見出し画像

現場で“使われるICT”へ──Atosの挑戦とAtos Villageの役割

建設業界では「ICT施工」「DX推進」という言葉が広く使われるようになりました。しかし実際には、導入された機材やシステムが「現場で使われないまま眠っている」という声も少なくありません。部分的に生産性が上がっても、業務全体の流れに結びつかず、成果を実感できない──。この構造的な課題をどう解決するかが、今の建設業界の大きなテーマです。

私たちAtosが取り組んでいるのは、単なる導入支援ではなく「現場で本当に使われるICT」を広げること。そのために「人材の成長」「技術の実装」「地域への還元」をつなぐ取り組みを進めています。



若手×ICT/熟練×仕上げという新しい現場モデル

ICT施工の強みのひとつは、若手が比較的早い段階で現場に参加できることです。従来は長い下積み期間が必要でしたが、ICT機器を活用することで、若手でもできる作業領域が広がります。

一方で、精度の高い仕上げや経験に基づく判断は熟練者にこそ価値があります。
そこでAtosは、若手がICTを活用して作業を前倒しし、熟練が仕上げるという役割分担を推奨しています。

このモデルにより、1つの現場で同時並行できる工程が増え、生産性や利益率が向上します。そして「若手はデジタルを活かして熟練をサポートし、熟練は技術を伝える」──相互補完の関係を築くことができるのです。


Atos Village──教育・検証・実装・マッチングを一体で

こうした現場モデルを支える拠点が、福島県白河市にある Atos Village です。
45万㎡(東京ドーム約10個分)の広大なフィールドを舞台に、以下の機能を備えています。

  • 教育:ICT施工・最新機器の実機実習プログラム

  • 検証:ドローンポート、マシンコントロール建機、AI安全支援アプリなどの実証環境

  • 実装:PoCから現場適用までを一気通貫でサポート

  • マッチング:地域企業とスタートアップ、人材と地元企業をつなぐ仕組み

将来的には農業・畜産・林業といった一次産業の技術も取り入れ、地域とともに成長する展示・教育拠点へと発展させる構想です。


教育プログラム:導入編から特化コースへ

Atosの教育プログラムは「導入編」と「特化コース」の二層構成です。

  • 導入編(3日間実習)
    測量 → 設計データ作成 → 施工 → 出来形管理までを一連で体験。
    機器を触りながら“全体の流れ”を理解することで、自社はどこからICTを取り入れるべきかを判断できるようになります。

  • 特化コース(2日間など)
    ハンディスキャナによるSLAM測量、ドローン測量、施工機械操作など、分野ごとに深掘り。

メーカーに依存せず、中立的に「使いやすく現場に合う機材」を選定して学べるのも特徴です。遠方から受講に訪れる企業も多く、全国的に需要が広がっています。


スキルを「見える化」する認定枠組みへ

ICT施工を担う人材の評価は、これまで曖昧でした。経験年数だけで測られることも多く、実際に何ができるかが十分に可視化されていません。

Atosは産学や業界の仲間と連携し、「初級/中級/上級」のスキル認定枠組みを模索しています。
若手がステップアップできるキャリアラダーを明確にすることで、学ぶモチベーションを高め、業界全体の人材循環を健全化していきたいと考えています。


未来への展望:人材と地域をつなぐ

人手不足は避けられない課題です。だからこそ、他産業からの人材流入や地元回帰を促す仕組みが必要になります。
Atos Villageで学んだ人が、地元企業と出会い、時に起業を志す──そんな流れを支援するのも私たちの役割です。

また、インドネシア拠点を通じた海外人材とのつながりも活かし、多様な人材が建設業に参入できる道を拓いていきます。


まとめ:Atosのスタンス

  • 「導入」より「活用」──現場で使われるICTを広げる

  • 若手×ICT/熟練×仕上げの役割分担で生産性を高める

  • 教育・検証・実装・マッチングを一体で提供する Atos Village

  • 産学連携でスキル認定を設計し、若手のキャリアを支援

  • 地域や一次産業ともつながり、地方創生のモデルへ

私たちAtosは、ICT施工を通じて「現場を変える」「人を育てる」「地域を元気にする」ことを使命とし、挑戦を続けていきます。


お問い合わせ

Atos Villageの教育プログラムや技術検証のご相談は、以下よりお気軽にお問い合わせください。


展示会出展情報

2025年11月14日(金)、静岡県で開催される 「新技術交流イベント in Shizuoka 2025」 に出展いたします。

Atosは 「Atos Village」 のご紹介を行います。
会場では屋内ブース(ブース番号:15)にて出展いたしますので、ぜひお立ち寄りください。

詳細は以下のPDFをご覧ください。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。


メディア掲載のお知らせ

日刊建設工業新聞 様に Atos Villageを取材いただきました。

現場で試せる・学べる・実装できるフィールドとして取り組みを紹介していただいています。 ぜひチェックしてみてください。


▼メルマガ登録はこちら(月に2~3回配信いたします。)

https://q.bmd.jp/bm/p/f/tf.php?id=bm79945pe&task=regist

▼X(旧 Twitter)はこちら(平日はほぼ毎日更新しています。)
 NexTly(ネクストライ)@Atos(株)