拝啓、志村正彦様へ
貴方が亡くなったあの冬から約16年が経ちました。そちらの世界ではいかがお過ごしですか?音楽は作っていますか?ギターを弾いていますか?のんびりと歌いながら生活を送っているんでしょうか。
私が貴方を知ったのは、中学生の時。兄はずっと好きで、当時兄の影響で四季盤の秋“赤黄色の金木犀”を聞いて好きになりました。何回MVをみたかわかりません。何回口ずさんだかもわかりません。
「いつかはライブ行ってみたい。」
そう思って過ごしていたら、突然、あなたの訃報が入ってきました。兄が、
「志村が!志村が死んだ!!」
と、叫びながら階段を駆け下りてきて、その時ちょうど私は“若者のすべて”を聞いていました。本当にびっくりして、自分でも検索して何度も何度もニュースを読みました。突然のことで兄と2人で呆然としていました。
その後、残されたメンバーがしっかり志村の意思を引き継ぐかのように活動してくれた時は本当に嬉しかった。夜明けのBEATのMV、俳優の森山未來が踊って、メンバーは映っていたのに、声は聞こえるのに貴方の姿映っていなくて本当に寂しかった。この曲を一番かっこよく歌えるのは紛れもなく、貴方だけだと思う。けど聞けないのが今もずっと寂しい。
その後の3人体制になったフジファブリックのライブも高校時代に兄と2人で行った。楽しかったし、最高だった。
けどずっとずっと、貴方のライブを見てみたいという気持ちはなくならない。
好きになったときは中学生だったのに、気づけば貴方の年齢越えちゃった。もう私のが年上のお姉さんです。あのね、フジファブリックも活動休止しちゃったの。解散じゃないからね、なくなったわけじゃない。でももっと寂しくなっちゃった。
命日でもなんでもない、今日この日に書いたのは、プレイリストで音楽をかけたときに「Sugar!!」が流れてきて、貴方の声が聞こえたんです。そしたら、ふと寂しくなって、泣けてきちゃった。だから書いてみました。
貴方の歌はいまでも数多くの人の心に残っていて、いまでもなお、いろんなアーティストがカバーしてくれたりしてます。貴方の残した名曲たちは本当に素晴らしい物ばかりです。
もっともっと聞きたかった。ライブに行きたかった。もっと早くに知っていれば、ライブに行けていたかな。
貴方のライブに行く。これが私の夢だった。
貴方がいない世界で貴方の音楽に寄り添ってもらいながら、できる限り頑張るので、なので、どうか、私もそっちの世界に行ったときは、どうかライブ開催をお願いします。どうかよろしくお願いします。
敬具
