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【選挙と鬱】7月23日㊌ ユーロスペース上映後トーク【九龍ジョーさん】

7月23日㊌、この日の『選挙と鬱』上映後ゲストは編集者の九龍ジョーさんです!本作への深い洞察、そして鬱という状態に対しての真摯なまなざし。他にもいろいろ、とても濃密な時間になりました!レポします!


水道橋博士と九龍さんの関係

九龍さんと博士のつながりは、水道橋博士が主宰していたメールマガジン「水道橋博士のメルマ旬報」が印象的。
九龍さんは初期からの連載メンバーの一人。最盛期には60人もの執筆陣が名を連ねる日本最大級のメールマガジンでした。このメルマガは、2022年博士が特定の政党から出馬したことで突然終了することになりました。


『東京自転車節』からのご縁

僕自身とのご縁は、『東京自転車節』を観てくださったときから。
当時も九龍さんは映画に応援コメントをくださって、舞台挨拶にも登壇していただきました。その時には、坂口恭平さんと一緒に来てくださっていて、それもとても嬉しかったことをよく覚えています。


坂口恭平さんの編集者として

九龍さんは、建築家・作家・ミュージシャンの坂口恭平さんの著書『躁鬱大学』『絶望ハンドブック』など、沢山の著作の編集も手掛けています。
坂口さんは自身が躁鬱病であることを公表していて、僕は創作パートナーとしての坂口さんが鬱のとき、九龍さんは編集者としてどう向き合っているのか、ずっと気になっていたので聞いてみました。


対象者が“うつ”のとき、カメラはどうあるべきか

僕自身、うつ状態にある博士にカメラを向けることが正しいのか悩んでいました。その迷いも、本作には正直に入れています。

ドキュメンタリーとして、踏み込むか・引くか、その判断は一瞬一瞬で違うし、作り手によっても異なります。

九龍さんが返してくれたひとことはとても明快でした。
「死ななければ、なんでもいい」

生きてさえいれば物語は続く。「人生は長い大河ドラマだから、ときには休んでいい。生きてさえいれば、いつか物語は動き出す」ということを続けておっしゃってくれた事も印象的で、深く心に残っています。ほんとにそうだなと。


きびしい選挙戦と、長屋のような人間模様

映画全体に対して九龍さんは、「登場人物が、まるで落語の長屋の住人に見えてきた」と言ってくれました。

政策や思想ではなく、暮らしの中に現れる人間模様もおかしさ。これこそが本作の魅力であり、見せたかったものなんだと改めて気づかされました(*^^*)三又さんを与太郎的存在といっていたのも面白かった!


「選挙結果は正解」という考え方

もう一つ印象的だったのは、今回の2025年参議院選挙結果についての話。

九龍さんは立川談志さんの言葉を引用して現在を受けとめていました。

「よく覚えとけ。現実は正解なんだ。
時代が悪い、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。現実は事実だ」(立川談志/49歳)

たとえ自分と意見が違う結果でも、有権者が出した答えは、そのときの社会の正解。

今回、投票率が上がった。つまり初めて選挙に投票した人が増えたということ。それ自体はとても良いことなのは共通認識。つまり、土俵に上がった人が生まれたという事、つまり、政治を自分事にした人が増えたんだ。
一度、自分のこととして関わっただけでバッチリ。
そしたこれから批判や揺り戻しもきたいできる、社会は少しずつ形を変えていくんだと考える事もできる。

「選挙結果は正解」は諦めでもなんでもなく、現実の肯定で、未来への希望も込められた言葉にも聞こえました。


九龍さんには他にも時間いっぱいまでいろんな話を聞かせてくださいました。九龍さんと一緒に話していると、なぜだか創作意欲が湧いてくるんです。こうしてお会いできたことに感謝。

改めて、九龍ジョーさん、そしてご来場いただいたみなさん、本当にありがとうございました!


改めて、『選挙と鬱』を水道橋博士さんと共に世に送り出せていることに、心から感謝。
生きていてくれてよかった。笑ってここにいられてよかった。

同時に、今もつらいの中にいる人、絶望の中にいる人、そしてそれを支えている人を想う。絶望の中の希望に、この映画がほんのすこしでもなったら。


映画『選挙と鬱』は、まだまだ続く。

『選挙と鬱』はまだまだ上映続きます!
全国各地の皆さん、どうかこの映画をうけとってください
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