母の入院~(7)リハビリ病院に行くと
■ リハビリ病院に行くと何が起きるのか
また、少し書きたい。リハビリ病院に行くと、どういうことがあるのかということ。
高齢の母が大腿骨骨折をして入院。
急性期の病院での治療のあと、リハビリ病院を探す。
なかなか、リハビリ病院は決まらなかった。
これは注意するべき所だ。
普通の病院もこれだけ高齢者が多ければ、病気やケガをする人が多くいっぱいだ。
そして、どうしても患者の回転がゆっくりになるリハビリ病院は空きが少ない。
母は運よく決まって転院した。
■ アクセスの悪さとお見舞いの難しさ
しかし、交通が不便な所で、私が、お見舞いにたびたびは行けなかった。
急性期の病院は、駅から近くて、車の運転をしない私でも、たびたびお見舞いに行けた。
2~3日に一回はお見舞いに行っていた。
ところが、リハビリ病院はそうはいかなかった。
■ お見舞いが患者の精神状態に与える影響
お見舞いというのは、本当にバカにならない。母の力になっていたようで、リハビリ病院に行ったにもかかわらず、アクセスが悪くて私の見舞いに行けなかったのとプラス、私が風邪で一週間くらいお見舞いに行けなかった。
■ 精神状態の悪化と早期退院
母は、せっかくリハビリ病院に入院したのに、どんどん精神状態が悪化して、「1時間でも早く帰りたい。ベッドが無いなら、玄関に寝てもいい」と言って、退院してしまった。
こまめに見舞いに行けなかったのは、いろいろな支障が出た。母の食事が、どこで情報がすれ違ったのか、刻み食になってしまっていて、食事などという初歩的なことで不満が溜まってしまっていた。
また、急性期のリハビリの先生とやり方が大きく違い、母本人が戸惑っているということも、頻繁に見舞いに行けなかったので、把握できず、リハビリが効果がないと本人は思い始めてしまったのも痛恨だった。
■ リハビリ病院で長くリハビリを続けるために
リハビリ病院で長くリハビリするためには、お見舞いに行って元気づけないと、本人が帰ると言い出す可能性が高くなるような気がする。
また、リハビリ病院で、治療・リハビリをしている人は、認知症や脳梗塞の方が多く、どちらも、認知力が低下していて、コミュニケーションが難しい上に、健康な人でも、プロでなければ雰囲気に引っ張られて、気持ちが沈む可能性があると思う。
ケガや病気で弱っている場合は、なおさら引っ張られる可能性があって、そこをケアできないと、本人が入院生活に耐えられないのだということを、まざまざと見せつけられた。
■ リハビリ病院での調査票と家族の役割
もう一つ、リハビリ病院の特徴は、いろんなことを把握するために、調査票みたいなものを家族が書き込んで病院側とシェアすること。
本人の個性・趣味・関心などを詳しく書類に書く。これを参考にして、話題を振ったり、病棟での参加イベントなどの参考にされるのかもしれない。
そして、家の間取りや段差、特に、玄関や風呂、トイレや階段の段差の高さや形状を書く。
それぞれの動作のためのリハビリを行う。浴槽をまたいで入る練習などもする。
これらの調査票は、いったん家に持ち帰って書くのだが、書いてからコピーを自分でも持っていたほうがいい。
■ 調査票のコピーを取る重要性
何かと役に立つはず。私は、コピーをとっていなかったので、また、福祉の窓口など、別な所で、似たようなことを書き直さなくてはならなくなっている。
まとめ
① リハビリ病院がすぐに決まらない現実
• 高齢化で病院が混んでいる
• リハビリ病院は回転が遅く空きが少ない
• 転院先探しは本当に大変
② アクセスの悪さが家族にも影響する
• 急性期病院は駅近で通いやすかった
• リハビリ病院は遠く、見舞いの頻度が落ちた
• 見舞いが減ると、患者の精神状態に影響が出る
③ 見舞いの重要性
• 母本人が精神的に不安定になってしまった
• 食事の形態の誤解など、家族が見ていれば気づけたこともあった
• リハビリの方法が急性期と違い、本人が戸惑っていた
④ リハビリ病院の特徴(調査票など)
• 家族が書く調査票がある
• 家の間取りや段差まで細かく書く
• コピーを取っておくと後で役に立つ
