見出し画像

縦書きepub作ってKindle出版した話

~はじめに~


まともなハウツーではありません。
(なので無料です)
あくまで個人のやってみたよ~の記録です。
きっかけとか、ご自身で調べて進める上での参考としてご活用ください。
こんな記事でも、どなたかのセルフ出版の手助けになれば幸いです。
ほとんど、自分のための覚書です。


1.げんこーを描く

GoogleDocsが良いです。
GoogleDocsに描き描きしましょう。
すでにnoteに出してる作品はコピペしてください。

noteではタイトルと本文だけの作品も、
あとがきを入れた方がいいです。
出来ればプロローグも。
本屋さんで売ってる本と同じスタイルが良いみたいです。

本文の加筆、お直しもこの段階で完成させましょう。
後から直し始めると無限に追求しちゃうので、
なるべくここで固定したいところです。

ねーこの場合は縦書き出版にこだわったので、
この記事では電書ちゃんのでんでんコンバーターを使って、電子書籍化する手順を進めます。

ハウツー系や、横書きスタイルが適している場合は、アマゾンのKindle Createがおすすめなので、
そちらをチェックしてみてください。

電書ちゃんのでんでんコンバーターでも、もちろん作れるので、この記事の手順で一度作成するのも、いいかもしれません。

2.まーくだうんで行間などを整える

たぶん他もそうなのですが、
電書ちゃんのでんでんコンバーターで電子書籍化すると、特に行間が詰まって形成されます。
そこであらかじめ、行間が正しく空く用に処理します。

空白にする行に、<p><br /></p>と入力しておくと、epubファイルになった時に、その行が空白になり、行間が一行空いてくれます。

二行空けたい場合は、<p><br /></p>を空けたい二行に入力しておけばOKです。

他にも、挿絵など画像の貼り付けや、ルビについても、同じように記号表記によって表示コントロールを行います。

この方法をマークダウンと言い、でんでんでは独自のマークダウンを実装しています。
くわしくは、でんでんマークダウンをご確認ください。

マークダウンによる、調整と、絵などの差し込みは全てこの段階で、完成させましょう。
と言っても、この後たぶん繰り返し調整することになりますが。


3.てきすとファイルを書き出す

GoogleDocsのファイル→ダウンロードから、
.txtのファイル拡張子でエクスポートします。

これもこの後、何回も繰り返すと思うので、
日付みたいに、ナンバリングしたわかりやすい名前で保存しましょう。
もし挿絵などある場合は、拡張子を.jpgでテキストファイルと一緒に、フォルダにまとめておくと、あとでやりやすいです。


4.てきすとファイルをepubに変換

ここでいよいよ、電書ちゃんのでんでんコンバーターの出番です!

1. 情報をいれてね!のところに、作品タイトルと著者名を入れます。

2. 縦書きの場合は、ページ送り方向の欄を、右から左(縦書き)を選択。

3. 右手のお好みで、の部分は特にいじらなくてもOKです。必要に応じて。

4. アップロードしてね、の参照ボタンを押して、テキストファイルと、本に入れる表紙以外の全ての画像をCtrlキーなどで複数選択してアップロードします。※表紙はアマゾンのKDPで登録します。

5. 作成したEPUBプレビューにチェックを入れて、変換しましょう。

これで、勝手に作成されたepubが保存されます。
プレビューが立ち上がるので、ざっくり確認します。

このでんでんのプレビューだと表示がおかしい場合があります。
主に行間やページ間隔がおかしいので、ここでは気にしません。
チェックすべきところは、放り込んだファイルが、全て揃ってるかどうかです。

画像が一枚足りない、とかあったら確認してください。
大抵は、画像そのものの拡張子が違う、例えば.pngになっているとか、
あとはマークダウンの表記が間違ってる、などのはずです。
テキストファイルのみの場合は、大体OKなはずです。

出来上がったepubには、作品名など名前を付けましょう。


5.出来上がったepubをチェックする

出来上がったepubを実際にkindleアプリで読んでチェックします。
Send to Kindleにアクセスし、自身のkindleアカウントでログインします。
kindleアカウント=アマゾンアカウントが無い場合は作りましょう。

ログイン出来たら、Kindleライブラリにファイルを送信すると書かれた、グレーの枠の中に、先ほどのepubをアップロードします。

少しすると、同じアカウントのkindleアプリで、
アップしたepubをダウンロードして読めるようになります。

ここでねーこは感動しました!
自分の作った読み物が、誰もが知っている電子書籍プラットフォームで読める!

わーっ!てなっちゃいます。

良いタイミングなので少し休憩しましょう。
この後、地獄が始まります。

デバイスが2台用意できる場合は、是非そうしてください。
PC+スマホかタブレットが良いと思います。PC+PCでもOKです。
PCで、最初のGoogleDocsを開いておきます。
これはテキストに変換した最終更新のファイルを開きます。
スマホorタブレットで、kindleアプリを開き、ダウンロードしたepubを開きます。

スマホ一台でやられる場合も同様に、GoogleDocsとkindleを開き、
すぐに切り替えられるようにしておきます。

やることは簡単です。
kindleであなたの作品を読んで、問題があったら、
都度GoogleDocsの原稿を修正します。

チェック項目は、

・誤字脱字
・句読点
・段落、行間
・ダッシュ、三点リーダー
・マークダウンの機能が発揮されているか
・縦変換による読書感


このあたりでしょうか?
加えて、表現の変更や新たな加筆ですが、
これはなるべく最初の段階で固めて置くことを、
今一度おすすめします。
何故なら、読み心地の改善にリソースを割く段階だからです。

横書きでリズム良く読めていた部分が、縦書きにしたらちょっと引っかかる。
こういうところを見つけて、改行や行間、あるいは句読点の調整をしてください。

セリフや重要な意味合いの文を中心に、必ず句読点を吟味します。

あってはならない誤字脱字と、ダッシュ、三点リーダーなどの表記間違いも確認します。

特にダッシュと三点リーダーは、見た目がわかりにくく、縦表記ではじめて違う棒や点々を使っていたと気づくことがあります。

あと忘れてはならないのが、でんでんのマークダウンが機能してるかどうかです。

画像が正しい位置に配置されているか?
ルビや、強調文などは大丈夫か?

思い描いたページになっているかを1ページずつ確認しましょう。

全ての確認が完了し、よしKDPに提出出来るぞ!となったら、
3.てきすとファイルを書きだすの頁に戻り、再び同じことを繰り返します。

出来上がった新しいepubはわかるように別名(ナンバリングなど)で保存し、先ほどと同じ視点で厳しくチェックします。

最低3回は同じ工程を繰り返し、磨きをかけることをおすすめします。

ねーこは、はじめてで要領が悪かったこともあり、
10回以上繰り返しました。


6.Claudeちゃんに投げちゃえよぉ!

先にある程度整える用途としてはOKだと思います。
GoogleDocsからPDFでエクスポートして、claudeに読んで貰います。
誤字脱字、句読点、文法など問題点を出してリスト化とか言って、粗削りしてもらえます。

しかし、実際にその後、手作業でチェックすると、
ぽろぽろと修正箇所が出てきました。
これは、作品の文字数が多ければ多いほど見落としが発生するようです。
トークン数が限られているためです。
別の作品では一節まるまる飛ばして読んだため、こちらの質問の意図が理解できないようなこともありました。

そして、文学作品に近づけば近づくほど、解釈の限界があることは間違いありません。
某ChatGPT氏に比べると、だいぶ柔軟ではありそうですが。

純粋な間違い探しであれば、最大で一章分くらいに区切って投げれば、かなり頼りに出来ると思います。



7.せるふ出版KDPに登録

これを先にやっても大丈夫です。
ねーこは一番最初にとりあえず登録しました。
KDPとは、キンドル・ダイレクト・パブリッシングの略です。
「みんな直接kindleに出版できるよ」みたいな感じですね。

登録に必要なのは、
・アマゾンアカウント
(普段の買い物と区別したい場合は新しく作る)
・銀行口座
・マイナンバーカード
・英語表記したご自身の住所
(英語表記不慣れな方はあらかじめ)

実はもうあんまり細かく覚えて無いので、ひっかかりポイントだけ。

住所にアルファベットが2文字含まれなければならない問題

KDPの住所登録そのものは、普通の日本語表記で良いのですが、
銀行口座登録の際、普通に住所を入力するとエラーになります。

システム上、どうしてもアルファベット2文字以上が必要なようで、
ChatGPTに相談したら、意味の無いabを付けるように言われました。

登録後、1円の送金テストがあり、無事に入金されたので、この通りで大丈夫なようです。

東京都 〇✕市 〇-〇-〇 白浪楼101号室
→アルファベットなしで通らず……

東京都 〇✕市 〇-〇-〇 白浪楼101号室ab
→謎のアルファベット2文字で無事通過、おかしくない?

ブラジルのせいで永遠に保存完了出来ない問題

これも金銭に関する問題です。
上記のabで無事銀行口座は登録出来ましたが、
何故か、保存に進むことが出来ず困惑しました。

ChatGPTに聞いても、的を射ない知ったかぶりの連呼で、激しくミスリードします。

米国税務登録に進めば、銀行口座の登録がリセットされ、銀行口座登録しなさいと言われ、再び銀行口座登録を入力すると、未記入箇所があり保存出来ない。

原因は、ブラジルのお客様が本を買った場合、
現金のやり取りが出来ないよ、と書かれたエラーメッセージでした。

ねーこは「ああ、ブラジルのひとには本売れないのか」程度の解釈でしたが、これは現金でやりとり出来ないから小切手設定しなさいというエラーメッセージでした。
なので、ブラジルのお客様も買えるように、小切手の設定をして完了です。

無事、保存できて、次の米国税務の登録に進めました。

詰まったのはこの2点くらいで、
AIなんかに聞きながらやれば登録できます。

あとは書いてあることにそって、
作成したepubと表紙絵をアップロードしてください。このあたりほんとざっくりでごめんなさい。
表紙絵サイズとかChatGPTなどに確認してね。

なお、収益については、Kindle独占販売契約のKDPセレクトと、普通販売で少し分かれます。

KDPセレクトの場合、90日間の独占配信、つまり、noteなどへの掲載や他のストアへの出品がNGになる代わり、Kindle Unlimited(読み放題プラン)に作品が掲載され、通常の販売収益に加え、読まれたページ数に応じた収益が得られます。

魅力的に見えますが、有料noteと二刀流とか、
そもそも原作をnoteに載せてる場合、取下る必要もあり、悩ましいところです。

このあたりも予めどうするか考えておくと良いかも知れません。

全ての設定とアップロードが完了すると最大72時間の審査期間を経て販売開始です。


~最後に~

普段、文学よりの作品ばかり描いているので、
(あれが果たして文学と呼べるのか?)
こういうハウツーは本当に苦手です。
読みにくかったり、???な部分もあったかと思います。
最後までお読みいただいた方、本当にありがとうございます。
願わくはこんな記事でも、
誰かの出版できた!に繋げられれば幸いです。
ありがとうございました。

2026年4月
ねーこ🐈

この度出版した『林檎とシナモンのラテ』の表紙














いいなと思ったら応援しよう!