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話も寝るのも、マクラがむずかしいってはなし

肩の力を抜いて書こうシリーズ。



えー、まくらというのは、
話の頭につける小噺のことでございまして。

たとえば天気の話とか、ご近所の話とか。

そうやって
お客さんの耳をあっためてから、本題に入る。

…と、そう聞いたはいいが、
こちとら、この”マクラ”ってやつが、
どうにも苦手でしてね。

さァ、なにを話そう、どこから話そう、

と考えてるうちに、
あっという間に気まずい沈黙。

えー、以上です。
みたいな空気だけが残る。

まぁ、そんなわけで、
『せめて寝るときくらいはいい“マクラ”を…』と思いまして

ちょっと奮発して、
高級マクラを買ったんです。

“首と心をやさしく支える、夢のようなフィット感”──レビュー4.8。

ええ、ええ、支えてくれましたよ。
クビから肩まで、ついでにちょいとココロまで。

……二日で、首を痛めました。

なんですなぁ
話のマクラも、寝るマクラも、
合わないと痛みになります。

値段じゃない。
レビューでもない。
“合うかどうか”、なんですな。

で、結局どうしたかって?

今は昔ながらの
ぺったんこの煎餅マクラに戻りました。

話も寝るのも、
やっぱり“ちょっと物足りないくらい”が
ちょうどいい。

……という話を、マクラにしようと思ったんですが

これがもう、本題ってことでいいですかね?


#なんのはなしですか




──とっぴんぱらりのぷぅ

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