けるのか。
正直かなり不安である。
ただ、せっかくなので今回の出来事を記録として残しておこうと思い、この記事を書いた。
途中で終わったとはいえ、今回の経験が無駄にならないことを願うばかりである。
あとは無事に親知らずが抜けることを祈りたい。
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