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わくわくが続く子は、折れても戻れる——失敗を怖がる親ほど知っておきたいこと【第20回開催レポ】

こんにちは。
親子で学ぶ未来教育コミュニティ NEXT2035編集部です。

先日、NEXT2035 親子オンライン無料セミナー 第20回を開催しました。
今回お迎えしたのは、香港を拠点に世界で活躍する音楽家・永井雅美さん(香港シンフォニエッタ首席コントラバス奏者)です。

テーマは

「音楽で生きていく—世界で奏でる私のストーリー」

“音楽で生きる”という華やかな言葉の裏側にある、
行動・迷い・試行錯誤・ご縁の積み重ね。

そして何より、多くの親子の心に残ったのは、
「音楽の話」を超えた——

“人が動き出す瞬間の正体”でした。


第20回講師 永井雅美さんプロフィール

香港シンフォニエッタ首席コントラバス奏者。
神戸市出身。幼少期よりピアノ、声楽を学び東京学芸大学教育学部G類芸術課程音楽専攻卒業。桐朋学園大学ディプロマコースにてコントラバス専攻修了後、同大学研究科修了。

主に関東でジャズやポップス、オーケストラ奏者としてフリーで活動していたが海外で仕事がしたいと思い留学を決意。

オーストリア国立グラーツ芸術大学留学中、香港シンフォニエッタにゲスト首席奏者として招かれ、2008年より同団首席コントラバス奏者を務める。

現在はオーケストラ、室内楽等の活動で世界中を飛び回るかたわら、2011年に香港ではじめた自身の音楽教室にてピアノやリトミックの指導にもあたる。

2011年、2014年生まれの二児の母。

「音楽で生きる」は、最初から道があったわけじゃない

「音楽で生きている人」と聞くと、
才能があって、最初からレールが見えていて、順調に進んできた——
そんなイメージを持ってしまいがちです。

でも永井さんのお話から見えてきたのは、まったく逆でした。

  • 最初から完璧な計画があったわけではない

  • 最初から失敗しない保証があったわけでもない

  • あったのは、“やってみたい”という感覚と、小さく動く勇気

そして、動いた人にだけ、次の景色が開き、
その途中で、ご縁が生まれていく。

この“順番”は、進路選択やキャリア設計にも、そのまま当てはまります。

原動力は「ワクワクのエネルギー」だった

永井さんの言葉の中で、何度も出てきたのが

「わくわく」

先が見えない時期も、オーディションに落ちる日々も、
それでも「わくわくしながら楽器を弾いていた」と。

私たち親は、正直ここを願っていますよね。

  • 子どもに意欲を持ってほしい

  • 誰かの正解ではなく、自分の足で人生を歩いてほしい

  • でも、失敗はしてほしくない、遠回りしてほしくない、傷ついてほしくない

この矛盾を抱えながら、日々の選択をしています。

だからこそ、今回のセミナーは問いを投げかけてくれました。

わくわくは、どうやって生まれ、どう育つのか?

わくわくが育つ条件は「余白」だった

永井さんのお話から浮かび上がったのは、
わくわくは“才能”というより、環境条件に左右されるということ。

わくわくが育つ条件は、とてもシンプルでした。

  • 忙しすぎない

  • 失敗しても詰まない

  • 自分で選んでいい

  • 外れても戻れる

つまり、余白があること

時間の余白
の余白
選択肢の余白
失敗できる余白

NEXT2035で繰り返しお伝えしている
「出口戦略のある子育て」と、ここは深くつながっています。

出口戦略の本質は、子どもを“正解ルート”に乗せることではなく、
自由に試せる状態を残すこと

その土台があるから、人は安心して “まだ見ぬ世界への一歩” を踏み出せるのだと、改めて感じました。

親が先回りすると、わくわくは消える

逆に、わくわくが消える瞬間も、はっきりしています。

  • 失敗しない選択を優先しすぎたとき

  • 親の不安でルートを固定したとき

  • 「意味あるの?」で違和感を潰したとき

親が良かれと思って先回りすると、子どもは

  • 自分で感じる

  • 決める

  • 外れてみる

この全部を失ってしまう。

NEXT2035で何度も見てきたのは、
主体的に選んだ人ほど、折れても戻ってくるという現実です。

わくわくは、守られすぎた場所では育たない。
余白のある場所で育つ。

この視点は、進路や教育投資を考える家庭にとって、大きな判断軸になります。

2035年を生きる子どもたちに必要な力とは

AIやテクノロジーが進化し、正解の寿命が短くなる時代。
「知っていること」よりも、

  • 自分の感覚を信じて動ける

  • 小さく試して、修正できる

  • 失敗しても立て直せる

  • 人との関係の中で、居場所をつくれる

そんな力が、人生を前に進めるエンジンになります。

永井さんのストーリーは、まさに
“わくわく=人生を動かすエンジン”を体現していました。

今日できる、たったひとつのこと

最後に、今日からできることをひとつだけ。

「今ちょっと気になること」を、1つ書き出してみる。

大きくなくていい。
役に立たなくていい。
進路に関係なくていい。

それを否定しない。

それが、わくわくの芽です。

親の役割は、芽を“正解”に育てることではなく、
枯れない環境をつくること。

小さな芽が育つのは、派手な努力より、静かな安心のある場所でした。

【次回セミナー告知:参加お申込み受付中】
第22回 
「Be water -いきあたりばったり?心技体ー総合力の柔軟性が未来をつくる」
登壇者:野田しのぶ (自由に働く踊り子)

次回のNEXT2035親子セミナーでは、
学歴や一本の専門に頼らず、
国や業界をまたぎながらキャリアを組み替えてきた実践者、
香港で活躍する野田しのぶさんをお迎えします。

キーワードは 「Be water」

行き当たりばったりではなく、
心(価値観)・技(スキル)・体(行動)を切り離さず、
その時々で形を変えながら進み続ける力について、
ご自身の経験をもとにお話しいただきます。

子どもの進路を考えている方はもちろん、
「この先、AI時代や先の見えない社会の中で、私たちはどう生き、どう動いていけばいいのだろう」
そんな漠然とした不安や問いを抱えている親御さんにも、
きっとヒントを持ち帰っていただける時間になると思います。

第22回 2026年2月15日(日) 日本時間 20:00-21:00
「Be water -いきあたりばったり?心技体ー総合力の柔軟性が未来をつくる」
登壇者:野田しのぶ (自由に働く踊り子)

💻 Zoom開催(無料・先着300組)

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