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(82)ハルジオン

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ハルジオン

北米原産の植物である。
その和名は「春紫菀」と書き、「春に咲くキク科のシオン(紫菀)」を意味する。
しかし、ハルジオンはキク科シオン連ムカシヨモギ属であり、シオン(キク科シオン連シオン属)とは全く別の種なので注意が必要である。

日本への渡来と野生化
大正時代、ハルジオンは「ピンクフリーベイン」という名前で観賞用として日本に持ち込まれた。
しかし、次第に飽きられ、放置された結果、野生化。
道端や空地で見かけることが多く、一部の地域では「貧乏草」と呼ばれた。「折ったり摘んだりすると貧乏になる」といった言い伝えも存在する。
しかし、その若苗ややわらかい茎葉、蕾、花などは食用として利用可能である。

増殖と薬剤抵抗性
ハルジオンは増えすぎたため、各地で除草剤を用いて駆除されることとなった。
しかし、除草剤の効果が薄れていき、ついには薬剤抵抗性を持つに至った。
抵抗性を持った上で増殖するハルジオンは根本的な駆除が困難となり、現在ではほぼ日本全域に広がり、まるで太古の昔から日本に生えていたかのように、風景に溶け込んでいる。

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