【遺伝子をONにする】人間の皮膚は音を聞いている。見えないものを見る力
人間は、“聞こえない音”や“感じていないはずの音”に、実は無意識のうちに影響を受けている。
朝晩の空気が少しずつ肌寒くなってきましたね。
数年前にあることを知ってから、私は半袖のまま緑の中を歩く時間が、ますます心地よく、楽しみになりました。
「人間の皮膚は音を聞いている」という言葉に出会ったのです。
自然の中には、耳では聞き取れない“高周波数音”が多く含まれています。
小鳥のさえずり、風のそよぎ、川のせせらぎ…。
これらの自然音には、人間の可聴域(20Hz〜20kHz)を超える高周波成分があり、私たちはそれを皮膚や骨を通して“感じ取っている”といわれています。
科学的に言えば、「皮膚で聞く」というより、体全体で“振動や環境を感じ取っている”のだそうです。
花火、太鼓や雷の音が体に響くように、音は耳だけでなく、全身で体験しているのです。
【音に“年齢差”があるという発見】
私が「音」というものに興味を持ち始めたのは、友人との何気ない会話がきっかけでした。
ある日、彼女の家族が暮らす街に新しい商業施設ができたときのこと。
その入口付近では、「モスキート音」と呼ばれる高周波音が流されていると聞きました。
モスキート音は、未成年にしか聞こえない不快な高音を使って、若者のたまり場を防ぐために設置されることがあるそうです。
彼女のご主人は5歳年下。彼にはその音が聞こえるのに、彼女には全く聞こえなかったと話してくれました。
10年ほど前、当時小学生だった息子と一緒に、興味津々で「聞こえるかチェック」をしたのを覚えています。
結果は…息子には聞こえ、私は聞こえない。
人間の“可聴域”が年齢とともに変化することを、体感した瞬間でした。
見えないところで“音”に操られている
このモスキート音、実は私たちの生活のあちこちで使われています。
夜間のコンビニや駅前、商店街、公園などでは、防犯目的で高周波音を流している場所もあります。
また、科学研究では聴力の加齢変化や脳波との関係を調べる実験にも利用され、スマホアプリでは「あなたは何歳まで聞こえる?」といったテストにも使われています。
さらには動物よけ装置やアート作品、サウンドデザインの世界でも応用されており、“聞こえる人と聞こえない人で体験が変わる音”として演出されることもあります。
↓チェックしてみてください。お子さんとすると盛り上がります。
自然の音(鳥の声、木々のざわめき、水の流れなど)には、1/fゆらぎと呼ばれる「人間の心拍と調和するリズム」があり、脳波をアルファ波に導く働きがあります。
つまり、“心地よさ”という感覚も音に操られているのです。
こうして考えると、私たちは日々の生活の中で、“音”によって無意識にコントロールされているとも言えるのです。
それは決して悪いことではなく、
むしろ「人間という生き物が、どれほど繊細に環境と響き合っているか」を教えてくれます。
経済行動学と「選ばされている私たち」
私と息子は、「経済行動学」という学問にも惹かれています。
人が“なぜその行動をとるのか”を、心理と経済の両面から読み解く学問です。
実は、コンビニは「行動経済学の“実験場”」とも言われるほど、さまざまな心理効果が緻密に設計されています。
レジ横の肉まんや唐揚げは、「ナッジ理論」。
香りと温かい照明が、“ついで買い”を優しく後押しします。
飲み物コーナーでは、同じ種類を縦に並べることで、「売れている」と錯覚させる“社会的証明”が働きます。
BGMは心拍に近いテンポで流れ、滞在時間を伸ばします。
↑自然の音(人間の心音と調和するリズムでしたね)
レジ近くのスイーツは、“即時報酬”を刺激し、疲れた脳に「ご褒美」を与えたくなる仕掛けです。
そして人間は、無意識に“右回り”で動く傾向がある、といわれています。
日本人の約90%が右利き。右手で商品を取りやすい動線として、右回りが自然になりやすい。
だから多くのコンビニやスーパーは、右回りに自然と導かれるように設計されているのです。
私たちは「選んでいるようで、実は選ばされている」。そう気づいたとき、日常の風景が少し違って見えてきます。
【見えない世界に気づく力】
「皮膚で聞く音」も、「無意識に選ばされる行動」も、共通しているのは、
“目に見えない力が、私たちの行動や感覚を支配している”
ということ。
見えない仕組みに気づけるようになると、いつもの日常がぐっと魅力的に感じられる。
私たちは、常に環境と共鳴しながら生きている。
目には見えないけれど、確かに感じる世界。
その存在に気づいたとき、日常は哲学になる。
【遺伝子をONにする】
⚫︎皮膚を出して、自然音を聞くと脳が反応する。
⚫︎15分森林浴するするだけで、ストレスホルモンが下がる。
⚫︎木材に触れたり、緑色のものや森を見ているだけで脳波は下がる。
⚫︎石や土を裸足で踏む。
世界がどんなに変化しても、私たちが“ホモサピエンス”であることは変わらない
今日も私は、少し肌寒い風の中で、“音を聞く皮膚”で世界を味わっています。
季節の移ろいの時期ですね。
体調を崩さないように気をつけながら、皆さんもぜひ試してみてください。
また、お会いしましょう🍀
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