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【選挙と鬱】7月25日㊎ ユーロスペース上映後トーク【小川淳也さん】

2025年7月25日㊎渋谷ユーロスペース『選挙と鬱』上映後トーク。
この日ゲストはなんと、衆議院議員で立憲民主党・幹事長の小川淳也さん。
参院選からわずか5日後、全国各地を、立憲民主党候補の応援に駆け抜けた疲れも癒えてない状況で、博士に会いに『選挙と鬱』トークイベントに来て下さいました(´;ω;`)
「今日は幹事長という立場は置いて、個人的にお世話になった博士に会いに来ました」と。小川さんから、とても丁寧にご挨拶いただきました。


『選挙と鬱』初鑑賞!

実は、小川さんは『選挙と鬱』をこの回が初見!
なので気に入っていただけなかったらどうしようと不安でしたが…。
上映後、舞台上にあがると固く握手をしてくださいました。

「作品としてよくできている」
「550万円の奨学金から始まる生活の描写に、今の若者の現実が映っている」
「途中でこれで終わるのかと思わせる構成も見事だった」
「全国比例の選挙って、大変だろうけど楽しそうだなぁと思いながら見てました
など、具体的な感想をいただきました!


緊迫の小選挙区(51%)、楽しい全国比例(0.2%)

小川さんの感想で「全国比例の選挙って、大変だろうけど楽しそうだなぁと思いながら見てました」という言葉に注目した。

小川さんの2024年衆議院の衆議院の選挙は、地元の小選挙区「香川一区」。そこで小川さんは、香川一区で投票した人のうち51%の人に支持されて当選しました。これはとんでもない割合。でもこれはちょっとした「遊び」も命取りということ。常に緊迫した中で選挙戦を戦い切ったと伺い知ることができる。

数字をみるとよくわかる。香川一区の有権者数は約30万人。実際の投票者は約53%の約15万人で、その中で小川さんは約8万票を獲得。投票者の二人に一人(51%)が「小川淳也」と書いてる。一言の失言や所作が選挙結果に直結する恐ろしい世界ということ。

一方で、水道橋博士が立候補した2022年参院選。全国比例で、当時の投票者数はおよそ5500万人だった。そのうち博士の得票は約11万票。割合でいえば投票した国民の約0.2%の得票率。これはもう言葉を選ばずにいうと、かなり自由(遊べる)なポジションと言えなくもない。(笑)

選挙の仕組みが違うだけで、こんなにも候補者の「身体性」や「表現の自由度」が変わってくるのか、面白い!

博士が演説中や選挙カーの中で遊びを取り入れたり、三又さんが製作とは関係のない演説ができる背景には、こういう余白があるからかもしれない。選挙区から出ていたらこんなに「遊び」は取り入れられないかっただろう(いや、博士と三又さんなら小選挙区でも「遊び」を入れていただろう)。とはいえ、政治システムに選択肢があるということはとても重要なことだと思った。

小川さんならではの、『選挙と鬱』評。
本作の「選挙」パートがここまで楽しくドタバタズンドコできた理由の一端に触れる事ができた。


扇風機ベストと、汗をアピールする政治

参議院選挙は夏の選挙。体力勝負。
小川さんは今回の選挙応援で「扇風機付きのベスト」を着てる候補者を見たそう。それを見て、「うらやましいな」と笑いながら思ったそう。
ステレオタイプだけど、選挙は「タフさ」が求められる。扇風機付きベストなんて来てたら、楽してるように見える!
全力で汗だくで走りつつ、さわやかな顔してる候補者こそ!任せられる政治家。

…撮り手としても確かに「画になる」と思った(笑)。選挙は大人の甲子園、おじさんおばさん達が全力で駆け抜ける青春!
そういうイメージを持っている人は一定数いるだろうし、実際撮ってきた僕としては複雑。絵的に強いのは事実だと思う。
…ただ、やっぱり非人道的だよなと…。小川さんと、そういう矛盾まで共有できたことが嬉しかったです。


演じる博士、演じられない小川さん

博士は芸人であり表現者。だからカメラが回れば、自然と「物語」を動かそうとするし、その力を持っていると感じます。だからこそ『選挙と鬱』はめくるめく展開が畳みかけるように起こっている。本作の重要な要素です。

対して小川さんは、そうじゃない。小川さんは大島新監督『なぜ君は総理大臣になれないのか』『香川一区』にて、いわゆる政治・選挙ドキュメンタリー映画の被写体となった経験をお持ちです。ドキュメンタリーに「撮られる側」の葛藤を聞いてみました。

小川さんが言っていた事で印象的だったのは
「演じるこということがない。大島さんにはそこ撮らないでくださいとか言ったことも一度もなくて、全部入ってもらって撮ってた。逆に言うと見られて困ることが一つもない。」政治家として、隠し事はない。小川さんは当たり前のように、まっすぐな姿勢で語ってくださった。そのことに、僕は圧倒されてしまった。

人はカメラを向けられた時点で、少なからず「演じる」ものだと言われる。
でも、小川さんにはそれが効かないんだ。いや、これ以上の問うのはなんか違うし、野暮だし、とにかくすごくまっすぐ。

他者と向き合うことと撮られることのあいだに区別がないし、
香川一区という選挙区で、選挙活動し続けた緊迫の日々の地続きを生きているようだ。小川さんは、常に「公」に開かれた姿勢でいる。常に情報を開いて、今を生きているということだ。そういうことが伝わってきた。こう語ると堅苦しく聞こえる。とても真面目なんだけど、小川さん語り口や人当たりはとても柔和で、どんどんとお話を聞きたくなる。

あまりにも政治家として信頼できる。


“真面目”という才能

この日のトークを通じて、僕が一番強く感じたのは、小川淳也さんという人の「真面目さ」だった。

体力的にきついはずなのに弱音を吐かない。
政治家としての軸を毎朝見つめ直して、「初心」を保つための時間を自ら設けている。

徹底的に真面目、見たことがない。

【真面目】
1.本気であること。うそや冗談でないこと。
2.まごころをこめること。誠実なこと。

ドキュメンタリーに撮られることにビビらず、演技しない。
常に公に立ち、飾らず、逃げず、誠実であろうとする。
誰に対してもやさしく気さく、柔和に話してくれる。

政治の世界に、こういう人がいるということに、僕は感動しました!!!
小川淳也さん、ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました!!!

改めて『なぜ君は総理大臣になれないのか』を見直したくなった夜でした(*^^*)普通に好きになっちゃってるじゃん!


映画『選挙と鬱』は、まだまだ続く。

『選挙と鬱』はまだまだ上映続きます!
全国各地の皆さん、どうかこの映画をうけとってください
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