埋められた空白の夜
──身体だけ、満たされた私
— episode by Taiki —
挿入した瞬間、脳内にビビビと走る微電流。
「入れただけでイキそう」
……って。
「少しでも動いたらイキそうだから動けねーな」
……って。
同じ気持ちなのが嬉しすぎて、
奥が勝手にヒクヒクする。
「なんでこんなにイイんだろうな」
えっろい顔で私を愛おしそうに見つめながら
溜め息吐くみたいにそんな事言うから、
耳たぶを軽く噛んで
「もう何されても好き」
って首に強くしがみついた。
満たされてるのに全然足りなくて、
奥まで突かれてるのにさらに奥に欲しくて、
「もっと…もっと欲しい」
と懇願する。
さらに深いところで繋がりたくて、
もどかしくて。
「こっちでも繋がりたいね」
……なんて言いながら、
少し大きめで硬いソレを、
ためらいなくアナルに押し当てた。
準備なんて何もできていないのに、
衝動と勢いだけで押し込むから、
先端が入り込む瞬間、
処女膜を突き破られたみたいな鋭い痛みが走る。
痛いのに、嬉しくて、泣き笑い。
変わらない部分を愛でながら、
変わることを好む私たち。
ずっと欠けてたパズルのピースを
15年振りに見つけてハメてみたけど、
全く色褪せてもなく
形も変わらずピッタリそのまま。
やっぱりちゃんとここにハマっていないと、
──生きた心地がしない。
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この夜に、心が少し揺れたなら。
その揺れを、ここに置いていってください。