花組青年館公演「DEAN」観劇感想・脚本の素晴らしさについて(生き方を見直すミュージカル)
やべえってほんまに(号泣)
皆様、ごきげんよう。
DEAN、やっとこさ土日で行ってまいりましただ…。もうね。号泣です。
エデンの東見てたのもありましてね、最初にディーンの写真がどこどこ映し出される演出なんですけどそこから涙ぐんでました。
ディーニーー!!!!!😭😭
いろんな方と観劇かぶりしてたんですけど、この私がそんなことを気にせず終演後も即座に号泣しながらトイレに向かう(青年館のトイレ列は鬼畜であります)というね、泣きながらトイレ列並んでいるという3公演でございました。
ここから先は生徒さんと脚本の良さについて
まずこの方、極美慎
星の王子様が愛読書だったディーン、それに係るように星という歌詞がたくさん出てきますが、まさに星組から来た男役キワミシン、そうだれでもない、それ以上でもそれ以下でもないキワミシン(なんか下級生のころ星本でそんなこと書いてたよね)がね、まあ似てるわけでもないんですけどなんか知らんけど見えるんです。ディーンに。会ったことないあの人に。
確実に演技力が増しています。なにより噛みません。聞いて!違うの!私むかし星ファンだったからピヨミシンの頃から見てるんですけどマジで気持ちの入り方が違うんですよ!噛むってことはセリフを言わされてるんです。でも言わされてない。ちゃんと自分のものにしてます。声のトーンの変え方も素晴らしいです。
エデンの東、ゆりさん監督に吐き捨てるシーン、あちらは日替わりで気分によって変えていたのかな?
だとすればかなりの乗り具合です。笑顔のシーンはホンモノの極美慎のようでした(お茶で見せるような無邪気な感じ)が、そうではないシーンはあの猫背具合も含めて憑依型。
そして、最後のセリフの間の取り方。
あれを間違えると死にます。でも全員が生き返りました。
じゃあ、また。
大号泣。拍手。一度でも二度でも何度でも生きて死んでの繰り返しの役者であるタカラジェンヌにとって、非常に意味のあるセリフもたくさんありましたし、私たち日本人が括られている悲しいしがらみに反抗するセリフも全て響きました。素晴らしい役者になった…と何故か上目線で観劇しまくる私。しかしそこにはやはり脚本がかかせません
役者の顔だけ見にくるならタニタカヤ脚本はもったいないぞ
結論から言えばこれ。
私はまずですね、デジマジで驚きました。幕末好きな私はシーボルトとオタキさんの関係にぶっ飛びました。たのしーー!!そして歴史的改変もおもしろい。許せるタイプのきちんとした考証があってこそのミュージカルでした。
タニタカヤ、それは信じられる脚本家。
2021 - 2022年 花 元禄バロックロック
2024年 星 RRR √ビーム 森無知爆流行
2024 - 2025年、花 エンジェリックライ(永久輝せあ大劇場お披露目)
一応全て東宝で観ていますが素晴らしかったですね。特にRRRはクソ長インド映画かつ結構グロいのですが曲がまあ良くてバーフバリが好きな私的にも大好きな映画だったので、やるだろうとは思ってましたけどまさか本当にやるとはーー!!!!!となり不安半分でしたが、よくまとまってた!!!礼真琴サヨナラショーも最後はこの曲!って感じでよかったですよね。
バロクロ、エンライについてはやはり脚本に忠臣蔵や天使と悪魔や旧約聖書が出てきたりと知性を感じざるを得ません。今回のDEANは元は海外ミュージカルであり版権は厳しく、さらに過去作品を潤色していくものでしたが、版権が厳しいせいでバブ👶だったワイさんはスカステでも観てないんですよ。
なので噂で聞くしかありませんでした。
どうもラストシーンがかなり違う演出で泣けたと。
えっ、あのシーン?!!!わ、わたし…死後の世界とかダメなんですけど?!!!あれ…タカヤのオリジナルやったん?!!!ありがとう…
とにかくありがとうの一言です。またよろしくお願いします。
ふっきれててよかったよ!らいとくん
隣の方に聞かれたのさ。あのシマシマの白いスーツのイケメンは誰かってね。
そう、あのトチ狂ったディーンでバーンでドーン💥の人はね、悪魔城で俺たちを夢中にさせたマグヌスくんこと希波らいとくんです!、と。(んなこと言ってない)
私がらいとくんを認識したのは花男でした。おっとーー?!突然の西門ー??若いな??(?)
この子は劇団の推されなんやなぁと思っておりましたらねえ、まあ!!まあまあ!!
こんなコミカルに2番手ポジができるし歌もよくなって!!!非常に襟足が気になるけど極美慎と並んで遜色ないスタイル(キワミシンが役のためにヒールを履けてないのもあるけど)が際立ち、めちゃくちゃに「バリよかった」です。
吹っ切ってる変人の演技、合ってるね!はいからさんのときから思ってたけど役者さんとして、コメディ合ってるなぁと。これからの活躍に期待です!ブクマグヌスくん宝物ですよ。
流石の歌唱力・組長 美風舞良様
彼をスターに♫
家に帰ってからDEAN鑑賞済みのオカンと曲について語ってた時に真似して歌っていました。もうね、美風さんが来てから花のコーラスが変わったと言われてますようにやっぱうめえわ…演技もうまいし貫禄もあるし。
最後の「悪い子ね」もね、あれほんとに私たちがきっと本物のディーンに言いたかった言葉なんです。私たちから去っていくなんて、なんで悪い人なの?女の子はそういうでしょう。セリフでも布石が二ヶ所ございました。
でもヘッダは違います。悪い子ね。
ヌァァァァァァァーーー(ここでも大号泣)。
なんつーミュージカルなんや…ここまでの役者を揃えてくるなんて…泣くてほんま(泣いたけど)
月担の英雄 紫門ゆりや!!!
そう、月担としてはね、ほんまにね、この美貌の91期次席であるゆりさまがデスで凄まじいメイク落としを毎日していた大劇場公演から数ヶ月、イケ散らかしたスーツのしかも!エデンの東の監督をされていることにヒィン!!となったわけです。しかも超重要な役。そう、ディーンの生い立ちとエデンの東の物語を融合させつつ説明する、兄アロンと間違える無関心さ、ディーンを焚きつける大監督。
ラストシーンも非常に良かったですね。
ゆりさんだからできる、らいとくんとのかけあいの「….え…?」の間合いも素晴らしい。
やはりモンパンシェ侯爵夫人に踏まれながら海ちゃんのあなた香水臭い!と歌われて東宝から香水を振りかけるアドリブを追加しまくったゆりさんの素晴らしさ、月担の私は忘れておりません。フィナーレも爆イケです!!!!!
さあさあ106期!遼美来くんを見よ!
みんな〜知ってるよね〜?
ピア・アンジェリの婚約者というか旦那役のヴィック・ダモン役の遼美来くん。
下級生ですが非常なダンサーでありピックアップされまくりのロケット、悪魔城では新人公演でまさかの侑輝大弥でびっくりしていたサキュバスに新人公演でも遼美来くんをぶち込んできたもんだからさらにびっくり。
彼はですね、大道具さんから酒場で追い出される(鏡くんがずっと母さんに会いに行けよ〜と歌ってるシーンですね。映画では売春宿とは訳されてないんですけどそうなんでしょうか…)船乗りで追い出される可哀想なお酒ください人間だったり、そしてピアに花束を渡すイケメン。
あら?なんだかピアの旦那さんって桜木みなとさんの面影もあって可愛らしい顔だちでなんかセンターでめっちゃキメ顔で踊ったり可愛く大道具したりテキサスでもこれまたセンターに出てくるしフィナーレの表情が非常にけしからんあの男役は誰?
はい!!!遼美来くんです!!!!!覚えてください!!!!!新人公演でたぶん主演しますよ(だよな?)
鏡くんと並んでシンメが多いのですが、蒼月抄ともう一作、鏡くんと美来くんの主演で106期は長の期フィナーレかと。だよな?劇団さんよお?(圧)
実はめっちゃ贔屓してます。推しです。ダンスも細かい演技もまあ上手い。早すぎるがゆえに回転抑えてますよ、美来くん。すげえんだってばよ、遼美来。
今後ともよろしくお願いします。
ディーンの生い立ちと映画のシーン
エデンの東では悩ましい親子のシーンが中心でした。そしてアンジェリとのデートは禁断のデートシーンを採用。理由なき反抗もおなじはず。ですがチキンレースとプラネタリウムが。ジャイアンツでは石油。
映画を見ていなくてもわかりますが、どれが映画のシーンでどれがディーンの話なのか、それが区別がつかないような構成で物語りは進んでいきます。
エデンの東ではとんがってるディーンと甘えたいディーン…その生い立ちの説明が一気に出されるのですが映画のシーンとゆりさんとの掛け合いにより進みます。
一幕終わり、さみしい…
号泣です。エデンの東のキャルと重なりすぎて。
二幕、トラウマのエンジン音。ここではディーンがニューヨークに
・何もかも捨てて帰ってきた
・レースにハマっている
・もう一度ガソリンを入れてニック監督と名作を作る
・父親との関係について話して提案=家族の話はもう映画のシーンではしない
・チキンレースをするので「死ぬ準備」をしておくべきだとニックは言った
など重要なセリフがわんさか出てきます。
そう、ディーンは交通事故でただ1人亡くなったんです。相手も同乗者も無事でした。レースに向かう途中だったとか。
そしてジャイアンツのシーンでのベンジャミン(らいとくん)との掛け合いとの話でも出てきます。
理由なき反抗でチキンレースを提案。そこでニックは死すら感じます。
映画の抜粋は決闘とプラネタリウム。
決闘はチキンレースのきっかけなので必要。そしてあの赤いジャケが!!!!!ふぃー!!!
プラネタリウムでは「滅んでみた気分はどうだ」と聞くシーン。これも死がつきまとう。
死ぬことは怖くない。怖いのはあの空が割れた時に光が見えないこと。
これも布石です。
ジャイアンツ。ここでベンジャミンとどうやったらお前はそんな愚かで破天荒な生き方ができるのか?歌。一回死んでみればいいのさ!!
さあ、ここで理由なき反抗のプラネタリウムが生きてきます。そしてニューヨークに戻った彼は一度役者を辞めて死んでいるのです。だからもう怖くない。
ベンジャミンとの友情を確かめるシーンとなりました。
そしてジャイアンツ。石油が吹き上がるシーン。ここではディーンが全てを解決したかのような、そんな晴れやかな顔をしています。
敵も去っていく、自分から去っていく人もいるけど。
この石油が青空を突き破って光を見せてくれる。
もっと!!もっとだ!!!!!
そう、彼は死は怖くない。しかし怖いのは…と理由なき反抗のプラネタリウムで話していました。もう何も怖くないのです。
だから行ってしまった。
とんでもない事故が起きたと思わせるSEが劇場に鳴り響きます。
そしてディーンが死んだことが知らされる。
我々にも突然のことです。だってさっきまで石油のシーンだったじゃん!!
当時の人々の衝撃の少しでも私たちが味わうような演出に痺れました。
しかしディーンの死はエデンの東の一般映画公開より前であることには驚きました。試写会で人気者になった彼は、もう映画の中にしかいない。こんな完璧な役者はいません。世界一の役者になるとはこーゆう意味なのかと、問いかける私でした。
いやいや、本当にね、考えさせられまくりでした。とにかく円盤が欲しいですよろしくお願いします。
私がチケットを複数枚持ってて、この素晴らしい舞台を私が全て見て良いのか?
だれかの人生に必要なんじゃないだろうか?
そう思ったのは別箱なのもありますが初めてでした。
忘れることのできない公演となりました。
カンパニーの皆さま、ありがとうございました。
花組最高っ!!!キワミシン、応援してるからね!
おわり
