🎹【番外編】とんかつ、サイゼ、謎の呪文。我が家の「必勝」ルーティン
ピアノコンクール。それは、わずか数分の本番のために、数ヶ月の血と汗と、そして大量の「諭吉」を捧げる過酷な世界。
その中でも、最後に立ちはだかる最大の敵。
それは——緊張です。
舞台袖の魔物に打ち勝ち、実力を120%引き出すために。
私たちが辿り着いたのが、もはや信仰に近い(?)このルーティンでした。
🔥前日と当日の「食」の儀式
勝負の24時間前。
我が家の夕飯は近所の定食屋のとんかつ一択です。
「揚げて、勝つ(カツ)」
ベタだけれど、この分かりやすさがいい。
練習は確認程度に留め、胃袋と心を太くして眠りにつきます。

そして当日のお昼は、勝負飯の聖地——サイゼリヤ。
小学5年生、初めてピティナ予選を通過したときの昼食がサイゼリヤ、娘が食べていたのが「たらこパスタ」でした。
以来、我が家では
「たらこ=合格」が鉄の掟。
ツルツルと喉を通る塩気が、緊張で乾きがちな口内に活力を与えてくれる……
ような気がしています。

🔥ホールでの「ガチ」な最終調整
ホールに到着してからも、母娘の儀式は続きます。
他の子の演奏を聴いてホールの響きを確認。
その後は、楽譜を凝視しながら、ゆっくりとエアピアノ。
暗譜の抜けはないか。
指先の感覚はつながっているか。
脳内で何度もシミュレーションを回します。

さらに投入される、緊張対策・三種の神器。
水:お茶ではなく、喉に優しい「純粋な水」
キットカット:糖分は正義
保冷バッグ:夏のピティナは過酷。
チョコのコンディションを死守するための執念

🔥舞台袖。金メダリストの呪文を解き放て
そして、いよいよ出番直前。
舞台袖へ向かう娘が、修行者のように小さく唱えます。
「ハルチ、ウムチ、ツヅチ……」
ロサンゼル五輪・体操個人総合で金メダルを獲得した
具志堅幸司選手が、競技直前に唱えていたという言霊。
教えてくれた、仲良しのママ友曰く、
古神道に由来し、
エネルギーを「張り」
新たな力を「生み」
最後まで「続く」
という意味があるのだとか。
「これを唱えると、指の震えが止まって、集中のスイッチが入るの」

もちろん、信じる信じないは関係ありません。
「これをやれば大丈夫」と思える自分なりのスイッチがあること自体が、最大の武器なのだと思っています。
とんかつ。
たらこパスタ。
保冷剤で冷やしたチョコ。
そして、金メダリスト直伝(らしい)呪文。
結局、なんでもいいんです。
やるべき準備をすべてやり切り、
自分なりのルーティンを完遂したとき、
不思議と「今日はうまくいく」という確信が湧いてくる。
それが、本番で自分を支えてくれる。
さて。
皆さんのご家庭には、どんな「秘伝のルーティン」がありますか?
よかったら、コメントで教えてください。
