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去年と同じように準備をしたのは、親の私だけでした。

毎年、
家族で映画館へ映画を観に行くのが恒例になっています。


ですが去年は、
下の子にとって映画館は
まだ少し早かったのかもしれません。



途中でぐずってしまい、
最後まで映画を観ることはできませんでした。



「やっぱり難しかったね。」



そう思いながら、

上映している部屋の外で少しだけ聞こえてくる音を聞き、抱っこであやしていました。



少し落ち着いてから上映中の室内へ戻り、
後方の出入口近くで様子を見ながら過ごし、
またぐずりそうになったら外へ……。




そんなことを何度か繰り返したことを、
今でも覚えています。



周りの人に迷惑をかけないよう、
人が一番少ない時間を選び、
後方の通路側の席を予約していました。


だから今年、
『トイ・ストーリー5』を観に行くと決めた時も、
少し不安がありました。




「また途中で出ることになるかもしれない。」

「映画代がもったいないかな……。」

「私と下の子は行かずに、
旦那と上の子が2回観たほうがいいのかも。」


そんなことまで考えました。



今年も去年と同じように、
空いている時間を選び、
後方の通路側の席を予約しました。



映画が始まると、

下の子はポップコーンを食べながら落ち着いて座っている時間もあれば、

旦那と私の膝を行ったり来たりする時間もありました。


「そろそろぐずるかも。」


去年のことが頭をよぎる場面も何度かありました。


一度だけ、大好きなウッディが映ると
「ウッジィー!」と大きな声で呼んでしまいました。



それでも、
その一度以外は騒ぐことも泣くこともなく、

途中で退席することもなく、
最後まで映画館で過ごすことができたのです。




去年は、
抱っこで映画館の外へ出たり入ったりを繰り返していました。


今年は、
旦那と私の膝を行ったり来たりしながらも、
最後まで映画館で過ごしていました。


 もちろん、
一人でじっと座っていたわけではありません。



それでも、去年の下の子には難しかったことです。




そして、
去年と同じように心配して準備をしていたのは、
私のほうだったのです。


子どもは、
私が気づかないうちに、
こんなにも成長していたのです。



毎年恒例の映画館は、
子どもの成長に気づく場所になりました。




来年は、
どんな表情でスクリーンを見つめているのだろう。




そんな楽しみが、また一つ増えました。 






#子どもの成長を感じるとき


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